「働かずに好きなことをして暮らせたら、どんなに幸せだろう?」

誰もが1度は思い描く夢物語の入口に約2年で漕ぎつけ、現実のものにしようとしている人がいます。

この記事では、当人である「かとう社長」にお話しを伺いました。

FIREという言葉をはじめて聞く人でもわかりやすく、記事を読みすぐにはじめられることが満載の内容です。

「FIRE」とは

加藤社長に話をきいてみよう

-たったの2年ほどで、FIRE達成目前だとか!素晴らしいですね。

かとう社長:ありがとうございます。よくうまくいっているな、と思います。

-最近よく耳にするFIREですが、具体的にはどのようなことを指すのでしょう?

かとう社長:FIREは、ごはんを食べるために働く必要がなく、「インカムゲイン」だけで暮らす生活のことです。大きくした資産を切り崩しながら暮らすイメージとは異なります。

-「インカムゲイン」というのは、株式や債券といった保有資産で得られる収益のことですね。具体的には、利子や配当金、家賃収入などがわかりやすいでしょうか?

かとう社長:そうですね。また、FIREの達成基準額については、僕の場合「純資産1億円」に設定しています。ちなみに、この純資産というのは「投資に自由に使えるお金」のことです。

-1億円と聞くと額が大きすぎて、もうすでに挫折しそう…。でも、かとう社長は、目標に向かって突き進んでいます。それは、20代や30代の若い人でも可能ですか?

かとう社長:それなりの覚悟は必要ですが、いまの時代、年齢はあまり関係なく誰もが目指せる環境ではあると思います。

「FIRE」を目指したキッカケ

-それなりの覚悟が必要なのに、FIREを目指そうと思ったキッカケは何ですか?

かとう社長:自由な時間が限られたサラリーマンの父を見て育ったので、自由を手に入れたいという思いがあり起業しました。でも、思うような自由は手に入らなかったため、完全なる自由を手に入れたいと思い、もう一歩踏み込んでFIREを目指したという流れです。

FIREを実現して手に入れたい生活

-完全なる自由を手に入れるためにFIREを目指し、いろいろな活動をされていますね。FIREを実現させて、どのような将来を送りたいと考えていますか?

かとう社長:お金と時間、そして、心という3つの自由を手に入れて、仕事を含め好きなことだけをして暮らす人生を送りたいです。

昨年からは、ワーケーションというライフスタイルを実践しています。

日本は税率が高いので、キャピタルゲイン課税がないなど、税制の有利な国を選んで投資家として海外生活をしてみたいと考えることもありますね。

起業の足掛かりになった会社員時代

企業をしたのが大きなきっかけ

-起業される前は、会社員だったとか?

かとう社長:はい、これまでに3社経験しています。1社目2社目では、社会人として大事な知識やスキルなどを学ばせてもらいました。

3社目の会社には、入社面接の時に5年以内に起業することを伝えていました。。会社側は、それを理解して受け入れてくれただけでなく、ある程度の裁量を持たせて自由に仕事をさせてくれました。その経験が、起業する大きな足掛かりになっています。

-驚くほど寛大な会社ですが、コネではなくネットで見つけたのだとか?

かとう社長:はい。ただ、「起業する人、歓迎」などと記載されていたわけではなく、「自分のことを高く評価してくれそうだし、将来のステップアップもできそう」だと感じたので選びました。

-起業宣言をして採用されたことは驚きですが、前職までの経験や身に付けたスキルの影響も大きかったように思います。普段からレベルアップを図っていたことが、「FIRE」への近道につながったのですね。

「FIRE」を実現するための活動

ミニマリストになること

かとう社長:いまの「起業家・投資家・ミニマリスト」という肩書はすべてFIREのための行動で、ここ数年は、「起業をする」、「ミニマリストになる」、「影響力をつける」ということをやってきました。

ミニマリストになった

かとう社長:あくまでもFIREを目指すための3年間だけですが、時間や資金確保のために、やりたいことや友達づきあいなどあらゆるモノやコトを断っています。そして、日々の予定すら断捨離をして、なるべく予定を空白にするようにしています。

-予定を空白に?

