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4/1~出光と昭和シェル統合で楽天・Ponta両方OKに メリット・デメリットと対策を紹介

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4/1~出光と昭和シェル統合で楽天・Ponta両方OKに メリット・デメリットと対策を紹介

最終更新日時:2021年3月31日

2019年4月に大手ガソリンスタンドの出光と昭和シェルが統合し、「出光昭和シェル」となりました。

これに伴い2021年4月1日から、全国の出光と昭和シェルのガソリンスタンドは「アポロステーション」として順次ブランドの統一をはかっていくそうです。

両者の統合で気になるのは

「ガソリン代の支払いでもらえるポイントはどうなるのか」

という点です。

現在は出光では楽天ポイント、シェルではPontaポイントを支払いに使ったり、ためられます。

統合後のポイント制度について、その内容とメリット・デメリット、さらに今後の対策を紹介します。

出光と昭和シェル統合で楽天・Ponta 両方OK

メリット:統合後は「楽天・Ponta」どちらもOK

4月1日以降は、楽天ポイントもPontaポイントも、どちらのガソリンスタンドでも使えるようになります。

出光のガソリンスタンドは現在3,500店、昭和シェルは約2,900店あり、どちらのユーザーにとってもためたポイントを使うチャンスは約2倍に増えますのでメリットと言えます。

変化なし:楽天ポイントの付与率は「2Lにつき1p」

給油でもらえる楽天ポイントの付与率には、統合後も変更はありません。

給油でもらえる楽天ポイント:2Lにつき1ポイント

この「2Lにつき」という点がガソリンスタンド独特の付与ルールで、例えば1Lあたり140円なら1ポイント獲得するのに支払うガソリン代は280円です。

この場合、還元率は約0.36%ですのでかなり渋い数字です。

しかし減ってはいないので、給油場所が増えて利便性が向上するならまずまずといったところでしょう。

デメリット:Pontaポイントは付与率半減

しかしPontaポイントは、残念ながら4月1日以降に付与率が半減します。

楽天ポイントもPontaポイントも使えるということは、付与率をそろえないといけないという判断なのでしょう。

理屈はわかるのですが、旧シェル利用者にとってはバッドニュースです。

出光と昭和シェル統合後にPontaポイント付与率半減
≪画像元:出光興産

クレジット付「シェル‐Pontaカード」なら付与率変わらず

Pontaポイントカードの利用者には付与率半減ですが、クレジット付の「シェル‐Pontaクレジットカード」の利用者が獲得するポイントはトータルでは以前と変わりません

ポイントカードの半減分をクレジットカード利用分で穴埋めするかたちです。

シェルーPontaクレジットカードなら出光と昭和シェル統合後もPonta付与率変わらず
≪画像元:出光興産

今回の改訂により、クレジットカードで得られるポイントは2Lにつき3ポイントです。

1Lあたり140円だとすると、還元率は1.07%です。

ここにPontaポイントカードの2Lにつき1ポイントをプラスすると、トータルでの還元率は約1.43%となります。

【対策1】楽天ポイント+リクルートカードの組み合わせで払う

ガソリン価格が100円を下回るようなことは近年まずありえませんし、そうなるとリットル数ではなく、支払った金額に応じてきちんとポイント還元を受けられるカードの中からもっと還元率の高いものを選びたいです。

ところがPontaポイントには難しい事情があります。

現状では、ガソリン代の支払いでPontaポイントの適用を受けるには、「現金払い」か「シェル‐Pontaクレジットカード」の2択です。

一般的なクレジットカードはPontaポイントと併用できないのです。

楽天ポイントの場合はPontaのような制限はないので、さまざまなクレカと併用したいなら楽天ポイントを選択すると良いでしょう。

※追記
2021年4月1日以降、Pontaポイントカードはクレジットカードなど現金以外の他の決済方法との併用ができるようになりました。

ポイントの問題が解決したら、次は高還元のクレカ選びです。

私のおすすめはリクルートカードです。

いつでも還元率は1.2%と、近年はなかなか見られない高還元を受けられます。

リクルートポイントはPontaポイントへ簡単に交換できますので、たまったPontaポイントのみでガソリン代をまかなえば効果的な節約ができるのも利点です。


【対策2】リッター2円引きの「apollostation card」

出光には、年会費無料で1Lあたり2円のガソリン代割引の受けられる「出光カードまいどプラス」というクレジットカードがあります。

2021年4月以降は「apollostation card」という後継のカードに引き継がれますが、基本的な割引サービスの内容は変わりません。

1Lあたり140円なら、2円引きは実質約1.43%還元です。

魅力的な還元率ですので「とにかく出光でお得な支払いをしたい」という方は、この機会に「apollostation card」を作るのも一手です。

もちろん「apollostation card」で支払いをしながら、楽天ポイントをためられますので、ぜひ併用してください。

Ponta付与率半減でも冷静に最善策の判断を

最後に、今回の改悪で心が離れてしまいそうなPontaポイントにも重要な役割があります。

シェルのガソリンスタンドには多くの場合、「Ponta会員価格」という割安な店頭価格が設定されています。

Pontaポイントカードを提示することで、店頭価格からリッター2円ほど割引されます。

「アポロステーション」へのブランド統一後も同じような割引が受けられるなら、手持ちの決済手段によってはトータルで1番安くなる可能性も残しています。

ポイ活のためにわざわざ遠いスタンドへ車を走らせることは、消費するガソリン代を考えるとお得にならないので、出光と昭和シェルの統合で給油か所が倍増したメリットをうまく活用して、お得な決済方法と併用しながら効率よく給油してください。(執筆者:元地方テレビ局記者の主婦ライター 石田 彩子)

《石田 彩子》
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石田 彩子

執筆者:元地方テレビ局記者の主婦ライター 石田 彩子 石田 彩子

新卒で地方テレビ局の記者を経験し、人材サービス会社のウェブ担当や、広告代理店でテレビショッピングの考査担当などを経て、3年前から退職し専業主婦になりました。戦略的な家庭経営を目指しています。世帯年収が200万円ダウンしても、貯蓄ペースは退職前の額を維持。特技は食洗機に食器をきっちり収めること。趣味はフィギュアスケート観戦で、最近は子供といっしょにリンクで滑ることも。 寄稿者にメッセージを送る

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