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和食の基本「だし」 フードプロセッサーや電動ミルを使用しない作り方紹介

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和食の基本「だし」 フードプロセッサーや電動ミルを使用しない作り方紹介

和食の基本といえば「だし」といわれます。

でも、かつおや昆布から丁寧にだしを取るのは時間も費用もかかりがちです。

ですから私は、だしパックをよく利用しています。

だしパックは手軽に使えて旨味も深く、とても便利です。

ただ顆粒タイプのだしに比べると、割高なところが難点かもしれません。

そこで今回はだしパックを手作りしてみました。

フードプロセッサーや電動ミルを 使用しない作り方

この記事では市販のだしパックよりも低価格で作れる、自家製だしパックを紹介します。

フードプロセッサーや電動ミルを使用しない作り方ですので、ぜひ参考にしてみてください。

ミルなしでもOK!手作りだしパックの作り方

材料

・ かつお節(薄削りのもの) 20g

・ だし昆布 10g

・ 煮干し 10g

ミルなし手作りだしパック

作り方

(1) 600wの電子レンジでかつお節を20~30秒加熱して水分を飛ばす

(2) (1) のかつお節をビニール袋に入れ、袋の上からくしゃくしゃ揉む。

粉上になるまで揉みましょう

(3) キッチンバサミを使用して、だし昆布を3~5mm四方を目安にカットする

(4) 煮干しの頭を取り、キッチンバサミで細かくカットする。

煮干しの頭を取り、キッチンバサミで細かくカット(5) 細かくなったかつお節、だし昆布、煮干しをだしパック用の袋に詰める

手作りだしパックの完成
これで手作りだしパックの完成です。

フードプロセッサーや電動ミルを使わずに、すべてキッチンバサミで作業してみました。

昆布は粉状になるまで細かくすると、えぐみやとろみが出すぎるという説があります。

ですから電動ミルを使用する場合でも、ある程度の大きさを残したほうが良いそうです。

そして煮干しはキッチンバサミで細かく切ると、粉に近い状態にまで細かくほぐせます。

昆布も煮干しも、キッチンバサミでカットする方法でも十分うま味を引き出せると感じました。

この方法ならフードプロセッサーや電動ミルを持っていなくても大丈夫です。

キッチンバサミ1丁でできるので、準備やあと片付けの手間もかかりません。

ミルなし自家製だしの注意点

電動ミルで顆粒状になるまで砕いて作っただしのメリットは、味噌汁や煮物にそのままサラサラと投入できることです。

簡単に使えるうえにだしガラも出ず、身体に良い食材を丸ごと摂取できて無駄がありません。

一方、電動ミルを使用せずに作っただしは、いくら細かくカットしていてもだしガラが残ります。

そのまま投入して使用すると、だしガラの舌触りが気になる人も多いでしょう。

ですからキッチンバサミで作る自家製だしは、だしパック用の袋に詰めての使用をおすすめします

だしガラの再利用法

だしを取ったあとのだしガラは、おいしく再利用できます。

だしガラが出るというデメリットをメリットに変えてしまいましょう。

だしガラは次のように再利用するのがおすすめです。

・ ふりかけ

・ 佃煮

・ そのまま料理に利用する

だしガラを使ったふりかけの作り方

(1) 使用済みのだしパックをしっかり絞って水気を切る

(2) だしパックから中身を取り出し、耐熱容器に入れる

(3) しょうゆとみりんを各小さじ1~1.5杯程度くわえ、よく混ぜる

(4) 600Wの電子レンジで1~2分加熱する。

30秒ごとに混ぜながら加熱時間を延ばしていってください

(5) お好みで炒りごまや七味をくわえて完成

ガラで作るふりかけ

使用済みのだしパックを利用すれば、旨味と栄養たっぷりのふりかけがとても簡単に作れます。

もっとも簡単にできるのは、電子レンジで作る「半生タイプ」のふりかけです。

一気に加熱するとだしガラが爆発するかもしれません。

30秒ごとに取り出して混ぜてから再加熱してください。

電子レンジで作りやすいのは、やわらかさの残った「半生タイプ」のふりかけです。

カリカリのふりかけを作るなら、フライパンで煎る方法をおすすめします。

だしガラで作る佃煮の作り方

(1) 使用済みのだしパックをしっかり絞り、水気を切る

(2) だしパックの中身を小鍋に開け、しょうゆとみりんそれぞれ大さじ1杯と砂糖小さじ1杯をくわえる

(3) 中火にかけ、水分が飛ぶまで混ぜながら炒る

(4) 水分がなくなり照りが出てきたら、火を止め粗熱を取る

(5) 十分に冷めたら完成

だしガラの再利用に、佃煮を作るのも定番です。

濃いめに味付けすれば冷蔵庫で10日ほど保存できます

だしガラをそのまま料理に再利用する方法

ふりかけや佃煮を作るのが面倒な場合は、だしガラをそのまま料理に利用する手もあります。

・餃子のタネに混ぜ込む

・チャーハンの具に利用する

・お好み焼きの記事に混ぜ込む

などの使い方がおすすめです。

どれも使用済みのだしパックの水分をしっかり絞ったら、そのまま投入するだけで大丈夫です。

だしパックの中身は冷凍保存できますので、使いやすい分量が溜まるまで、冷凍庫に貯めておいてはいかがでしょうか。

市販のだしパックvs手作りだしパックの価格比較

高級だしとして知られる「茅乃舎のだし」は、8gのパックが30個で2,468円です。

1パックの価格は約82円となります。

私の愛用している「ふりだし」は30個入りで1,400円ですから、1パックの価格は約46円です。

今回手作りしただしパックの材料費は、次の通りです。

・ かつお節 約15円分

・ 昆布 約5円分

・ 煮干し 約15円分

合計35円となり、愛用のふりだしよりも11円ほど低価格で作れました

自家製だしパックで滋味深い節約調理を

だしパックは、かつお節や昆布、煮干しを使って手作りすれば、市販のものより低価格で作れます。

ただ「手作りだしパック・レシピ」で検索して現れるのは、フードプロセッサーや電動ミルの必要なレシピが大半です。

フードプロセッサーも電動ミルも使わない自家製だしパックの作り方が、食費節約のお役に立てば幸いです。(執筆者:陽山 あい)

《桧山 あい》
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執筆者: 桧山 あい 桧山 あい

神戸に住む元美容師です。ライター業のスタートは2018年。2年の兼業生活の後、2020年8月に専業ライターとなりました。美容系はもちろん、子育て系や教育系、動物系の執筆が得意です。私にとって節約は生活の一部。「出費は削れども心は削らぬ」をモットーに、楽しい倹約生活を心がけています。 寄稿者にメッセージを送る

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