子供の成人というものは、親にとって嬉しいことだと思います。その人生の節目ともなるのが成人式です。

新型コロナウイルスの影響によって成人式を開催できない市町村もあったことと思います。

私の娘は、その2021年の成人式を経験しました。娘が成人式を迎えるまでのスケジュール、必要だったお金について実体験を活かして紹介します。

「娘の成人式の費用」振袖のレンタル・購入相場と安く抑えるポイント

高校卒業と同時に始まる着物選び

高校を卒業してそのまま就職したい場合はよいのですが、進学した場合には、やっとのこと進学費用を捻出できたと思ったら振袖費用を準備しなければなりません。

娘の場合、高校3年生の10月頃から振袖のセールス電話やDMが頻繁に開始されました。

無事に大学進学を果たした5月には振袖を予約し、その場で25万円ほどのレンタル料の支払いが発生しました。

大学進学にかかる費用を出し切った後での25万円の負担は決して楽なものではありません。

費用

振袖の費用を見ていきましょう。

レンタル費用

「京都きもの友禅」を例にあげると、振袖のレンタル料は6万円から46万円と非常に幅広いもので、どのお店でも同様の価格帯です。

その中でも20万円台が価格帯の主流です。

購入費用

同じく「京都きもの友禅」の例では、購入費用は20万円から51万円とこちらも非常に幅広いものです。

その中でも25万円から30万円台の主要価格帯で、レンタル料金にプラス5万円ほどで購入が可能です。

振袖以外にも必要な費用

着物に関するものは一式込みの価格での利用が可能な場合がほとんどです。購入する場合にもおおむね同じです。

しかし、それだけでは済まないので、費用を知らないと予算内に納められません。

たとえば、首に巻くショールです。レンタル費用に組み込まれていて購入もできますが、それは最低価格のサービス品です。

そのため、もっと良いショールの追加購入をすすめられます。同じく、バッグや草履もオプションで高額なものへの変更をすすめられる場合があります。

そのほか、購入が必要なものは着物用ブラや髪飾りです。髪飾りは良いものだと1万円以上するものが多く、決して安い買い物ではありません。

そこで、おすすめなのが1年前の成人式が終わる頃の購入です。その頃になると半額セールを行っている呉服店も多いので、お得に購入できます。

そして、なにより大きな出費が前撮り撮影です。振袖を購入する場合やレンタルする場合でも前撮り撮影をすすめられることが多く、前撮り撮影を行うと予想以上の金額になることがあります。

私と娘がすすめられたのは、30ショットの写真アルバムとデータがついて30万円近いコースでした。「着物のレンタル料より高い!」と思いました。

多くの方は、20万円ほどのコースを選ばれるようでした。もちろん、1枚だけを1万2,000円から購入可能です。

しかし、最近の子供は写真よりもデータ重視のため、別途データ購入費用が必要となってしまいます。

また、成人式当日のセットや着付け、メイク費用も振袖レンタルに含まれているのか別途必要なのかによって、2万円ほど負担の差が出てきます

セットや着付け、メイク費用もかかる

成人のお祝い金の相場と行方

成人のお祝いは高額になることが多く、わが家の場合には、両家の祖父母から10万円ずつ頂きました。

実際の相場は次のとおりです。

祖父母:1万円~10万円

両親:1万円~5万円

親戚:1万円~3万円

知人など:5千円~1万円

集まると想像以上の高額になることも十分に考えられます。そこで気になるのは、「このお祝いは誰のものになるのか?」という点です。

基本的には個人に渡されたお金です。そのため、成人を迎える子供が受け取ることになりますが必ずしもそうではありません。

振袖費用を親が立て替えている場合には親のものになるとも考えられます。

そのため、後から喧嘩にならないためにもお祝い金について事前に決めておくことをおすすめします。

「もっと、節約できたのでは」と反省すべき点

娘が大学1年生の年のゴールデンウイークに1軒目のレンタル店で相談すると、「13時開場の成人式で、すでに朝5時の着付けしか予約できない」と言われてしまいました。

こうなると、とにかく着付け時間を重視したお店選びをしなければなりません。その結果、地域の相場に比べて高いお店を利用することになってしまいました。

受験中の娘に代わって私だけでも早めに動き出せば、もっと安いお店を選ぶことができたのでは」と思っています。

成人式の振袖費用を少しでもお得にして節約したいのであれば、できる限りの早めのスタートが肝要です。

最近では「ママ振袖」も人気です。これを利用する際にも着付けや美容院は早めに予約しておくことが大切です。

ママ振袖の場合には数万円の費用で済ませることもできるので、友達の家族も「安く済んで助かった」と話していました。

進学予算に振袖費用も加味して備える

結局、娘の成人式の振袖レンタルには総額40万円以上という想像以上の費用がかかりました。私がこの経験から学んだのは、

・この費用を誰が負担するのかを決めておく(親なのか、子供自身なのか、それとも祖父母なのか)

・子供の進学先に合わせ振袖費用を確保しておく

ことが大切だということです。

大学や短大、専門学校に進学した場合には、進学後に一息つく暇もなく振袖費用の捻出が必要です。

したがって、大学などへの進学を検討している場合には、その予算の中に振袖費用も含んでおくと慌てることなく料金を支払えます。

進学に向けた学資保険などを使い切ることなく、進学後に成人式の費用として残す計算で調整してみるのも良いと思います。(執筆者:上野 雅美)