食費を節約する1番簡単な方法は「食品にお金を使わないこと」です。

しかし、いつも安い食材を買ったり、量を減らしたりしていては生活の質が下がってしまいます。

今回は、購入する量や質を下げるのではなく、買ってきた食品をおいしく食べ切ることで食品ロスを削減し、結果的に食費節約につながる方法を紹介します。

おつとめ食材で豪華な定食

魚や肉は食べる前と後の処理でロスを削減

魚や肉は、安いときにまとめて買うことが多い食品です。

また、価格の幅が広く、価格と質が比例する食品でもあります。

単価が高い魚と肉は、できるだけ食品ロスをなくして、安いものでもおいしく食べ切ることが節約の基本です。

お値下げ品の刺身をおいしく食べきる方法

スーパーの閉店間近になると、お刺身の盛り合わせが安くなっています。

つい多めに買ってしまい、数切れ残ってしまうことがあります。

そんなときには、味つけをして翌日のお弁当のおかずにしましょう。

味つけは、醤油とみりんと酒を同じ割合で混ぜた調味液につけるだけです。

白身魚のように淡白な味の魚は、とろろ昆布ではさむだけで簡単昆布締めになります。

翌日は、フライパンでサッと火を通せばお弁当のおかずになります。

安くてかたい肉をおいしく食べきる方法

安い肉は、そのまま火を通してもかたくて食べにくいかもしれません。

かたい肉は、冷蔵庫に残っている大根をすりおろして1時間ほどつけておきます

大根おろしに含まれる酵素が、たんぱく質を分解してやわらかくなります。

冬は大根が安くなり、1本で買ってくることもあります。

使い切れず残った大根を活用できる、ウィンウィンの活用方法です。

古いお米は家にあるモノを加えて、おいしく食べ切る

新米がおいしい季節になりました。

新米のおいしさを知ってしまうと、古米を食べるのが億劫になります。

しかし古米も家にあるモノを加えるだけで、しっとりとおいしく炊きあがります。

風味改善

米1合に対して、酒小さじ半分と5cm四方の昆布を入れて炊けば、古米独特の匂いが気になりません。

酒を入れることで、精米してから時間がたった古米でも新米のような味になります。

パサパサ → ツヤ復活

水分が抜けてパサパサになった古米は、もち米と油を1滴加えて炊きます。

古米ともち米は5対1の割合です。

もち米を加えることで粘りが復活し、1滴の油が艶を出します。

加えるものが何もないときは「氷」

加えるものがなにもないときには、氷を入れて水温を低くしましょう。

低い水温でゆっくりと吸水させることで粘りが強くなり、しっとりと炊き上がります。

おいしく復活した古米

特売のお米をおいしく最後まで食べきる保管方法

お米は、備蓄の意味も込めて多めに買いがちです。

米を多めに買ったときには、冷蔵庫のような環境に保管しておくと劣化しにくいといわれています。

無印良品では冷蔵庫用の米びつ990円(税込み)も販売されています。

毎日米を炊かず、食べ切るまでに時間がかかる人は、冷蔵庫用の米びつを使ってみるといいのかもしれません。

傷んだ野菜も実は食べられる! 野菜は知っとくだけで食品ロス削減

筆者の家では、生姜が1番食品ロスの多い野菜です。

気がつくと、冷蔵庫のすみでカビが生えています。

生の生姜はたった1回でカビが生えることも多かったため、すりおろし済みの生姜チューブを使っていました。

しかし、国産の風味が強い生姜が恋しくなることも多く、そのたびに

「たった1回のために200円近い出費か」

と悩んでいました。

ところが生姜はカビが生えても、

カビの生えたところだけ切り取れば食べられる

のです。

ニンニクも乾燥しやすい野菜ですが、乾燥してしまったところだけ切り取れば食べられます。

生姜もニンニクも1回に使う量は少ないわりに、値段が高い野菜です。

カビが生えても切り取ることで使い続ければ、食品ロスを減らし食費節約にもつながります。

野菜の長持ちする保管方法

生姜は、まとめてすりおろして冷凍保存もできます。

野菜は、正しく保管するだけで食べられる期間がグンと伸びます。

じゃがいもは低温多湿で保管すれば、半年食べられる野菜です。

むしろ長期で保管したほうが、でんぷんが糖に変わって甘いじゃがいもになります。

つい長く保管しようと思って冷蔵庫に入れがちですが、冷蔵庫に入れてしまうと乾燥してしまいます。

冷蔵庫にいれるときには、新聞紙で包んでからビニル袋に入れておくといいでしょう。

缶詰は賞味期限で捨ててはもったいない

東日本大震災から10年が経ちました。

震災は、私たちに備蓄の大切さを教えてくれました。

当時、缶詰をたくさん購入して保管した人も多いのではないでしょうか。

10年が経ち、賞味期限を過ぎた缶詰も増えています。

しかし、缶詰は賞味期限を多少過ぎてもおいしく食べられます

缶詰の原材料をみると保存料や防腐剤が入っていないため、賞味期限が過ぎたら食べられないと考える人がいます。

実は缶詰は、材料を詰めてから殺菌処理をするため、防腐剤などの添加物を使用しなくても長くおいしく食べられるのです。

日本缶詰協会によると、缶詰は賞味期限が10年過ぎていても、缶に大きな変形やひどい錆、膨張したりしていなければ衛生面に問題はないとのことです。

ただ賞味期限内であっても缶がパンパンに膨張している場合は、中身が腐れてガスが発生しているため食べられません。

鮭缶詰

おいしく食べきって食費節約

食費節約というと「買わないようにしよう」と考えがちです。

しかし、今ある食べ物を大切にすることも節約のポイントです。

どんなに安い食品でも、捨ててしまえばお金の無駄使いです。

買ってきたものは知恵と知識でおいしく食べ切り、食費節約につなげましょう。(執筆者:クリエイティブな節約家 式部 順子)