車を所有していると、車検代をはじめ税金や保険料などさまざまな維持費が必要となります。

ガソリン代もそのなかの1つです。

車の使用頻度や燃費・住んでいる地域によって差があるものの、車の維持費のなかでもガソリン代が占める割合は平均2~4割とも言われており、家計を圧迫させているケースも少なくありません。

また、昨今のコロナ禍を踏まえて公共機関の利用を避け、車を使う頻度が多くなるケースもあります。

今回はガソリン代の節約テクニックについてまとめてみました。

節約術1:ガソリンの給油方法を工夫する

給油する場所や方法を少し工夫するだけでも、ガソリン代の節約につながります。

セルフのガソリンスタンドを利用する

セルフで給油したほうが安いんだよ

フルサービスのガソリンスタンドでは、給油だけでなく窓ふきやごみ捨て等もスタッフが行ってくれるというサービス面が魅力ですが、その分人件費がかかってしまうため、セルフサービスタイプと比較すると1Lあたり3~5円ほど高い傾向にあります。

1Lで5円高いガソリンスタンドで40L給油した場合、200円ほどの差額が生じます。

月2回給油をした場合、年間で4,800円とそれなりの金額となります。

1L数円単位ですが、セルフのガソリンスタンドを選ぶだけで節約につながります。

ガソリンスタンドの会員になる、クレジットカードを作成する

ガソリンの価格には、「会員価格」があります。

会員向けは、通常価格より1Lあたり1~2円ほど安く設定されています。

ガソリンスタンドが提携しているクレジットカードやプリペイドカードを利用して支払うと、ポイントやキャッシュバックなどの還元が受けられ、還元率が高い場合には1Lあたり8円ほど安くなる場合もあります。

入会やカード作成については各企業やカードの種類によって内容は異なりますが、年会費無料のところも多くあるため、ぜひ上手に活用してください。

店舗のメールマガジンに登録する

近頃多くの店舗でよく実施されているのが、LINEや無料メールマガジンの登録です。

登録すると割引クーポンを利用でき、なかには週末限定や期間限定で1Lあたり5円引きとなるような大変お得なキャンペーンが実施されている場合もあります。

手間はかかりますが、行きつけのガソリンスタンドがあれば、お得な情報を得るためにぜひ登録してください。

高速での給油はなるべく避ける

高速道路やPA併設のガソリンスタンドは、一般道路にある店舗よりも単価が少し高めに設定されているケースがほとんどです。

これは、高速道路には一般道路と比較して価格競争原理がないのが理由とされていますが、一般道路の店舗とどれぐらいの価格差があるのでしょうか。

高速のガソリンスタンドは一般道路と比較すると、1Lあたり10~20円もの差があります。

1Lあたり20円単価の高いガソリンスタンドで40L給油すると、800円高くなります

「高速道路はやや単価が高め」というは多くの人が認識していますが、800円はすごい金額です。

ムダな出費をさけるためにも、高速に乗る前にはガソリンが足りるのか事前にチェックをし、一般道路の店舗で給油を済ませておくように心がけましょう。

敢えて満タン給油はしない

節約の観点から敢えて満タンにはせず、半タンほどに抑えている人もいます。

自転車に荷物をたくさん載せてしまうとペダルが重く漕ぐのに力が必要となりますが、車も荷物をたくさん載せると力が必要となり消費燃費があがります。

車種によっても異なりますが、例えば25㎏増加した場合、燃費は1%ほど低下してしまうともいわれています。

ガソリンタンク40Lの車で1%と考えてみると、0.4Lのガソリンを多く消費してしまうこととなり、1Lの単価が140円であれば、約60円損する計算となります。

わずかな差ではありますが、時間に余裕がある人であれば半タンにしてこまめに給油するのもよいかもしれません。

節約術2:車の運転の仕方を工夫する

車の運転の仕方を少し工夫してやるだけでも、ガソリンの消費を抑えることにつながります。

エアコンの使用をなるべく控える

車のエアコン使用には電力を要し、電力を作り出すためにガソリンも消費してしまう仕組みとなっています。

窓を開けるなどして車内温度を調節できるときは、エアコンは稼働させないようにするだけで節約につながります。

車内の空気を一旦冷やしてから内気循環モードをオンにすれば、エアコンを起動させてもガソリンの消費を抑えられます。

必要以上に加速させない

車の発進時や停止時には多くのエネルギーを要するため、その分ガソリンも消費されてしまいます。

急発進をしたり急ブレーキをかけたりしてしまうと、エンジンにも負荷がかかり燃費も悪くなります

余分なガソリンを消費しないようにするには、過度に加速させないように意識し、アクセルの踏み込む時間がなるべく短く済むように努めましょう。

アイドリングなるべくは短くする

アイドリングとは車が走っていないときにエンジンを稼働させたままにしている状態のことを言いますが、アイドリング時の車はガソリンも少しずつ消費されている状態です。

環境庁のデータによれば、1台の車が毎日1時間ほどアイドリングをやめれば、年間約310Lのガソリンが節約でき、燃料代にして約3万円の差が生じると示しています。

近頃の車の多くには、停車時に自動的にエンジンがストップする「アイドリング・ストップ機能」が搭載されていますが、短時間の停車時はこのアイドリング・ストップ機能を活用し、エンジンを稼働させたまま長時間停車するのはなるべく避けるようにしましょう。

参照:環境庁

節約術3:車のメンテナンスをこまめに行う

車のメンテナンスをこまめに行うことも、ガソリン節約には有効です。

タイヤの空気圧を月1でチェック

タイヤ空気圧計もしっかりとみて

タイヤの空気圧が適正でなければ、タイヤがたわんで無駄な抵抗が生じてしまい、燃費の悪化を招いてしまいます。

また、タイヤの寿命を縮めてしまったり、乗り心地が悪くなってしまったりする場合もあるでしょう。

そのため、タイヤの空気圧はこまめにチェックすることが大切です。

ガソリンスタンドには空気圧が確認できる専用装置が置いてあるので、月に1度程度を目安としてチェックしてみるようにしましょう。

エンジンオイルをこまめに入れ替える

汚れたエンジンオイルのまま使用していると、エンジンの性能の低下を招き、燃費が悪くなってしまいます

そのため、エンジンオイルは定期的に変えなければなりません。

基本的には年1回程度が目安ですが、低燃費車は特に汚れやすいので、半年に1回、もしくは5,000㎞ごとの走行距離を目安にして交換するようにしましょう。

節約術を取り入れて快適なカーライフ

今回紹介した内容は、どれも気軽に実践できるものばかりです。

特に車のメンテナンスにおいては、節約面だけでなく車体寿命を延ばすことにもつながるため、意識して取り入れてみてください。

車での移動が多くなった今だから、出費を増やさない方法を考え、節約につなげてください。(執筆者:元銀行員 吉村 みき子)