「毎月貯金をしたいけれど、なかなか貯まらない」

「貯金のためにいろいろな方法を試してみたけれど、どれも途中で挫折してしまって続かない」

といった悩みを持つ人は多いのではないでしょうか。

そのような人にこそぴったりなのが、SNSを中心として話題となっている「365日貯金」です。

この貯金方法は数年前から徐々に注目度が上がってきていますが、現在はインスタで「#365日貯金」と調べてみると1.8万件以上投稿されているほどです。

そこで、今回は「365日貯金」の概要やどのくらいの金額が貯まるのかなどについて紹介します。楽しみながら貯金がしたいという人は必見です。

1年で約7万円貯まる 「365日貯金」 人気の理由と継続のコツ

「365日貯金」のやり方

「365日貯金」とは、その名称通り365日間かけて毎日コツコツと貯金していく方法です。

始めるにはまず、

・ 1~365までの数字を書いた365日貯金シートと呼ばれるもの

・ 塗りつぶす際に必要となる色鉛筆やマーカー

を用意します。

方法もとても簡単です。

1日に1つ、1~365の中から好きな数字を選んでその選んだ数字と同じ金額の小銭を用意して貯金箱に入れていきます

財布の中に入っている小銭の金額に合わせて、数字を選ぶのもよいかもしれません。

あとは、小銭を入れた数字の書かれたシートのマス目を色鉛筆で塗りつぶせば完了です。

この作業を365日毎日続けていくと一定の金額を貯められる仕組みです。

「365日貯金」の人気の理由

「365日貯金」はネット上でも話題を集めていますが、一体なぜここまで人気を集めているのでしょうか。

一見シンプルで地道に見えますが、さまざまなエッセンスが隠されています。

(1) 準備する物が少なく手軽に始めやすい

支持されている理由の1つは、準備する物が少なくて誰にでも気軽に始められるという点です。

シートに使う紙と塗りつぶすための色鉛筆、あとは貯金箱さえあれば大丈夫なので、初期費用ほぼ0円で思い立ったときにすぐに始められます。

365日シートは手書きやエクセルで作成してもよいですが、無料でダウンロードできる素材がネット上にアップされているので、そちらを使用するのもおすすめです。

また、毎日貯金額に応じて1マス塗りつぶすだけという手軽さも魅力です。

2~3分程度あればできるので、負担に感じることもなく忙しい人でも継続しやすいことでしょう。

(2) ゲーム感覚で楽しめるので続けやすい

毎日1マスずつ塗りつぶすというのは一見すると地味な作業に思われるかもしれません。

しかし実際始めていくと、塗りつぶした範囲が少しずつ広がっていくのを確認できるので、ワクワクとした感覚や達成感を感じながら進めていけます

ビンゴゲームでカードの穴が開いていく感覚やクリスマス当日までの日数をカウントダウンしていくアドベントカレンダーを開けていくような感覚に近いかもしれません。

毎日着実にゴール(目標)へと近づいている様子を目で見て確認できるので、モチベーション維持にもなりやすいと言えます。

ゲーム感覚で楽しめる

(3) 自由度が高く融通をきかせやすい

365日毎日必ず貯金しなければならないわけではありません。

たとえば、財布の中に小銭が500円玉1枚しか入っていなかったとします。

この場合には、200円と300円として2つのマス目を塗りつぶして2日分まとめて貯金するというのもOKです。

反対に前日貯金するのをうっかり忘れていたという場合には、翌日にまとめてマス目を塗りつぶすのもアリです。

自由度が高くて融通もきかせやすく、ズボラな人や3日坊主だった人でも継続しやすいのでおすすめです。

(4) 子供の金銭教育にも役立つ

「365日貯金」の1日の貯金平均額は183円と少額なので、金銭教育の一環として子供にさせてみるという人も多いようです。

近頃はお金の紛失防止や無駄使い防止のため、一定の金額を入金した電子マネーを子供に渡す家庭も少なくありませんが、そういった場合にも「365日貯金」を並行して実践させれば金銭感覚を養う一助にもなるかもしれません。

