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【PayPayフリマ】VS メルカリ VS ラクマ 同条件で出品して売れやすいのはどこかを検証 メリット・デメリットも解説

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【PayPayフリマ】VS メルカリ VS ラクマ 同条件で出品して売れやすいのはどこかを検証 メリット・デメリットも解説

筆者はせどりの販売先として普段からメルカリとラクマ、ヤフオク!を利用しています。

フリマアプリはたくさんありますが、たいていはメルカリとラクマ(フリマではありませんがヤフオク!)を利用していれば、恐らく売るのにも買うのにも不都合はないことでしょう。

ところが、ヤフオク!を使っていると同じくヤフーの運営する「PayPayフリマ」を見かける機会が多く、以前から何となく気になっていました。

「ヤフオク!があるのにわざわざ同じ会社のフリマアプリ使うの?」という気持ちから、何となく使わずに素通りしていましたが、今回はじめて使ってみることにしました。

メルカリヘビーユーザーの筆者が実際に使ってみて感じたPayPayフリマのメリットやデメリット、他のフリマアプリとの比較について解説します。

基本的に筆者の場合には購入よりも販売が多いので、販売ユーザー目線ですが、購入者向けの情報もあるので目を通してみてください。

PayPayフリマの特徴

PayPayフリマ
≪画像元:Yahoo Japan

PayPayフリマは、ヤフオク!を運営するヤフー株式会社が2019年7月にサービスを開始したフリマアプリです。

多少のデザインが違うくらいで、基本的なシステムや使い方はメルカリやラクマとほとんど変わりません。

購入側は手数料無料で、販売側は商品が売れたら販売代金の5%が手数料として差し引かれます。

例:1,000円の商品が売れたら50円の手数料が引かれます

現在のところ、この販売手数料はメルカリやラクマなどの主要フリマアプリの中では最安です。

なお、登録にはヤフオク!やヤフーサービス共通のYahoo!JAPAN IDが必要ですが、誰でも無料で取得できます。

実際に使って感じたPayPayフリマのメリット

実際にPayPayフリマを使って感じた、PayPayフリマ独自のメリットは次の通りです。

(1) 販売手数料が5%と安い

(2) 価格の相談機能が便利

(3) ヤフオク!と同時出品できるので売れる可能性が高くなる

(4) 利用者は意外と多い

(5) ヤフオク!ユーザーは評価やプロフィールをそのまま引き継げる

このように、メリットは多いと言えます。

では、個別に解説していきましょう。

(1) 販売手数料が5%と安い

PayPayフリマの販売手数料は、以前は商品販売価格の10%だったのですが、2021年1月から5%に値下げされました。

メルカリが10%、ラクマが6.6%なので主要フリマアプリの中では最安です。

手数料が低いということは、たくさん売れば売るほど、また高額な商品を売るほど利益が手元に残ります。

(2) 価格の相談機能が便利

PayPayフリマには商品に「価格の相談(出品者の任意)」ボタンが付いていて、購入希望者はここから希望価格を提示して値下げ交渉できます

購入者側にとっては、メルカリやラクマのように値下げ交渉用にメッセージを考えたりする必要がなく、また、値下げ交渉できるのかどうかも一目で分かります。

価格の相談では商品価格の20%以上の値下げ交渉はできないようになっているので、出品者側も他のフリマアプリでよくある非常識な値下げ交渉に悩まされることはありません。

