食費の節約を考える際に「廃棄分をできるだけ減らす」ということは誰しもが考えることだと思います。

ところが、野菜はなかなか強敵です。油断するとすぐに葉先が黄色くしなびて結局は使える量が減ってしまいます。

冷凍するという方法はスタンダードですが、食感が損なわれることも多いと言えます。

そこで、ダイソーにある「鮮度保持キッチンパック」という商品が、どれほどの実力なのかを試してみました。

「鮮度保持キッチンパック」とは

キッチンパック

今回購入したのは、

「鮮度保持キッチンパック」

(1) 30cm × 20cm(90枚):「ピーマン4個程度が入ります」

(2) 38cm × 25cm × マチ7cm(46枚):「ほうれん草3株程度入ります」

(3) 55cm × 20cm(44枚):「大根1本程度入ります」

と表記されている3種類のポリエチレン製の袋と

ジッパー付きの「鮮度保持ストックバッグ」

(4) 14cm × 16cm(15枚)「ミニトマト15個程度入ります」

の合計4種類、いずれも価格は税抜100円です。

キッチンパックとストックバッグは、ジッパーがあるかないかの違いだけで、

「エチレンガスを吸収し温度を適度に保ち腐敗を遅らせます」

「原料樹脂 ポリエチレン」

「耐冷温度 -30度」

はどちらにも表示されているので、見る限りでは同じ目的の商品のようです。

店舗によって在庫は異なることでしょうが、最寄りのお店にはほかにもサイズの違うものが2種類ほどありました。

4種類の野菜でいざ実験

では、実際に野菜を入れてどのような結果になるのかを見ていきましょう。

小松菜

小松菜

葉物野菜はすぐにしなびてしまいます。

そこで普段から、根元を水で湿らせたキッチンペーパーで覆うという方法を実践していました。知る限りの方法では最も簡単に鮮度を保てたので取り入れることにして、同じ日に同じ包装で購入した1袋の小松菜を下の画像のように5通りに分けて保管しました。

(1) スーパーで購入した一般的なビニール袋に入れる

(2) 水で湿らせたキッチンペーパーにくるんで (1) と同じ袋にいれる

(3) 濡らしたキッチンペーパー + 購入時に包装してあった袋に入れる

(4) 鮮度保持キッチンパックに入れる

(5) 濡らしたキッチンペーパー + (4) と同じ袋に入れる

3月4日に購入した商品を1週間後の11日まで手を加えることなく、保管した結果が次の画像です。

1週間保管した結果

写真では分かりにくいかもしれませんが、1番新鮮だったのは (5) の「ペーパータオル100均袋 + 鮮度保持キッチンパック」でした。

普通のビニール袋でもキッチンペーパーを巻いておくとかなりいい線でしたが、それでも「鮮度保持キッチンパック」を使ったほうが野菜にハリがあり緑がきれいです。

ちなみに、どれも1週間たっても葉が黄色くなることはありませんでした。

個人的な見解ですが、鮮度保持キッチンパックに「袋内部の空気をなるべく抜いてから密封してください」との記載があったので、密封まではしませんでしたが、(1) ~ (5)のすべて葉先も袋内に収めるようにして空気を抜いて保管したことが良かったのではないかと感じています。 

空気を抜いて保管

ししとう

半分を「鮮度保持ストックバッグ」(画像下)に、残りは購入時の入れ物のまま袋にも入れずに(画像上)冷蔵庫に保管してみました。

ししとうは、期間を長めにした10日後が次の画像です。

ししとう

それほどの変化はないように見えますが、よく見るとツヤとはりが違います

ただし、「鮮度保持ストックバッグ」に入れておいても10日もたつとヘタの部分に黒ずみが見られるようになります。

長芋

切った長芋をラップに包んで、「鮮度保持キッチンパック」(画像左)と普通のビニール袋(画像右)に保管しました。どちらも傷んできていますが、進み具合が一目瞭然です。

長芋の結果

コスパはどうなのか

食品の保存は日常ことなので、コスパが気になります。

そこで、「鮮度保持」をうたっていないダイソーの他の商品を探してみると、ジッパー付のものでは「鮮度保持ストックバッグ」が15枚入りであるのに対して、同サイズのものが30枚入り100円でみつかりました。

また、「鮮度保持キッチンパック」30cm × 20cm(90枚入り)よりも若干小さいサイズではありますが、25cm × 18cm(100枚入り)で100円のものもありました。

袋の厚さや商品価値によって価格に違いがでるのは当然ですが、「鮮度保持キッチンパック」「同ストックバッグ」ともに割高ではあります。

食品に合った商品で節約につなげる

他にもアスパラガスやなす、切った玉ねぎなどでも試してみました。

どれも「鮮度保持キッチンパック」に入れておくと、4~5日の保存では目に見える変色などはありませんでした

特に効果を感じたは、葉物野菜です。濡らしたキッチンペーパーで覆い、空気をできるだけ抜いた状態で保管したことで、冷凍しなくても一切捨てることなく使い切ることができました。

普通の袋と「鮮度保持キッチンパック」では、短い保管期間ではそこまで大差はでないようにも思いましたが、1週間~10日と日がたつと違いが出てくるようです。

ただし、大きいサイズになると44枚や46枚で100円と1枚2円以上です。保存期間に応じて食品に合った商品を選択することが、より節約につながります。参考にしてみてください。(執筆者:吉田 りょう)