子供にとって、お正月のビッグイベントと言えば「お年玉」です。大人にとっては、毎年、頭を悩ませるものではないでしょうか。

「お年玉は何歳から何歳まで必要?」

「年齢に応じた金額はいくらなの?」

「お年玉に入れてはいけない金額ってあるの?」

このようなお年玉の悩みについて、私の経験をもとにお話ししたいと思います。

お年玉は何歳から何歳まで必要なのか

親が子供のためにお金を貯めておくきっかけ

お年玉について何歳から何歳までといった明確な決まりごとはありません。

しかし、0歳児であってもお年玉を渡すという人もいます。もちろん、0歳児の子供が自分でお年玉を使用することはありません。

私の祖母いわく「0歳児からお年玉を渡すことは親に自覚させる意味もある」ということです。

つまり、「子供のためにもらったお金を親が代わりに貯めておく」といった行為のきっかけになればと思って渡しているということでした。

その考え方に共感した私は、0歳児から快くお年玉を渡すようにしています。

0歳児以外のタイミングとしては、入園、入学の時期からお年玉を渡すという人が多くなります。

子供自身が欲しいものを購入できる年齢になった際にお年玉を渡すという理由からだと思われます。

一方で、「何歳までお年玉を渡すのか」については各家庭でさまざまなようです。

たとえば、親戚同士で0歳児からお年玉を渡し始めても、A君は高校卒業と同時に働き始め、B君は大学進学となった場合、お年玉の卒業時期がズレてしまう可能性があります。

こういった場合には話し合いが必要ではないでしょうか。

「お年玉は高校卒業まで」「20歳まで」といった形で話し合っておくと、お年玉の卒業時期がズレることはありません

年齢に応じた金額とは

お年玉はお祝いなどとは違って、年齢が上がるにつれてお年玉の金額も上がることになります。

したがって、「何歳からいくらになるのか?」と頭を悩ます人は多いのではないでしょうか。

リーディングテックの「お年玉実態調査2020」の調査では次のような結果が出ています。

「お年玉実態調査2020」
≪画像元:リーディングテック

未就学児(0~6歳)、特に0~3歳の場合、渡さないか渡すにしても「1,000円以下」の場合が多いことがわかります。

小学校低学年の相場は「1,000円~3.000円」ですが、「3,000円~4,999円」の割合もぐんと増えてきます。

中学生になれば「5,000円以上」が増えて、大学生・専門学生になれば「あげなくてもよい」が増えてくることが分かります。

そのほかの金額の悩みどころとして「お年玉に不向きな金額はあるのか?」と気になる人も多いのではないでしょうか。

たとえば、3,000円では少ないと思うものの5,000円では少し多いような気がした際に「4,000円のお年玉はアリなのか?」といったような疑問です。

結婚のご祝儀の場合に「1万円の次は3万円」といったように、一般的にはお祝いで贈る金額は奇数が基準です。

しかし、お年玉にはそのような決まりごとはありませんので、偶数でも問題ありません

私の場合、子供に4,000円のお年玉を頂いた時には4という数字を「今年もし(4)あわせに」という意味だと解釈して有難く頂いています。

9,000円であってももちろん問題はありませんが、日本人は9という数字をあまりよくとらえていないため、8,000円の末広がりか1万円にしておくと無難だと思われます。

お年玉のマナー

最後に、覚えておきたいお年玉のマナーを紹介します。

裸で渡すのはダメ

お年玉はポチ袋に入れて渡すのが常識です。しかし、急にお年玉を渡す子供が増えた場合には手元にポチ袋がないということも起こります。

そのような時には、ティッシュペーパーでもよいので必ずお金を包んで渡すようにしてください。

お年玉の基本は目上の人から目下の人へ

お年玉の基本は「目上の人から目下の人へ」です。大人になったからといって子供が親にお年玉を渡すことはNGとされています。

また、たとえ子供であっても、上司の子供にお年玉を渡すこともNGとされているため注意が必要です。

もし、上司から自分の子供だけにお年玉をいただき気を使うような場合には、図書カードなど現金以外のものを渡すことをおすすめします。

親戚間での話し合いが必要

お年玉の場合、親戚間で話し合いをもっておくと安心です。

そうは言っても、甥っ子姪っ子だけにお年玉を渡している場合は相談しやすい環境かもしれませんが、従妹の子供など少し遠い親戚の場合や仕事関係の人の場合には話し合うのは難しいかもしれません。

そのような時には相場を参考にすれば恥をかく心配もありません。(執筆者:上野 雅美)