先週は週初めから上値重くジリジリ押す流れの中、アイランドリバーサルを形成し窓を上に残し押しの雰囲気の1週間となるも週末金曜日は小幅な反発で一直線に押すという雰囲気になり切らない一週間となりました。

しかしながらこの陽線が、単純に上を示唆と言われると疑問が残るところで、雇用統計前にポジション整理をしたのではという事で作られた陽線と考えるのが妥当かなと思います。

週足で見ると明確に26週線を割り込みました。ただ、26週線はまだ上向きのため一直線に下げるかと言われると微妙と考えます。

4か月連続の陰線

ボリンジャーバンドでは、収斂がさらに進んで未来のトレンドが作られるのが楽しみな形状になっておりこの後±1σのどっちを突破するかにとても注目が必要なのではと考えます。

さらに月足も注目すると4か月連続の陰線でここ10年では4か連続陰線はないという状況です。

この動きが月足の日柄調整的なものなのか7月の月足がどうなるか注目です。

米国の動きを見ると、ダウに関しては前回高値を意識する所まで値を戻してきています。

ここから切り上げて上昇に戻るのか前回高値近辺で叩かれてBOX形成を明確にしていくのか見極めとなる時期と考えます。

そして、日経平均は先週出来高を低水準としており夏枯れ相場とオリンピック前の閑散とする時期になってきたと想定できます。

値動きが小さくなり方向感が出にくいというのが標準の考えでありますが、出来高が少ないことで仕掛け的な買いや売りで方向感は簡単に出ることも考えられます。

周期的にもトレンドが出る可能性の高まる時期と閑散期が重なることも興味深いこととなります。

ファンダメンタルズ的には、雇用統計では就業者85万人増で予測値70万人も上回っているものの、失業率は5.8%と1ポイント悪化していることで無難に通過したと言える数字とりました。

これにより金融緩和縮小懸念への反応が薄くダウは反発しました。

この反応から日経平均はもみ合い継続するも徐々に下値も上値も切り下げが継続することをメインに考え5月27日から28日の窓を抵抗帯として維持できるか見極めたいと思います。

現状分析

日経225の日足チャート

5日線

火曜日に下向きとして位置としても火曜日にまたぐ形で下に飛び出し、5日線を上値抵抗線とした動きのまま週末入りとなりました。

25日線

上向きで始まり木曜まで上向き継続で14営業日の上向きで2月のBOXから最長の期間の上向きとなりましたが、週末に下向きと変えました。

位置も下を推移したまま週末となっています。

75日線

前週後半に一瞬上向くも下向きとして波うちをまたも示しています。

位置も火曜から下に抜けて下を維持したまま週末となりました。

週末の移動平均線の並びとしては、上から100日75日25日5日200日となり、75日25日5日は下向きで下降トレンドを示す形状となってきましたがどうなるでしょうか。

この動きから想定されるのは下離れする準備は整ったと言えますが、決め付けはしちゃいけないという事も付け加えさせていただきます。

週末の足型としては、「陰線陽線の孕み」で反発示唆ですが、土曜朝の雰囲気では週明けほぼ同根近辺での寄り付きが想定されるので上示唆を裏切る可能性も出ています。

トレンドライン

上としては目先6月28日から29日の窓を抵抗帯として、その上に6月16日から17日の窓の横軸を意識します。

さらに切下がりのラインとして6月15日と25日の高値を結んだラインを気にしていきたいと思います。

流れを変えるものとして6月15日5月10日の高値の横軸を意識したいと思います。

下に関しては5月27日から28日の窓近辺の横軸を気にし、切上がりのラインとしては5月13日と6月21日の安値を結ぶラインと昨年の10月30日と6月21日を結ぶラインも気にしていきたいと思います。

テクニカル指標

一目均衡表を見ると火曜日以降は雲の中を推移する1週間となっています。

週末は基準線サポートラインとし転換線を上値抵抗線として膠着感を示しています。

今後雲を明確に上下どちらに抜けるか注目です。

ボリンジャーバンドでは、バンドの向きが収斂から下向きと変えてきています。

すべてのラインが下向きとなっており、この動きが何を示すのか注意深く見る必要がありそうです。

スローストキャストでは、2本のラインがしっかり下まで降りてきてゴールデンクロスの雰囲気を出して週末
なっていますが、この後どのように動くか注目です。

現状はクロスして上げていくと考えるとミニBOX継続となりますが、どうなるでしょうか?

総合判断

膠着感を高めた一週間の中で結果前回高値を超えずに押しているという事実がありますが、直近安値は割り込んでいるわけではないので三角保ち合いと捉え、保ち合いからどちらに飛び出すか注目し飛び出すときの判断基準を自身の中にもって相場と向き合っていきたいと思います。(執筆者:城 晶子)