サブスクサービスは音楽や映画の定額制サービスとして普及しました。
お花やお食事など珍しい物も増えてきましたが、今回は布団がサブスクで借りられるという新しいサービス「RAKUTON」が最近サービス開始したのでご紹介します。
目次
「RAKUTON」について
布団レンタル事業を展開する株式会社ライフクリエーションが手掛ける事業で、「一人暮らし」のための布団のサブスクサービスと称して2020年11月にスタートした定額制サービスです。
シングルサイズの布団を主に取り扱い、「クリーニング」も「衣替え」も「シミ抜き」も「補修や交換」も全部コミコミ、という布団のメンテナンスに関して面倒な作業を全てやってくれる便利なサービスです。
最大の特徴は「自分専用の布団セット」であることです。
契約すると春夏用・秋冬用の2セットが季節に応じて届きますが使わない時期の布団は会社でクリーニング・メンテナンスされて保管されます。
そして交換の時期になるとまた自分専用の布団が届くため、誰かが使った布団ではないという安心感が得られるようになっています。
「RAKUTON」の料金体系
初期費用0円、月額費用3,278円で下記の商品を一式借りる事ができます。
基本セット内容
・ 羽毛布団（秋冬）／肌掛布団（春夏）
・ 掛け布団カバー
・ ベッドパット／敷布団
・ シーツ
・ 枕
・枕カバー
サブスクと言っても毎月届くわけではなく、5月頃と10月頃の年2回、春夏用と秋冬用の布団セットを交換できる形式です。
送料無料で使わなくなった布団を送る事ができ、自宅で保管しておかなくて良いのはとても便利です。
「RAKUTON」を利用するメリット
(2) 使わない布団セットは回収されるので自宅の押入れを圧迫しない
(3) 不要になった時に捨てる手間がなくていい
(4) 有料オプションでシーツ交換し放題や毛布追加なども選べる
メリットとしてこういった内容が挙げられます。
WEBサイトにあるように「1人暮らし」の利用者におすすめのサービスと言えるでしょう。
「RAKUTON」の惜しい点
一方で残念に思ったところもあります。
(1) シングルサイズしかない
小さな子を持つ親としては、子育てしながら布団のケアは大変ですが、奇麗な布団で生活したいです。
できればダブルサイズやキングサイズなど選択肢があってもうれしいなと思います。
(2) 短期間で終えると割高である
本サービスは長期間利用を想定して、契約者ごとに布団を割り当てるサービスのため12か月未満の短期間での解約には解約料が設定されています。
検証・借りるそれぞれのメリットデメリット
それでは「RAKUTON」で1年間布団を借りた時と布団一式を購入した時と、どういったメリット・デメリットがあるか検証してみました。
購入した場合
寝具メーカー・購入品のレベルによって異なるため一概に比較できませんが、店頭販売・ネット販売とも対応しているニトリで同様の点数の布団セットをそろえたと仮定します。
「RAKUTON」のセット同様に年間で使う布団一式を購入した場合約3万円が初期費用として必要です。
これに加えてメンテナンス費用として布団のクリーニングが春夏用・秋冬用それぞれ5,000円～1万円ほどかかります。
廃棄の際は素材ごみとして500円～1,000円程度/枚の費用です。
合計すると買いそろえて1年間で約4万円ほどはかかる計算となります。
「RAKUTON」を1年間利用した場合
3,278円 × 12か月＝3万9,336円となり、これに購入した場合と同様のクリーニング・廃棄の際の料金が含まれる計算です。
購入した際の布団のグレード、クリーニングの手間で比較条件は変わりますが購入した際と比べると下記のような結論が挙げられます。
(2) 購入・メンテナンス・保管・廃棄の手間が掛からない
(3) 初期費用が抑えられ一定の価格で利用できる
費用面だけを追えばもっと安い布団、メンテナンスを押さえる事で下げられますし複数年の利用であればやはり購入の方が安くなってきます。
しかし「半年でまた新品のようにメンテナンスされた布団が手に入る」と「支払額の一定化」は大きな魅力です。
まとまった出費を抑えたい人、ズボラな人などにはとてもメリットのあるサービスです。
2021年8月現在のお得なキャンペーン
サービス開始に伴い2つのお得なキャンペーンが実施されています。
キャンペーン概要
(2) RAKUTONのお布団（商品）をお受け取り後、SNSにRAKUTONの写真を投稿すると翌月の利用料が無料に。
これを使えば最大1.5か月分の利用料が無料になるのでさらにお得度は上がります。
本記事を読んで興味が湧いたらぜひ利用してみてください。
ライフスタイルに合わせて使おう
購入すれば安くはないグレードの布団セットを割安に使うことのできる「RAKUTON」。
長期なら購入した方が安くなりますが、短期間なら十分お得です。
最低限の物しか持たない生活「ミニマリスト」の方や、「タイムイズマネー」として時間を買いたい人などにも適したサービスと言えそうです。
ライフスタイル、生活環境の変化に合わせて使えばお得になるサービスです。（執筆者：遠藤 記央）
