鶏肉の部位の中でも群を抜いて安く手に入る節約食材が「砂ずり(=砂ぎも 以下砂ずり)」です。

1パック当たり100~150円程度で、家計がピンチの際にぜひとも活用したい食材の1つですが、調理法が分からずに「唐揚げや串焼きといった定番のメニューを居酒屋でしか食べたことがない」という方が意外と多いのではないでしょうか。

そこで今回は、「砂ずり」を洋風にアレンジした変わり種レシピを2種類ほど紹介します。

「砂ずり」の栄養

砂ずりは価格が安いだけではなく、

・ 肌や髪の毛の材料となる良質な「タンパク質」

・ 貧血予防に欠かせない「鉄分」

・ 新陳代謝をサポートする「亜鉛」

など美容と健康に嬉しい栄養素が豊富に含まれている食材です。また、低カロリーなのでダイエット中にも安心して食べられます。

臭みが気になる場合には調理前に下茹でしたり、塩水でさっと洗ってから調理しましょう。

「砂ずり」の洋風アレンジレシピ

では、「砂ずり」の洋風アレンジレシピを紹介します。

1. 砂ずりのアヒージョ

砂ずりのアヒージョ

アヒージョとはオリーブオイルとニンニクで肉や牡蠣などの魚介類を煮込むスペイン南部発祥の郷土料理のことです。

一見手間がかかるように思えますが、ご家庭でも簡単に作れます。

材料(2人前:1人当たり154円)

・ 砂ずり:1パック(150g程度)

・ ミニトマト:3個

・ オリーブオイル:120ml

・ にんにく:2片

・ 七味唐辛子、乾燥パセリ:少々

・ 塩:適量

作り方

(1) 砂ずりは半分に切り、包丁で削ぐように両端にある白い部分を取り除きます。

(2) 砂ずりの表面に4~5本切り込みを入れましょう。こうすることで均一に火が通りやすくなります。

(3) 小さめのフライパンもしくはスキレットにオリーブオイルを注ぎ入れて火にかけます。

(4) 3にニンニクと七味唐辛子を加え、香りが立ってきたら砂ずりを投入しましょう。

(5) 砂ずりの色が変わりはじめたら塩を加え、4~5分程加熱します。

(6) 砂ずりに火が通ったらミニトマトを加え、さらに1~2分程度加熱します。

(7) 仕上げに乾燥パセリなどのハーブを振りかけたら完成です。

ポイント

食材を煮込む際に使用する調理器具はフライパンや小鍋でもOKですが、今回はダイソーのスキレット(税込価格:330円)を使ってみました。

スキレットを使用することで熱が伝わりやすく、手早く調理できます。

2. 砂ずりと2種のきのこのトマト煮込み

砂ずりと2種のきのこのトマト煮込み

砂ずりはトマトとも相性抜群です。

食物繊維が豊富でお財布に優しいカサ増し食材であるきのこと一緒に煮込むことで満足感が増して、より深みのある味わいに仕上がります。

材料(3人前:1人当たり122円)

・砂ずり:1パック(150g程度)

・ カットトマト缶:1缶

・ エリンギ、えのき茸:各1/2房

・ にんにく:1片

・ 塩胡椒:適量

・ 醤油:小さじ1杯

・ 粉チーズ、バター、ケチャップ:各大さじ1杯

作り方

(1) 砂ずりは半分に切り、包丁で削ぐように両端にある白い部分を取り除いたら薄切りにします。

(2) えのき茸は石づきを取り除き、横の長さを半分に切って手でほぐします。

(3) エリンギは縦半分に切り、薄切りにします。

(4) 鍋にバターを熱してみじん切りのニンニクと砂ずりを炒めていきます。

(5) 砂ずりの色が変わりはじめたら (2) と (3) のきのこを投入します。

(6) きのこがしんなりしたらカットトマト缶を加えます。

(7) ふつふつとしてきたら粉チーズ・ケチャップ・塩胡椒・醤油で調味しましょう。

(8) 鍋に蓋をして5~6分程度煮込んだら完成です。

お好みで乾燥パセリや粉チーズを振りかけてお召しあがりください。

ポイント

材料が余った場合には、ホワイトソースを別で作り、ドリアの材料として再利用すると節約になると同時に生ゴミも減らせます。

砂ずりは万能食材

砂ずりは淡白な味なのでアイディア次第で洋食や中華などさまざまな料理に応用できる万能食材です。

食費を無理なく抑えたいという方は、砂ずりを使ったメニューを今夜のおかずに取り入れてみてはいかがでしょうか。(執筆者:栄養士、おうちご飯研究家 池田 莉久)