ちょっとした日々の行動が、「損」を招いていることは意外と多いものです。
この記事では、私が実際に失敗したことや周囲から聞いたリアル体験をもとに、損をしないために「7つのチェック&行動」を紹介します。

目次
1.「あとでやろう」は損する呪文
最近では、はじめての会員登録のほか、アナログ媒体の会員情報をアプリへと移行すると、割引クーポンやポイントがもらえるようなキャンペーンがたくさんあります。
特に、最初の登録では300円分や500円分お得になるといったケースが多く、見逃すのはもったいないと言えます。
また、アンケートに答えると「クーポンをもらえるレシート」をもらうといった機会も増えました。
そのようなときに、「あとでやろう」と思ってそのままにしていませんか。
QRコードを読み込んで空メールを送れば返信メールが来て、そのURLを開けばとりあえずは割引を受けられるという店舗も多いのです。
「会員登録って、時間かかりますか?」と、訪ねてみてください。
レシートの場合には、ほかのレシートといっしょに財布に片付けてしまうと、あとで探すのが面倒になってしまいます。
アンケートに答えるだけで30円引や50円引のクーポンがもらえることも多いので、簡単なアンケートであればササッと回答してしまいましょう。
たとえば、「商品の待ち時間や食事が終わったあとに水を飲みながらやる」などのクセをつけておくのがおすすめです。
2. 機種変更後のアプリの引継ぎ
スマホの機種変更した際に、以前使っていたアプリが新しいスマホの画面に表示されていたため、アプリを開けばすぐに使えるものだと勘違いしていました。
そのままアプリを開けて確認することなく店に行ったところ、ログインできていない状態になっていたのです。
いきなり、IDやパスワードを求められても思い浮かびません。
結構な金額の買い物をしたにもかかわらず、レジを待っている人もたくさんいたためにポイントを付け損ねてしまったという苦い思い出があります。
機種変更をした後にはひとつひとつアプリを開いて、すぐに使える状態になっているかを確認し、設定してから買い物へ行くようにしてください。
3. 古い会員証を提示
紙やプラスチックなどのアナログ媒体だった会員証の情報をアプリへと移行したにも拘らず、古い会員証を処分せずに財布に入れたままにして店舗で提示したことが何度かあります。
レジにお客さんがいないときには、カバンからスマホを探してアプリを探して…といったようにできますが、レジが混雑しているとそのような余裕はありません。
「こちら、古い会員証ですので…」と、気の毒そうな顔でこちらを見つめるスタッフに「あ、すみません」と謝り、泣く泣くポイントをあきらめたこともあります。
古い会員証は間違えて提示しないように処分しておきましょう。

4. 写真やデータの整理をする
最近では、各店舗のアプリのなかで割引クーポンが配布されます。
割引率は30円ほどと少額のものも多いのですが、提示するだけで通常価格が安くなるのですから提示しない手はありません。
そのほか、LINEクーポンやグループ企業が出しているクーポンなどもありますが、そのほとんどがアプリを開いて提示するだけです。
スマホに写真やデータを多く保存しているとアプリの起動が遅くなり、肝心なときにスムーズに開かないというケースもあるのです。
私には、画面が真っ白になったままアプリが起動せず、ポイント付与やクーポン利用をあきらめた経験が何度かあります。
アプリをスムーズに提示するためにも、写真やデータはこまめにSDカードやクラウドに保存するなどの整理をしてください。
5. アップデートの確認
アプリのアップデートがきちんとなされているか、アプリを開いてときどき確認するのことをおすすめします。
アップデートが必要な場合には、アプリを開くとメッセージが出ます。
また、スマホに写真やデータをたくさん保存していると、容量が足りずにアプリのアップデートができないというケースもあるので要注意です。
数秒ほどでアップデートできるアプリも多いので、アップデートに時間がかかっていると感じたときには、写真やデータの保存場所の確認と容量をチェックしてください。
前述の4.でも触れていますが、写真やデータはこまめにSDカードやクラウドに保存するなどして整理しておきましょう。
6. 整理整頓
チラシや紙媒体でのクーポンもまだまだ多く、オープンセールなどのチラシには、粗品交換券や割引率の高いクーポンが付いていることが少なくありません。
チラシやクーポンの紙媒体は、部屋がきちんと片付いていないと失くしやすく、そのために特典を受けられないということもあります。
すぐには整理整頓できないという人は、次のような方法を試してみてください。
・ A4のクリアファイルが入る大きなカバンにチラシやクーポンを入れて当日まで保管する。
・ チラシやクーポンを小さくたたんで、カバンの内ポケットに保管する。
これらのことを試す場合には、スマホのスケジュール帳に買い物に行く日程などを入力してアラームをかけ、チラシやクーポンの場所をメモ欄に書いておくのがおすすめです。

7. スマホの充電を確認する
最近は、割引やクーポンもスマホのアプリを提示したり、送られてきたQRコードを表示したりするものが多く、スマホ1台あれば解決することがほとんどです。
そのため、スマホの充電量を確認しておくことがとても大切です。
よく充電がなくなる人は、家を出る直前まで充電しておきましょう。
家を出る直前まで充電するとスマホを忘れてしまうという人は、バッテリーが長持ちする機種に変更するか、モバイルバッテリーを購入するという方法もあります。
割引や特典のために金額の高い機種やモバイルバッテリーを買うことに抵抗があるという人は、「チラシや紙クーポンも同時に持ち歩く」というのもひとつの方法です。
クセづけして「損」を減らす
この記事で紹介したように、ちょっとした日常のチェックもれが損につながることもあれば、行動を変えることで損を抑えることもできます。
損しないようなクセをつけて、お得を逃さないようにしましょう。
自分の行動を振り返って「損」をしていると感じるようなことがある場合には原因を探って、チェックしたり行動を変えることで防げないかを考えてみてください。(執筆者:最強節約ママ 山内 良子)