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【筆者実体験】クレジットカードを不正利用された時すぐに行うべきこと、その後に行うべき対策

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【筆者実体験】クレジットカードを不正利用された時すぐに行うべきこと、その後に行うべき対策

つい先日私はクレジットカード不正利用の被害に遭いました。

すぐに対応したおかげで金銭的な実害は免れましたが、かなり動揺したことも確かです。

その実体験をもとに、不正利用発覚までの経緯や発覚後すぐに取るべき行動、不正利用で考えられる原因やその後行った対策についてお話しします。

クレジットカードを不正利用

不正利用発覚までの経緯

まず、クレジットカードの不正利用が発覚するまでの経緯を簡単に説明します。

1. カード会社から不正利用の疑いを知らせるメールが届く

ある日突然、メールアドレスを登録しているクレジットカード会社(以下:カード会社)から以下のようなメッセージが来ました。

「ご本人様のご利用かどうかを確認させていただきたいお取引がありましたので、誠に勝手ながらカードのご利用を一部制限させていただきご連絡させていただきました」

メールには以上の文章のほかに不正利用の確認用URLが記されており、そこにアクセスするように求める文章も記されていました。

2. フィッシング詐欺を疑いながらもメール記載のURLにアクセス

ただ、この手のメールは「フィッシング詐欺(カード会社などを装ったメールで偽サイトに誘導してカード情報を盗む詐欺)」の可能性があります。

もし本当に不正利用だったら早急に対処しなければなりませんが、最近は一見詐欺とはわからないメールも増えているので一度は無視しようかと思いました。

しかしその時、少し前に自分で行った多額の決済についてカード会社から不正利用の疑いを知らせるメールが届いたことや、そのメールからアクセスしたURLの画面には以下の特徴があったことを思い出しました

画面上にログイン情報やカード情報を求める内容は一切記載されていない

「疑いのある取引内容(購入日・購入金額・購入店舗)」が記されている

・ 「自分が行った決済であるかどうか」を問う回答ボタンがある

これと同じ特徴があればそのURLを信用できる可能性は高くなります。

その確認のためにメール記載にURLにアクセスしたところ、出てきた画面の内容は以上の特徴と一致していました。

その画面に記された取引内容を確認したら不正利用であったことがわかり、すぐに「自分で行った決済ではない」のボタンを押す形でカード会社に回答しました。

3. カスタマーサービスへの電話でさらに2件不正利用が発覚

ボタンによる回答が終わるとすぐ画面が切り替わり、そこにカード会社のセキュリティセンターの電話番号が掲載されていました。

その番号に電話したところ他にも2件覚えがない利用履歴があり、合計10万円以上不正利用されていたことが発覚しました。

結果的にはカード会社が全ての不正利用を食い止めてくれたので実害はありませんでしたが、さらなる被害を防ぐためにカード番号の変更を伴う再発行手続きを取りました

不正利用の被害に遭った時にすぐ行うべきこと

不正利用の被害に遭った時にすぐ行うべきこと

次は、不正利用の被害に遭った時にすぐ行うべきことをお伝えします。

カード会社に連絡して利用停止やカード再発行の手続きを行う

クレジットカードの不正利用が疑いが生じた場合はすぐカードの発行会社に連絡してその確認や利用停止等の手続きを行ってください

最も確実な方法は相談窓口への電話連絡ですが、電話が通じにくいことがあります。

また、営業時間外は自動音声のみの対応となります。

その場合はいったんカードの紛失による再発行の手続きを取り、営業時間中にあらためて不正利用の確認を行うことをおすすめします。

金銭的な実害が生じたら必ずカード会社と警察の両方に連絡する

不正利用によって金銭的な実害が生じたら、すぐにカード会社と警察の両方に連絡してください

多くのカード会社では不正利用の発覚後60日以内は被害額を全額保障する制度を設けています

その条件として警察に被害届を出し、その受理番号をカード会社に知らせる必要があるため、実害があったら必ず警察にも被害届を提出しましょう。

だた、私が不正利用について相談した警察官によれば、「金銭的な実害がなければ必ずしも被害届を出す必要はない」そうです。

そのため今回私は被害届を出しませんでしたが、後日万が一予定より多い金額が引き落とされたら被害届を出す心づもりでいます。

不正利用の被害を受けた原因とその後に行っている対策

クレジットカードを不正利用された原因はよくわかりませんが、私の場合は可能性として次の2つが考えられます。

外出先でスキミング被害に遭った

スキミングとは、クレジットカードの磁気ストライプに書き込まれた情報を「スキマー」という装置を使って読み取り、その情報を書き込んだ偽造カードで不正利用を行う犯罪行為です。

たとえば「貴重品が入ったコインロッカーやバッグ越しにスキミングされた」「店舗でスキミングされた」などの被害が報告されていますが、私の場合はそれが考えられます。

今はその対策として、極力貴重品を身から離さない、目の前でカード決済を行わない店舗で買い物をしないなどの方法を取っています。

オンライン上でクレジットカードの個人情報が漏洩した

オンライン上でクレジットカードの情報が漏洩した恐れもあります。

<情報漏洩の原因として考えられること>

・ フィッシング詐欺

・ 偽ECサイト経由でカード情報が盗まれる

・ 利用したECサイトからカード情報が漏洩する

私の場合はECサイトからの情報漏洩が1番怪しいのですが、他の2つの可能性もあります。

そのため、ひとまず大手ECサイトのみ利用するなどの対策を取っています。

利用明細のこまめなチェックでクレジットカードの不正利用を早期発見

私自身が体験した通り、クレジットカードの不正利用は本人が知らないうちに起こります。

その被害を早期発見するためには利用明細やカード会社からのお知らせをしっかりチェックすることが必要不可欠です。

それでも不正利用の被害をゼロにはできませんが、少なくとも被害を最小限に食い止めることはできるでしょう。(執筆者:元銀行員にしてベテラン主婦 大岩 楓)

《大岩 楓》
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大岩 楓

執筆者:元銀行員 FP2級 大岩 楓 大岩 楓

元銀行員にしてベテラン主婦のフリーライターです。クレジットカードや節約記事などの執筆のほか、既成記事の校閲も行っています。50代になった現在、最大の関心事はずばり「老後のお金」今後のマネープランについて真剣に考え始めました。そこで自らの勉強も兼ね、銀行員時代に培った金融知識と25年以上の家計管理経験をベースにお金に関するさまざまな事柄について深堀りしていきます。 <保有資格> FP2級 寄稿者にメッセージを送る

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