先週は、前週の押し目の雰囲気から反発して始まるも切り上げることが出来ず祝日を挟んで週中に大きく切り下げを起こし、再度反発となり切り上げに転じるかと思う勢いでした。

しかし、切下がりのラインに頭を抑えられる雰囲気となり週末には大きく窓空けをして大陰線で一気に下値追いの雰囲気となりました。

週末で月末、満月で25日線を割り込んで大きな陰線となり、10月30日・1月29日と同じ条件がそろっている状況です。

この節目が1月のもみ合いの上限で1月14日の高値が1万8,979円で金曜の終値が2万8,966円と誤差13円で止まったと見受けます。

相違点は?

今週の日経平均を考える

ただ、上記に記載した10月30日や1月29日と2月26日では少々状況に違いがあると考えます。

10月30日と比べるとジリジリ下押ししたのに対して一気に切り下げて窓空け大陰線で25日線を割り込んだこと、陰線新値で5本目まで出している点になります。

1月29日の時とは陰線の新値数で大きく異なっています。

なにより今回の下げの背景には長期金利の上昇があり1月29日の押しとは違っており、じわじわと経済へのダメージを与えていきます。

大きく一直線に崩れる要因とは言えないですが景色に変化が起きていると考えるのが妥当ではないでしょうか。

このままトレンド変換が始まるのか、今週見極めとなりますが1月29日の時よりは間違いなく可能性は高まっており反発しても切り上げが出来ずに25日線の向きが変わるの待ちのような昨年の1月のようなことが起き始めているとも見受けます。

現状分析

5日線

現状分析

約3週間続いた上向きが先週下向きと向きに変わり急上昇は終焉としました。

位置としては上下を入れ替えながら週後半に下に抜け大きく下へ乖離する形で週末入りとなりました。

25日線

変わらず上向きを維持しつつ角度を緩くしいつ向きが変わってもおかしくない雰囲気となっています。

位置としては、一気に終値ベースで割り込んで週末入りとなり1月末日と同じ状態となりました。

75日線

変わらず上向きで上への乖離を維持しています。

週末の足型

下への窓空けをして大陰線のほぼ丸坊主で弱い雰囲気で下を示唆となっています。

ただ、出来高が先週で一番大きいことを考えると「短期的なセリングクライマックス」となっていることから反発する可能性も感じます。

トレンドライン

上に関しては先週機能した2月16日18日22日の上値を結んだ切下がりのラインが今後も反発時に機能するか注目です。

目先的には木曜から金曜日に空けた窓の上限・下限の横軸も気になるところと考えます。

下に関しては、先週金曜日の下げ止まりとなった10月30日と2月1日の安値を結んだ切上がりのラインが機能しており、今週維持するか、割り込むかで今後の流れの見極めラインとなりそうです。

同じく横軸では、1月のもみ合いの上限で1月14日の高値の横軸も機能しておりここも今週の見極めラインと考えます。

テクニカル指標

一目均衡表

テクニカル指標

強さに陰りを見せ金曜日に転換線・基準線を割り込みました。雲までの乖離もだいぶ詰めてきています。

ボリンジャーバンド

現状バンドの向きは上向きとなっています。

今週急激な反発とならなければ、+3σと+2σに関しては向きを下へと変えることが想定されますがどうなるでしょうか。

スローストキャスト

2本のラインが2回連続で20%まで降りてきたことで昨年3月の反発が始まってから初のめての現象で上昇への勢いに陰りが出てBOX入りか、下落入りに入るかもという可能性を示しています。

さらに今回の下げてきた場面で上げそうで再度下げるという動きは下抜けを示唆しており、今後ゴールデンクロス後50%まで上げられずにデットクロスとなればさらなる下値追いとなりますがどうでしょうか。

米国の動きを見るとこの押しの要因である長期金利の上昇はやはり下げ圧力をしばらくかけるだろうことが想定される事由を示したと考えられ下げすぎに反発はするも簡単に上昇に戻るには、ハードルの高い事由と考えられる状況だと見受けます。

総合判断

総合判断
上昇トレンドは未だ維持されており今後この上昇トレンドが崩れるかの見極め位置にいます。

ただ、今まで続いた上昇に対して本格的に陰りを見せている事実は多岐にわたって見えています。

さらには、昨年3月の底入れからちょうど1年となることで周期的には本格的な利確が進むことも想定され、上への勢いに陰りが出やすい時期に来ているもの事実です。

今週から上昇維持に向かうのかトレンドを崩してBOX入りしていくのかはたまた下落の入り口となるのか注目です。

世の中的には非常事態宣言の解除が徐々に始まり、ワクチン接種も本格的に開始されコロナ終息への足がかりが見えてきたところでの株式市場への暗雲がどうなるのか今週の動きは興味深く見ていきたいと思います。(執筆者:城 晶子)