世界的なホテルチェーン「ヒルトン」とアメリカン・エキスプレス(アメックス)が提携して、

・ ヒルトン・オナーズアメリカン・エキスプレス・カード(以下、「ヒルトンアメックス」)

・ ヒルトン・オナーズアメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード(以下、「ヒルトンアメックス・プレミアム」)

という2種類のクレジットカードを発行しました。

2種類のカードの違いやメリットなどを、今回は徹底解説します。

カードの概要

カードの概要

まずは、2枚のカードの概要をチェックしましょう。

2枚のカードの概要

本会員の年会費はプレミアムの方が4倍高いですが、家族会員となると年会費の差は2倍しかありません

しかも、プレミアムは家族カードの年会費が3枚まで無料です。

家族3人にプレミアムの無料カードを持たせれば、ポイントゲットのチャンスも広がります。

ヒルトン以外でのメリット

ヒルトンでメリットがあるのはもちろん、ヒルトン以外でもこのカードにはメリットがあります。

ポイントが貯まる

一般加盟店でカード利用をすると、ヒルトンアメックスなら100円=2ポイント、プレミアムなら100円=3ポイント貯まります

貯まるポイントはアメックスの「メンバーシップ・リワード」ではなく、ヒルトンの「ヒルトン・オナーズ・ボーナスポイント」です。

直接のカード利用だけでなく、Apple Payの利用でもポイントを貯められます

貯まったヒルトン・オナーズ・ボーナスポイントは、ヒルトンホテルの宿泊やホテル内のサービス利用、多彩なアイテムなどに交換可能です。

さらに、JAL、ANAなどの航空会社のマイルにも交換できます。

【プレミアム】各種保険・補償が充実

特に、ヒルトンアメックス・プレミアムは各種保険や補償が充実しています。

海外旅行保険は利用付帯ながら最高1億円、利用頻度の高い傷害・疾病治療費用は最高300万円です。

航空機関連の保険・補償はプレミアムのみ付帯で、ヒルトンアメックスには付帯していません。

航空機関連の保険・補償はプレミアムのみの付帯

アメックスならではの補償が、「スマートフォン・プロテクション」です。

スマホの破損でによる修理代金を、最大5万円まで補償してくれます。

購入日より2年以内、通信料を3か月以上当該カードで支払うなどの条件はありますが、他のカードではなかなかありません。

ヒルトンでのメリット

ヒルトンアメックスとプレミアムは、ヒルトンでのメリットが大きいことはいうまでもありません。

ポイントがザクザク貯まる

一般加盟店でもポイントを貯められるヒルトンアメックスとプレミアムですが、ヒルトンでの利用ならさらにポイントをザクザク貯められます。

ヒルトンアメックスなら100円=3ポイント、プレミアムなら100円=7ポイントです。

ヒルトンのヘビーユーザーなら、プレミアムを持ってポイント高還元です。

ヒルトン・オナーズのゴールド会員に無条件でなれる

無条件でなれるゴールド会員
≪画像元:ヒルトン

ヒルトンの会員プログラム「ヒルトン・オナーズ」、ヒルトンユーザーならば入会したいところです。

ヒルトンアメックスとプレミアムを持っていると、無条件でゴールド会員になれます。

ちなみに、ゴールド会員になるには、1年間で以下の条件のいずれかを満たさなければなりません。

・ 20回の滞在

・ 40泊

・ 7万5,000ヒルトン・オナーズ・ベースポイント

なかなかハードルが高いゴールド会員だけに、その特典は以下のようにゴージャスです。

・ 無料の客室アップグレード

・ ヒルトン・オナーズ・ベースポイントに加えて80%のボーナス

・ 無料の朝食

・優先チェックイン

・ レイトチェックアウト

・ 2人目は宿泊無料

すぐに客室で休みたい人や遅くまで客室でくつろぎたい人にとって、優先チェックインやレイトチェックアウトはありがたいです。

【プレミアム】年200万円以上の利用でダイヤモンド会員になれる

ダイヤモンド会員になれる
≪画像元:ヒルトン東京

ヒルトンアメックス・プレミアムを年200万円以上利用すると、最上級のダイヤモンド会員になれます

ちなみに、ダイヤモンド会員になるには、1年間で以下の条件のいずれかを満たさなければなりません。

・ 30回の滞在

・ 60泊

・ 12万ヒルトン・オナーズ・ベースポイント

ゴールド会員よりもさらにハードルが高いダイヤモンド会員、その特典はゴールド会員の特典だけでなく、以下のようにさらにゴージャスです。

・ ヒルトン・オナーズ・ベースポイントに加えて100%のボーナス

・ 到着48時間前までの予約で客室保証

・ エグゼクティブラウンジの利用

