食事作りは、毎日の家事の中でも回数や作業工程の多い家事です。

なるべくなら作業の手間を省き、時間を短くしたいものです。

そこで、沸かしたお湯を使いまわすことで1度に複数の調理ができ、光熱費や時間の節約になる方法をご紹介します。

鍋で沸かしたお湯を4回使いまわす

沸かしたお湯を4回使いまわすとどれくらいの節約になる?

まず、沸かしたお湯を4回使いまわすことによってどれだけのガス代や水道代が節約できるのかを見ていきます。

ガス代

20cmの鍋に20度の水を入れ、蓋をして2リットルのお湯を沸かした場合、約4.4円のガス代がかかります。

参照:大阪ガス

沸かしたお湯を4回使いまわすと、湯を沸かすエネルギーを3回分使わなくてすむため、約13.2円の節約になります。

週に1回この方法を実施した時、年間で約686円の節約になります。

水道代

2リットルの水道代は、約0.2円です。

参照:大阪市

沸かしたお湯を4回使いまわすと、6リットルの水の削減につながるため、約1.2円の節約になります。

週に1回この方法を実施すると、年間で62.4円の節約ができます

正直、水道代節約としての効果は低いですが、ガス代はチリツモでの節約効果があります。

この調理法をもっと頻繁に取り入れれば、効果はさらに大きくなります。

また、節約できるのは光熱費だけではありません

調理時間を短くできるというメリットもあります。

特に今回お伝えする方法は、お湯が冷めていくのを利用して放置しながらの調理ができるので、時短術としても使えます。

沸かしたお湯を4回使いまわす調理法

沸かしたお湯をとりかえずに、そのまま異なる食材に火を通していきます。

同じお湯を使いまわす時のコツは、色が薄い野菜などからゆではじめ、最後は材料が直接お湯に触れない湯煎(ゆせん)調理法を使うことです。

具体的な食材で解説していきます。

1回目

アクの出にくい、色の薄い野菜をゆでます。

1度にたくさんゆでて保存しておけば、付け合わせやおひたしなどに使えます。

【おすすめ食材】

・ モヤシ

・ キャベツ

2回目

麺類をゆでます。

1回目にゆでた野菜の色や匂いが気になる場合は、ゆでた後に麺を水で洗うメニューにするとよいです。

スパゲティはゆでる時に塩を入れるので、お湯を使いまわしづらくあまりおすすめしません

【おすすめ食材】

・ うどん

・ そうめん

・ 中華麺 など

3回目

お湯がにごってきているので、食べる部分に直接お湯が触れない食材をゆでます。

ゆでた後に殻を向く、卵をゆでるのがおすすめです。

1度にたくさんゆでて、味付け卵を作っておくと保存しやすいです。

【おすすめ食材】

・ 卵

卵の殻には食中毒の原因となるサルモネラ菌がついている場合があるので、卵をゆでたお湯を使いまわして大丈夫なのかと思うかもしれません。

しかし、サルモネラ菌は通常の加熱調理で死滅します。

参照:農林水産省(pdf)

しかも、この後の調理法はビニールを使う湯煎調理なので、食材を直接お湯につけることなく調理できます

4回目

ここまでの調理で、だいぶお湯がにごってきました。

最後の調理は、ビニールを使って食材に火を通していきます

コスパの良さで評判の「アイラップ」と、節約料理にぴったりの「鶏むね肉」を使ってサラダチキンを作ります。

アイラップは袋のラップと言われ、加熱調理に使える便利なビニール袋です。

加熱調理に使えるアイラップ

作り方は簡単です。

1. 鶏むね肉を包丁で開いて薄くする

2. 味がしみ込みやすいように鶏むね肉をフォークで刺す

鶏むね肉をフォークで刺す

3. 味付けした鶏むね肉をアイラップに入れて、袋をしばる

アイラップに入れて、袋をしばる

4. 沸騰したお湯の底にお皿を1枚しずませる(アイラップが直接お鍋に触れるのを防ぐため)

お皿を一枚しずませる

5. アイラップごと鶏むね肉をお湯に入れ、鍋の蓋をして火を消す

鍋の蓋をして火を消す

6. 冷めるまでそのまま置いておく。しっとりサラダチキンのできあがり

味付けはお好みでよいです。

・ ハーブソルト

・ 塩と砂糖

・ 塩麹(筆者の一押しの味付けです)

沸騰したお湯に入れたら火を消して冷めるまで放っておくので、その間は他のことをしていて大丈夫です。

ガス代と時間の節約になります。

サラダチキンは食事のメインとしても、副菜としても使える便利な作り置きです。

お湯の使いまわしで光熱費と時間を節約しよう

水をくんでお湯を沸かすにはエネルギーと時間がかかります。

一度沸かしたお湯を何度も調理に使いまわすことで、ガス代(IHの場合は電気代)と時間を節約できます。

野菜を何種類もゆでるなど工夫次第でもっと使いまわすことも可能ですし、2つか3つの組み合わせでも良いです。

ゆでる食材の順番を意識するだけで効率よく調理ができるので、筆者はいつも心地よい達成感を味わっています。(執筆者:元銀行員で転勤族 福島 怜実)