かとう社長:投資はタイミングが重要なので、一瞬のチャンスを逃さないようにするためのこだわりです。資産が少ないときにはとくに、「しっかりとした事前準備をし、タイミングを見計らって投資することが重要」です。

手一杯になっている状態だと適正なエントリータイミングを逃すことや、チャンスに気づけないといったことも多いと感じます。

影響力をつけるためにTwitterはマスト

かとう社長:僕がやっているTwitterも、影響力をつけるためのツールのひとつです。

フォロワーが増えたり企業とコラボをしたりすると、「かとう社長は、こういう人なんだな」というようにSNS上で「個」が確立されていき、信用の獲得につながります。

現代は「貯金」ならぬ「貯信」をお金に換金できる時代です。個の信用力を獲得することで、僕が経営している企業の収益へ間接的に結びつくという感じです。

-「FIRE」を目指すためにTwitterはマストということですね。
かとう社長のフォロワー数は1.5万人!ツイート数は…、185,000?驚きのツイート数ですが、何を発信されていますか?

かとう社長:「実利の提供・物語をつくる・継続する」という3点がポイントで、「実利の提供」というのは、読んだ人の利益になる、何かを得られたと感じてもらえる内容のことです。

-「物語をつくる」というのは?

かとう社長:僕の場合は「365日後にFIREするミニマリスト」という物語を作り、Twitterを更新中です。1日経つごとに日数を減らして、いまはFIREまで残り200日を切りました」

-日が迫ってくると、なんだか他人事ではないですね。

かとう社長:「この人は期限内に本当にFIREを達成するのか?」とハラハラしますよね?こんなふうに、応援したくなるストーリーをつくることです。あとは、ひたすら続けること。ただ、継続することは難しいので、生活の一部として習慣化することをおすすめします。

かとう社長の資産運用が面白い!

資産運用がおもしろいので注目

-かとう社長は、実際にどのような資産運用をおこなっていますか?

かとう社長:日米株式や不動産、仮想通貨や暗号資産、NFT関連への投資やエンジェル投資のほか、アートシェアのプラットフォームを使ったアート作品の共同保有もはじめました。

僕は、YouTubeやSNSについても資産として捉えていますし、広く捉えれば自分の会社自体も資産なので、日々の業務も資産運用と言えるでしょう。

-手広いですね。ところで、NFTとは何でしょう?

かとう社長NFTはNon-Fungible Tokenの略称で、偽造できない鑑定書・所有証明書付きのデジタルデータのことです。仮想通貨と同じように、発行や取引はブロックチェーン上でおこなわれます。

NFTゲームへの投資

-すでに、NFT関連の「NFTゲーム」へ投資されているそうですね。

かとう社長:プレイするために3体のキャラクターが必要な「Axie Infinity(アクシーインフィニティ)」というゲームです。

3体を買うのにおおよそ十数万円かかります。

ただ、購入したキャラクターはNFTとして固有の能力を持つ資産となり売買できるので、主にフィリピンとベネズエラで「お金が稼げる」として流行っています。

流行ってはいますが、平均年収が数十万円のフィリピンの人たちにとって十数万円は、ゲームを始めるためには大きすぎる金額です。そのため、資本を提供してくれる人やプレイができる環境を常に探しています。

-そこで、かとう社長がプレイ環境を提供してお金を支払い、プレイしてもらう?

かとう社長:はい。ただ、住んでいる国も違うし会ったこともない者同士なので、関係構築が必要です。そのため、しっかりと業務委託契約を結んだ上でプレイしてもらっています。

-そういう投資の仕方もあるんですね。

今後の投資計画について

-今後は、どのような投資を考えていますか?

かとう社長:テクノロジーへの投資を狙っています。注目は、3Dプリンターやドローン、NFTです。たとえば、現在の最先端技術を持ってすれば、3Dプリンターで100万円もしない金額で家が建てられると言われています。

これは不動産市場を大きく変革させる可能性のあるイノベーションです。地震などの災害が多い日本においては実現が難しいようですが、こういった分野にも投資をしています。

悔しい体験も肥しに

-資産運用では、悔しい思いをしたこともあるのだとか?