(3) ヤフオク!と同時出品できるので売れる可能性が高くなる

PayPayフリマとヤフオク!は運営会社が同じということもあり、さまざまな部分で連動しています。

その1つがヤフオク!との同時出品です。

一定の条件を満たせば、ヤフオク!とPayPayフリマ両方に出品した商品が掲載されます。

同時出品によって販売側はより多くのユーザーに商品を見てもらえ、購入するユーザーもより多くの商品の中から選ぶことができます。

オークションユーザーとフリマアプリユーザーでは利用者層やニーズが異なるので、同時出品はいろいろなジャンルの商品を売りたい方にとって有利な機能です。

(4) 利用者は意外と多い

PayPayフリマは2019年にリリースされたかなり新しいアプリですが、利用者は比較的多く商品数も売れやすさも悪くないと思います。

PayPayフリマアプリ筆者の画面1

先ほどの同時出品によって、利用者数1,000万人のヤフオク!ユーザーの一部がPayPayフリマに流入してきているからだと思われます。

(5) ヤフオク!ユーザーは評価やプロフィールをそのまま引き継げる

もともとヤフオク!をやっていてYahoo!JAPAN IDを持っている方は、そのIDで簡単にPayPayフリマに登録できます。

また、ヤフオク!で使っているIDをそのまま使うことで、自分のプロフィールや登録した住所、支払い方法、ヤフオク!の評価がを引き継げるのです。

ヤフオク!でコツコツと頑張って貯めた評価がそのまま使えるのは嬉しいことですね。

ちなみにYahoo!JAPAN IDは複数アカウント作成可能なので、ヤフオク!のIDとPayPayフリマのIDを分けることも可能です。

実際に使って感じたPayPayフリマのデメリット

PayPayフリマにはデメリットもあります。

(1) 支払いがクレジットカードかPayPay残高払いのみ

(2) ヤフオク!と同時出品するとヤフオク!のシステムや手数料が適用される

(3) パソコンから出品できない

(1) 支払いがクレジットカードかPayPay残高払いのみ

最大のデメリットが、購入した商品の代金をPayPayかクレジットカードでしか支払えないという点です。

メルカリなどでは、クレジットカードを持っていない方はコンビニ払いをしているかと思いますが、PayPayフリマでコンビニ払いはできません

ただし、出品者側にとっては「コンビニ払いを選択されて結局期限までに払ってもらえなかった」という事故が起きないというメリットがあります。

(2) 同時出品の場合にはヤフオク!の手数料が適用される

2つ目のデメリットは、ヤフオク!とPayPayフリマに同時掲載する場合に取引のシステムや手数料にヤフオク!のほうが適用されてしまう点です。

詳しくは後述しますが、同時掲載は「ヤフオク!がメインでおまけとしてPayPayフリマにも掲載される」という形です。

同時掲載した商品をPayPayフリマのユーザーが買っても、出品者の取引はヤフオク!でするということです。

特に大きいのが販売手数料で、ペイペイの5%ではなくヤフオク!の10%(ヤフープレミアム会員は8.8%)が適用されてしまいます。

手数料が多少高くなるとしても、同時掲載で売れやすくなるというメリットは大きいと思います。

絶対に売れる人気商品であればPayPayフリマ単独、そうでない物は同時掲載といったように使い分けるのがよさそうです。

(3) パソコンから出品できない

3つ目は、PayPayフリマは現在のところスマホからしか出品できないという点です。

ヤフオク!はもちろん、メルカリやラクマもパソコンからの出品に対応しているため、多くの商品を効率的に出品できます。

そのうちに対応するかもしれませんが、現状ではPayPayフリマへの出品はスマホからのみです。

このようにいくつかデメリットがあるとは言え、特に大きなデメリットはなく全体的に優秀なフリマアプリだと言えます。

PayPayフリマの登録方法

PayPayフリマのダウンロードと登録方法です。

Step 1. Google Play storeやApp StoreからPayPayフリマをダウンロード

Step 2. Yahoo! JAPAN IDでログイン(持っていない方は新規取得後ログイン)

PayPayフリマのダウンロード画面

Yahoo!IDを持っていればダウンロードから登録まで5分かかりません。

登録完了後のトップページ

登録が完了するとすぐにトップページになり、この時点で出品も購入もできるようになります(支払方法の登録等は別途必要)。

ヤフオク!と同時掲載にする方法

どれだけのユーザーがいるのか、どのくらい売れやすいのかを確認するために実際にPayPayフリマに出品してみました。

PayPayフリマの大きなメリットの1つが「ヤフオク!との同時掲載」なので、活用することにします。

ヤフオク!から出品するなどの、一定の条件を満たすことでPayPayフリマにも同時掲載されるようになります。

同時掲載の一定の条件
≪画像元:Yahoo Japan
ヤフオク!にも同時掲載

同時掲載するには、ヤフオク!の商品出品画面で「ここからPayPayフリマを試す」をクリックすると、同時掲載できる条件に自動的に変更されます。

特に気を付ける点は次の3つです。

・ ヤフオク!から出品すること

・ 定額出品(フリマ方式)にすること

・ ヤフネコ!パックかゆうパック(おてがる版)を設定すること

この条件に沿って出品することで、ヤフオク!とPayPayフリマに同時掲載されました。

前述の通り、この同時掲載は「ヤフオク!に出品するついでにペイペイにも掲載される」という仕組みです。

つまり、あくまでもヤフオク!からの出品で、PayPayフリマでの出品扱いにはならないため、PayPayフリマのマイページにある「出品した商品」にも表示されません。