また、小さな年齢の子供に対して「この小銭が〇枚で〇円だよ」とお金の種類や組み合わせ方を教えるきっかけづくりにもなるだけでなく、コミュニケーションツールとして役立ってくれることでしょう。

続ければズバリ約7万円貯められる

始めるにあたって、最も気になるのは1年でどのくらいの金額を貯められるのかということでしょう。

シートを最後まで塗りつぶすと6万6,795円貯まります。

前述のように、1日の平均貯金額は183円と少額にも拘らず、かなりまとまった金額になります

これなら家族で旅行に出かけたり、ご褒美にブランドの小物や新たな家電を買ったりもできます。

2年間続ければ13万3,590円、3年間では20万385円とさらにまとまった金額となるため、海外旅行も夢ではありません。

この貯金額を知って、あなたも「365日貯金」を始める意欲が湧いてきたのではないでしょうか。

「365日貯金」を長く続けるコツ

「365日貯金」は簡単な作業ではあるものの、1年というのは決して短い期間ではありません。

では、1年間無理なく続けるためにはどのようなコツが必要なのでしょうか。

(1) 使い道や目標を明確にする

365日続けるモチベーションを保つために、貯金したお金の使い道をあらかじめ明確にしておくようにしましょう。

海外旅行や国内旅行、ブランドバッグの購入などなんでもかまいません。

実現したときの具体的なイメージが「365日貯金」への意欲へと変わります。

(2) 365日シートは目につく場所に貼っておく

うっかり貯金し忘れてしまうのを防ぐため、365日シートは目につきやすい場所に貼っておくようにしましょう。

リビングの壁やトイレ、キッチン、手帳など自分が毎日目にするところがおすすめです。

意識していても慣れないうちはうっかりと忘れてしまう場合があるので、貼る場所を工夫して習慣づけるようにしましょう。

(3) 365日シートのデザインを工夫する

より楽しむために、使用するシートのデザインに凝ってみるのも1つの方法です。

かわいらしいデザインのシートを使えば、塗り絵の要素も味わえるのでさらに楽しく続けられます。

たとえば、こちらは筆記用具メーカー「ZEBRA」さんが無料で提供している365日シートです。

「ZEBRA」さんが無料で提供している365日シート
≪画像元:ZEBRA

たくさんの色を使って仕上げれば、カラフルでかわいらしいものに仕上がりそうです。このほかにも無料でダウンロードできる素材はたくさんアップされています。

また、個人的に作成したものをインスタで提供している方もいるので、そちらを使用してみるのもよいことでしょう。

自分好みのデザインシートを見つけてみてください。

【豆知識】「365日貯金」が貯まった際の入金方法

「365日貯金」のデメリットともなるのが、入金方法によっては手数料がかかってしまうという点です。

当然ながら大量の小銭が貯まりますが、銀行によっては両替に枚数制限が設けられていたり、入金時に手数料がかかってしまうケースもあるようです。

一般的には枚数が多くなればなるほど手数料も高くなってしまうので、手数料を抑えたいのであればある程度の枚数が貯まった時点で一旦入金しに行くようにしましょう。

また、ゆうちょ銀行では枚数に関係なく無料で入金できるため、口座がある人はゆうちょ銀行を利用するのも手です。

ただし、枚数計算に時間がかかってしまうので、店舗側に負担をかけてしまわないように事前に店舗に連絡を入れておくようにするとよいことでしょう。

楽しみながらまとまったお金が貯まる

「365日貯金」は小銭貯金でありながら、まとまった金額を貯められるということに驚いた人も多いのではないでしょうか。

自由度も高くゲームのような感覚で楽しみながら実践できるため、これまで続かなかった人でも試してみる価値はあります。

元旦から始めたら、年末には6万6,795円貯まっています。(執筆者:元銀行員 吉村 みき子)