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10年前のエアコンを買換え 電気代の節約効果、安い時期、機種選びはココを見ればわかる

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10年前のエアコンを買換え 電気代の節約効果、安い時期、機種選びはココを見ればわかる

エアコンが古くても問題なく動く場合は、買い替えのタイミングに迷う人も多いでしょう。

しかし場合によっては、思い切ってエアコンを買い替えた方がいい場合もあります。

この記事では、まだ使える古いエアコンを買い替えるべきタイミングや、電気代を念頭に置いたエアコンの選び方、エアコンを安く買える時期について、わが家の例を参考にお伝えします。

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エアコンを買い替えるタイミングは「製造年」で判断できる

エアコンの買い替えタイミングは「製造年」で判断できると言われますが、その理由は2つあります。

1.家電メーカーが「エアコンの寿命は製造後10年」としている

家電メーカーはエアコンの寿命を製造後10年としていますが、その根拠として2つのことが挙げられます。

(1) 10年以上経つとモーターなどの部品が劣化して故障しやすくなる

(2) 修理部品の最低保有期間が10年となっている

以上の根拠から、家電メーカーでは製造後10年以上のエアコンがまだ正常に使える状態でも買い替えることを推奨しています。

確かに10年経てばすぐ壊れてもおかしくないですし、メーカーに部品がなければ修理はできません。

メーカーの言うことにもうなずけます。

2.電気代の観点から製造後10年以上のエアコンは買い替えた方がよい

電気代の観点から見ても、購入後10年以上のエアコンは買い替えたほうがよいと言われます。

新しいエアコンは古いエアコンより省エネ効果が高く、その分電気代が安くなるからです。

地球温暖化防止策の一環として家電の省エネ化を推進している国も、環境省のサイトなどでその点を強調しています。

検証:古いエアコンの買い替えでどのくらい電気代が下がるのか

そうはいっても、古いエアコンを最新機種に買い替えたら具体的にどの程度電気代が下がるか知りたいところです。

そこで私は、わが家最古のエアコン(2007年製20畳用)を最新のエアコン(2021年製20畳用)に買い替えると、いくら電気代が下がるか検証してみました。

環境省「しんきゅうさん」で新旧エアコンの電気代を簡単に比較

新旧でエアコンの電気代を比較する方法はいくつかありますが、私が調べた中で1番簡単そうだったのが環境省の省エネ製品買い替えナビゲーション「しんきゅうさん(かんたん比較)」でした。

「しんきゅうさん」では、必要な情報を入力するだけで自動的に新旧家電のおよその年間電気代を算出し、その差額も出してくれます。

環境省の省エネ製品買替比較の「しんきゅうさん」
≪画像元:環境省

そこで、私は「しんきゅうさん」でわが家の古いエアコン(2007年製)と同タイプの最新機種(2021年製)の電気代を比較することにしました。

※現時点での最新機種の情報は、資源エネルギー庁の「省エネ性能カタログ」最新版、または各家電メーカーの商品情報ページで確認できます。

「しんきゅうさん」の利用手順

ここからはわが家のケースを例に、「しんきゅうさん(かんたん比較)」の利用手順を説明します。

※2021年8月1日時点のエアコン(最新機種)には、わが家の古いエアコンと全く同じタイプ(日立/冷房能力5.0kW/14~21畳)はありません。

したがって、それに近い最新機種(パナソニック/冷房能力5.6kW/15~23畳)への買い替えを想定して電気代の違いを比較しています。

(1) トップページの「さっそく比較してみる」からポップアップ画面を出す

環境省「しんきゅうさん」のポップアップ画面
≪画像元:環境省

(2) ポップアップされた別画面で「かんたん比較」をクリック

環境省「しんきゅうさん」のポップアップされた別画面で「かんたん比較」をクリック
≪画像元:環境省

(3)「かんたん比較」の画面を出して家電の種類を選ぶ

(4) 古い機種の情報を入力する(選択肢から選ぶ)

環境省「しんきゅうさん」で古い機種の情報を入力
≪画像元:環境省

(5) 最新機種の情報を入力して画面下の「比較する」をクリック

環境省「しんきゅうさん」の最新機種の情報を入力して画面下の「比較する」をクリック
≪画像元:環境省

(6)「比較結果」画面で電気代の差額を確認する

環境省「しんきゅうさん」で「比較結果」画面で電気代の差額を確認する
≪画像元:環境省

この画面上に新旧のエアコンの電気代とその差額が出てきます。

結果:2007年製→2021年製への買い替えで年間電気代1万7,800円ダウン

以上のシミュレーションの結果、わが家の場合は最新機種への買い替えで年間約1万7,800円電気代が安くなることがわかりました。

買い替えによる電気代の節約効果はかなり高そうです。

もちろんエアコンの製造年や冷房能力によって結果は異なりますが、製造後10年以上のエアコンなら買い替えによる電気代の節約効果が期待できるでしょう。

また、わが家のようなケースだと、下がった電気代である程度購入費用の元も取れそうです。

以上の結果を受け、わが家では2007年製のエアコンを近々買い替えることを決断しました。

電気代が安いエアコンは「期間消費電力量」でわかる

エアコンの買い替えにあたっては、極力電気代が安い機種を選びたいところです。

そこで私は家電量販店に出向き、店員に電気代が安いエアコンを選ぶコツを聞いてみました。

その問いに対する店員の答えは、

「期間消費電力量を見るとよい」

とのことでした。

期間消費電力量とは、一定の条件下でエアコンが1年間で消費する電力量、つまりおよその年間消費電力量を指します。

エアコン含む家電製品はすべて消費電力量をもとに算出されるため、その数値が小さいほど電気代が安くなります。

なお、期間消費電力量はエアコンのカタログや説明書、メーカーサイトのほか、先述した「省エネ性能カタログ」で確認できます。

エアコンを安く買える時期

続いて、エアコンを安く買える時期についても店員に尋ねてみたところ、次の時期が安くなると教えてもらえました。

・ エアコンの需要が減る8~9月

・ 9月と3月の決算時期

・ ボーナス商戦時期

型落ちなら最新機種が出る直前の時期(販売店によって異なる)

この時期を狙ってエアコンを買い替えると、通常より数割安く最新機種やそれと同様の省エネ効果がある型落ち機種を買えるとのことでした。

そのアドバイスをもとに、現在わが家では秋の初めに買い替えることを視野に入れて各メーカーのエアコンを比較しています。

安い時期に買い替えよう

エアコンは年々省エネ化が進み、新しい機種は古い機種よりも電気代を安く抑えられます。

ご家庭のエアコンの製造年が10年以上前であればぜひ買い替えを検討し、直近で安い時期に買い替えることをおすすめします。(執筆者:元銀行員にしてベテラン主婦 大岩 楓)

《大岩 楓》
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大岩 楓

執筆者:元銀行員 FP2級 大岩 楓 大岩 楓

元銀行員にしてベテラン主婦のフリーライターです。クレジットカードや節約記事などの執筆のほか、既成記事の校閲も行っています。50代になった現在、最大の関心事はずばり「老後のお金」今後のマネープランについて真剣に考え始めました。そこで自らの勉強も兼ね、銀行員時代に培った金融知識と25年以上の家計管理経験をベースにお金に関するさまざまな事柄について深堀りしていきます。 <保有資格> FP2級 寄稿者にメッセージを送る

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