先週は底割れの雰囲気を完全に一旦消して上へと向かうかと思わせられましたが、上げはしたものの夏枯れ相場という事もあって上げきれず方向感乏しく週後半は押す雰囲気となっています。

1週間が4営業日という事もありましたが、少ない出来高となり勢いに乗り切れず下向きの25日線を上抜けたところで上値を重くし向きが変わるのを待っているのか、グランビルの「売りの2」的な動きで今週から押す流れとなるのか非常に判断が難しいままの週末入りとなりました。

金曜日算出のSQ値は2万8,093円で「幻のSQ」となり上値が重たいという考えと、移動平均線をサポートラインとした底硬いという考えが交差する状況です。

週足的にはトレンドは下かなと思わせられるところが多々見受けられます。

米国の動きをみるとダウは小幅高で最高値更新となっており、日経先物CMEは上値重く押す可能性を高くする状況となっています。

このダウとの逆行現象の裏には為替の円高進行が足かせとなっていると考えます。

ファンダメンタルズ的には

・ 日本国内および世界全体で猛威を振るうデルタ株による経済的ダメージ不安

・ 感染拡大の中での東京パラリンピック開催による政府の対応

・ 衆議院選に向けた経済対策30兆円という情報がいつ発表されるのか

などで、相場に影響が出ると考えられます。

現状分析

日経225の日足チャート
≪日経225の日足チャート≫

5日線

1週間を通して上向きを維持しており位置としては上に乖離をキープしてきましたが、週末にタッチしました。

そして同日に下向きの25日線を上抜けたことで今週上を維持できるか注目です。

25日線

変わらず下向きを維持したままで位置としては下から上に上抜けそのまま週末入りとなりましたが、下向きのままでは上に乖離していけないという雰囲気が出ています。

75日線

変わらず下向きを維持で位置も下への乖離を維持したままの1週間となっています。

中長期線としては100日75日25日線が安定した下向きで上から並び中期トレンドは下を示唆となっており、今後200日線との絡みや向きがどうなっていくのか注目です。

週末の足型としては、陰陰のたすきで下を示唆ですが、そのすぐ下の移動平均線を勢いよく割り込んでいくか注目です。

トレンドライン

目先6月15日、25日、7月13日を結ぶラインが上値抵抗線になっていると見受けられます。

横軸では7月15日、16日の窓も上値抵抗線となったと見受けます。さらに上に向かうとすると7月13日の高値と6月25日の高値が段階的に意識されると考えられます。

下に関しては目先25日線を維持できるかと7月30日と8月5日の安値を結んだ切上がりのラインを維持できるかで切り上げ維持の見極めとなると考えます。

テクニカル指標

一目均衡表を見ると転換線をサポートとして基準線を上値抵抗線として方向感乏しい動きとなっているも、雲を上として近づけずにまだ上値が重くトレンドしては上向ききれないという状況です。

ボリンジャーバンド

バンドが収斂を開始しているようにも見受けられ波うちBOXが継続しているか見極めとなります。

+1σを意識したところで上値が重くなっていることでもBOXと見受けられます。

スローストキャストの動きでは下抜けリスクは完全に後退したといったん考えられます。この後デットクロス後に横方向に動くときは切り上げが実行されると考えられます。

総合判断

この2週間で下への加速は一旦消滅とされたと考え上値追いとなるか、ミニBOX継続か、大き目なBOXの上限を目指しながら上のトレンド変換へシフトしていくかの見極めの時期に入りつつあると考えます。

現状はミニBOXの上限を明確に突破とは言えず今週見極めとなります。

決定的な方向感のない中での決めつけは禁物とするも、チャートから出てくるシグナルに反応する準備は必要です。

お盆の最中相場の動きが乏しく寂しい状況ですが、このような時に未来へのシグナルが出てくることがあるので見逃さずにチャートと向き合っていきたいと思います。(執筆者:城 晶子)