在宅でできる副業には、「内職」と呼ばれる形態があるのをご存じでしょうか。

在宅ワークや副業との違い、難易度・収入がどのくらいになるのかが分かりづらいですよね。

「内職と在宅ワークの違いって?」

「仕事内容は? 始めるにはどうしたらいいの?」

「実際にはどのくらい稼げるの?」

副業として内職を検討する際には、上記のような疑問を持たれる方もいらっしゃることでしょう。

そこでこの記事では、「副業として内職を始める際の基礎知識や収入例」についてまとめました。ぜひ、参考にしてください。

【内職】「在宅ワーク」や「他の副業」との違い

そもそも「内職」とは「在宅ワーク」「副業」との違い

「内職」とは、厳密に言うと「家内労働法」という法が適用される労働のことです。つまり、企業と雇用関係にあり、最低賃金が定められています

家内労働者とは、通常、自宅を作業場として、メーカーや問屋などの委託者から、部品や原材料の提供を受けて、一人または同居の親族とともに、物品の製造や加工などを行い、その労働に対して工賃を受け取る人をいいます。

厚生労働省

しかし、現在主流になっている在宅ワークや副業の大部分は、企業との雇用関係ではなく個人事業主として業務を行うことが多いのです。

実際には、内職の基準が細かく規定されているため、内職といっても厳密には違うケース(個人事業主として業務を受託する場合)もあります。

内職の業務と収入の目安

内職にはさまざまな仕事があり、難易度や給与の単価の差が大きいのが実状です。実際に求人情報を調査してみると、目安となる収入もバラバラです。

「シール貼り・封入」

たとえば、「シール貼り・封入」といった作業がありますが、こちらは商品に指定のシールを貼ったり、チラシを封入するといった内容です。

難易度も高くはなく、単純作業なので数をこなさなければ収入になりません。収入は、1件0.5円~20円ほどです。

数をこなしても1日数千円くらいが妥当なところです。

「製造部品の組み立て業務」

ほかにも「製造部品の組み立て業務」があります。ケーブルを束ねたり、ネジ止めやはんだ付けとさまざまです。

専門性が高いほど単価は上がりやすく、相場は1件0.5円から50円ほどです。精密な部品の場合には相応の環境が必要になるため、最近では、案件はそれほど多くはありません

「ティッシュの広告入れ」

また、「ティッシュの広告入れ」もあります。ティッシュが大量に詰まったダンボールを受け取って、ひたすら広告紙を差し込んでいく作業です。

1枚0.5円から1円が収入の相場で、多い人でも3,000個程度が妥当にこなせる量だと言えます。

いずれも単価が低いので、収入はどのくらいの量をこなせるかにかかっていて、1か月2~3万円の方もいれば10万円以上になる方もいます

内職を選択するメリット・デメリット

内職を選択するメリット・デメリット

内職を選択するメリット

副業に内職を選択するメリットは、次にあげるとおりです。

・ 作業内容が簡単で取り組みやすい

・ 作業内容の種類が豊富

・ 人と接する必要がない

・ 納期はあるものの自分のペースで進められる

手間がかかるが簡単な作業が多く、始めやすいものがほとんどです。

企業によって出している案件も変わり、作業の内容にも種類がたくさんあります。納期さえ守れば自分のペースで進められるのも大きな利点です。

内職を選択するデメリット

内職を選択するデメリットは、次の3点です。

・ 単価が低いので稼ぎにくい

・ スキルアップにつながりにくい

・ 詐欺案件が存在する

内職はその難易度の低さから単価も低い傾向にあるので、大きく稼ぐのには向いていない印象です。

もちろん、専門性の高いものであれば単価も上がり、スキルアップの観点からも将来性へとつながる可能性があります。

たとえば、アクセサリー制作の内職で技術を磨いて、自分のオリジナルグッズを販売して稼ぐといった方もいます。

ただし、自分に合う案件を見つけられなければ、思ったように仕事ももらえず収入も安定しないといった状況になる可能性が高いと言えます。

また、少なからず詐欺の求人があり、講習・研修費用と称してお金を搾取する業者も存在します。

最初に出費が必要な案件はなるべく断り、製品の受け渡しを対面で行える求人を探すと良いことでしょう。

始めやすく簡単だが単価が低く内容も単調

黙々と作業をこなせる方には向いているので、専門性を高めれば単価が上がって稼ぎやすくなるという事例もあります。

しかし、単調でスキルアップにつながりにくい案件が多いので、将来を見据えると少し不安を覚えるかも知れません。

メリットやデメリットを踏まえたうえで選択するのであればよいのですが、自分の条件と合わない場合にはもう少し検討してみるのが良いかもしれません。(執筆者:奥泉 望)