かとう社長:2017年に仮想通貨への投資で、僅か30万円が半年足らずで1,800万円までになり、その後バブル崩壊とともにほぼ無価値となった経験もあります。

ただ、ある程度のリスクを取れば、短期間で爆発的に増やせる感覚を知ることができたので、これならFIREを目指せるかも?と思ったのも、この頃です。

これからFIREを目指す人へ

-これからFIREを目指す人はまず、どのようなことから取り掛かればよいですか?

かとう社長:まずは、ある程度まとまったお金を貯めて投資することです。

-たとえば、節約して200万を貯め、そのうちの100万円をドーンと投資し、残り100万円は投資で失敗したときや私生活で何かあったときのために貯めておく感じですね。

資産運用をおこなうときの注意点

-資産運用をおこなうときに気をつけていることはありますか?

かとう社長:私の場合、これまでに紹介したような資産を分散保有しながら、その時々で調子のよいものに傾斜をかけながら投資をしています。

-では、かとう社長のように短期でFIREを目指したいときはどうすればいいですか?

かとう社長:リスクとリターンは正の相関関係ですから、ある程度大きめのリスクを取って、集めたお金を短期投資によって大きくすることがおすすめです。

短期投資の場合は、個別株や仮想通貨もしくは暗号資産などを購入して、値上がり後に売却することで得られる差額の利益「キャピタルゲイン」の大きさを重視するといいと思います。

そして、短期投資で作った資産を次々と長期投資に回し、インカムゲインを増やしていくイメージです。

-では、長期投資の場合はどうですか?

かとう社長:まとまった資金があれば、利回りが仮に数%だったとしても大きな不労所得が得られることになります。なので、長期の場合リスクは低めに抑えて「資産を守ること」を意識し、より利回りが良い商材を選んで投資することがポイントです。

「FIRE」を目指すためのおすすめ行動

かとう社長:FIREを実現する前提条件として、「3年間で資産1億円を作ってFIREする」など、具体的な数字を伴う達成可能な目標を立てることがとても大切です。そうすることで数字を意識しやすくなり、目標に向かってやる気を引き出すことができます。

また、目標設定とセットで大事なのが、「金融資産のポートフォリオ詳細を常に把握しておくこと」です。自分の資産や投資額、投資による利益をエクセルやアプリなどで管理します。

-インカムゲインを大きくしていくことも大切なことなのだとか?

かとう社長:はい。瞬発的にFIREを達成できても定期収入がなければ、何かひとつ大きく投資で負けたときに脱FIREしてしまう可能性があります。

僕も、インカムゲインが得られるものを複数もっています。たとえば、株の配当、仮想通貨のステーキング報酬、ブロックチェーンゲーム、YouTubeチャンネルの広告収入などです。今後は、不動産も追加していこうと考えています。

-ありがとうございました。
 話を聞くまで曖昧でしたが、FIREのゴールは、働かなくても食べていけるだけの総資産を作ることではなく、「定期収入で暮らしていけるベースをつくり、生活を続けていくこと」だとわかりました。

かとう社長のYouTubeなど紹介

かとう社長やFIREのことについてもっと詳しく知りたいという人は、ぜひ、かとう社長のYouTubeやTwitterなどをご覧ください。

【FIREに関するオンラインセミナー映像】

#1「FIREって何?」

#2「FIREするのに大事なこと」

#3「お金を作るためにしてきたこと ①起業をする」

#4「お金を作るためにしてきたこと ②ミニマリストになる」

#5「お金を作るためにしてきたこと ③影響力を持つ」

#6「資産運用の仕方」

【公式Twitterアカウント】
https://twitter.com/kato_shacho/

【公式YouTubeチャンネル】
https://www.youtube.com/channel/UCrgqfCOdnJwRI3bUs4JAOww

【かとう社長】
2社の大手企業で会社員を経験。3社目では会社員として勤める傍ら、2018年32歳のときに「朝♪クラ~Asa-Kura~」を設立。その後、FIREを目指してTwitterやYouTubeを開設。Twitterのフォロワー数は1.5万人。YouTubeではFIREに関する基礎知識をはじめ、FIREを目指すために必要なことを発信。FIRE達成までは200日を切り、順調に歩んでいる。

取材・文:山内良子 / 写真提供:かとう社長