また、PayPayフリマユーザーに購入されても、手続き等はヤフオク!でする必要があります。

ヤフオク!はフリマアプリとは少し勝手が違いますので、「ヤフオク!がよくわからない」という方は同時掲載ではなく、PayPayフリマから単独出品するようにしましょう。

各フリマアプリの売れやすさを閲覧数で比較

先ほど同時掲載で出品した商品を、売れやすさの比較のためにメルカリとラクマに同じ価格、同じ時間に出品して閲覧数を確認してみました。

なお、今回は在庫が複数ある商品で確認しています。

1個しかない商品を複数のフリマアプリに出品する行為は各フリマアプリやオークションの規約違反になる可能性があるので注意が必要です(アプリによって解釈が異なります)。

出品から1日経過後の各フリマアプリの閲覧数は次の通りです。

PayPayフリマの閲覧数
PayPayフリマ(ヤフオク!同時掲載):10回
メルカリの閲覧数
メルカリ:33回
ラクマの閲覧数
ラクマ:5回

メルカリは閲覧数33回とダントツで、フリマアプリの中では圧倒的に売れやすいと言えます。

意外だったのは、ヤフオク!と同時掲載しているとは言え、PayPayフリマも10回でラクマの倍の閲覧があったことです。

商品にもよると思いますが、現時点で3つのフリマアプリの売れやすさは次の通りです。

1位:メルカリ
2位:PayPayフリマ(ヤフオク!同時掲載)
3位:ラクマ

メルカリとラクマはユーザー層がほぼ同じなので、手数料以外の理由でラクマに出す理由はありません。

しかし、ヤフオク!はメルカリやラクマとユーザー層が異なるので、メルカリで売れにくいものはヤフオク!&PayPayフリマに出品してみるとよいかもしれませんね。

PayPayフリマは購入ユーザーもお得

PayPayフリマは売るだけではなく、購入ユーザーにも有利な点があります。

PayPayフリマはメルカリほど利用者が多くはないので、メルカリではすぐに売れてしまうようなものを買えることがあります。

メルカリではすぐ売れてしまうようなものも買える

メルカリでは1,098円で瞬時に売り切れたハンドクリームです。

メルカリでは1098円で瞬時に売り切れたハンドクリーム

PayPayフリマではさらに安い価格で売れ残っていました

しかも、価格の相談もできるので、10%~20%オフで買える可能性もあります。

これはほんの一例ですが、他にもこのような「PayPayフリマで売れ残っている」商品を多数見つけることができました。

お目当てのものがメルカリやラクマで売り切れていた場合には、PayPayフリマを覗いてみるとよいかもしれません。

PayPayフリマは意外と売れやすく、買い物にも便利な優秀なアプリ

PayPayフリマはヤフオク!ユーザーにも見られる機会が多いことから、商品が比較的売れやすいフリマアプリと言えます。

ヤフオク!との同時掲載で単純に閲覧数が増えるだけではなく、ユーザー層の異なる販売先を開拓できるのもメリットです。

購入側としてもライバルが少なく掘り出し物を探しやすい、利用価値のあるアプリだと思います。

いずれにしてもメルカリ、ラクマ、ヤフオク!に次いで有望な売買場所の選択肢が1つ増えたのは、購入側にとっても販売側にとっても良いことです。

手数料の引き下げで今後PayPayフリマがメジャーになる可能性もありますので、今のうちに登録してみてはいかがでしょうか。(執筆者:せどりや投資も行うマルチな事業主 菊池 貴弘)

《菊池 貴弘》
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菊池 貴弘

ブラック企業の会社員から、脱サラしフリーライターに。ライター業の傍ら、せどりや投資も行うマルチな事業主。記事は副業・投資・節約といったお金に関するジャンルがメインです。ややこしい、わかりにくい、でも絶対詳しくなりたい。そんなお金に関する情報をできる限りわかりやすく皆さんにお伝えします。 寄稿者にメッセージを送る

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