ステータスを1年間延長可能

通常はエグゼクティブルーム利用者しか使えないラウンジを、ダイヤモンド会員ならそれ以外の客室を利用していても入れます。

HPCJにお得に入会

HPCJにお得に入会
≪画像元:ヒルトン

通常2万5,000円の年会費がかかるヒルトン・プレミアムクラブ・ジャパン(HPCJ)、ヒルトンアメックス会員なら年会費が1万円です。

ヒルトンアメックス・プレミアムなら、初年度の年会費が無料になります。

HPCJ会員は、宿泊料金25%オフ、レストラン最大20%オフ、5,000円引き券を2枚プレゼントなど、特典がいっぱいです。

1万円引きのチケットだけで、ヒルトンアメックス会員はHPCJの年会費1万円をペイできます

ウィークエンド無料宿泊

ヒルトンアメックスとプレミアムを持っていると、金・土・日曜日の宿泊を1泊分無料でできるチャンスです。

ヒルトンアメックスは年150万円以上利用して継続という条件が付きますが、プレミアムはカード継続するだけで1泊分無料で宿泊できます

週末かつ繁忙期のヒルトンは宿泊料金が6万円以上するのも珍しくないため、プレミアムはこれだけで年会費をペイできます。

ヒルトンアメックスとプレミアムの新規入会キャンペーン

新規入会キャンペーン

新規入会をして6か月以内の利用で、ヒルトンアメックスは最大2万5,000ポイント、ヒルトンアメックス・プレミアムは最大7万5,000ポイント獲得できるキャンペーンを実施しています。

獲得ポイントの内訳は、以下の通りです。

・ 入会特典:ヒルトンアメックスは2,000ポイント、プレミアムは5,000ポイント

・ 入会1か月以内に10回カード利用:ヒルトンアメックスは3,000ポイント、プレミアムは1万ポイント

・ 入会3か月以内に30万円以上利用:ヒルトンアメックスは1万ポイント、プレミアムは3万ポイント

・ 入会6か月以内に75万円以上利用:ヒルトンアメックスは1万ポイント、プレミアムは3万ポイント

ヒルトンアメックスとプレミアムのデメリット・注意点

一方で、ヒルトンアメックスとプレミアムには以下のようなデメリット・注意点もあります。

事前にヒルトン・オナーズへの入会が必要

ヒルトンアメックスとプレミアムにいきなり申し込もうとしてもできません。

事前にヒルトン・オナーズへの入会をしてから、申し込んでください

他の提携カードからの切り替えは不可

他の提携カードからの切り替えは不可
≪画像元:三井住友カード

ヒルトンとの提携カードとしては、三井住友カードが「ヒルトン・オナーズVISAカード」を発行していましたが、昨年6月をもって新規発行を終了しました。

このカードの特典は来年8月31日まで続きますが、ヒルトンアメックスに切り替えたいという方もいるでしょう。

しかし、発行会社が別ですので、切り替えではなく新規発行という形になります。

家族カードのうまみが少ない

家族カードを一定枚数無料で作れるヒルトンアメックスとプレミアムですが、家族カード自体のうまみは多くありません。

ステータスの特典やウィークエンド宿泊特典、入会キャンペーンも対象外だからです。

マイルへの交換はレートが悪い

ヒルトン・オナーズ・ボーナスポイントは、航空会社のマイルへも交換できます。

JAL、ANA、デルタ航空、ユナイテッド航空、シンガポール航空など、多くの航空会社のマイルに交換可能ですが、レートはあまり良くありません。

JALマイル1,000マイルに交換するには、ヒルトン・オナーズ・ボーナスポイント1万ポイントが必要で、「10ポイント → 1マイル」というのが相場です。

マイルへの交換はレートが悪い

ホテルとマイルの「二刀流」でクレカを考えるなら、「SPGアメックス」の方がいいでしょう。

JALマイル6,000マイルに交換するのに必要なポイント(マリオットボンヴォイ)は、1万8,000ポイント(3ポイント → 1マイル)と高レートだからです。

年150万~300万円利用なら「ヒルトンアメックス」、年300万円以上利用なら「プレミアム」がおすすめ

ヒルトンとの提携カードとして、アメックスからヒルトンアメックス、ヒルトンアメックス・プレミアムというカードが登場しました。

年会費はいずれも1万円オーバーですが、それに見合うだけの特典がヒルトンであります。

問題はどちらのカードに入会すべきかですが、そのカギとなるのが「ウィークエンド無料宿泊」です。

年150万円以上利用すれば、ヒルトンアメックスでも無料宿泊1泊分がもらえます。

年300万円以上利用すると、ヒルトンアメックス・プレミアムならもう1泊分無料宿泊可能です。

キャンペーンもお得に活用して、ポイントをザクザク貯めて特典を満喫しましょう。(執筆者:キャッシュレス研究家 角野 達仁)