月単位で電気代やガス代、灯油代が上がっている今、冬の暖房代が家計に重くのしかかります。

そのことに悩むご家庭も多いでしょう。

そんなご家庭におすすめしたいのが電気毛布、こたつ、ホットカーペットなどのサブ暖房器具です。

それらの暖房器具を上手に使えば、暖房代を大きく節約できます。

この記事では、サブ暖房器具の暖房代やエアコンなどのメイン暖房と併用した場合の暖房代を紹介します。

あわせてサブ暖房器具を活用してトータルの暖房代を節約する具体的な方法もお伝えします。

こたつで鍋これぞ最強の光熱費節約

サブ暖房器具の暖房代と、メイン暖房器具と併用する場合の暖房代

まず、サブ暖房器具の

・ こたつ
・ 電気毛布(掛け敷タイプ)
・ 電気カーペット(2畳用)

単体の電気代と、それぞれの暖房器具をメイン暖房(エアコン・灯油ファンヒーター)と併用した場合の電気代を比較してみましょう。

※各暖房器具の製品番号や暖房代算出方法は、文末の「暖房代の算出方法」を参照

サブ暖房単体の暖房代

 

こたつ

弱:2.2

強:4.3

電気毛布

1.2円

ホットカーペット

弱:5.7

強:7.9

エアコン1117畳と併用した場合の暖房代

(電気代25.65円/時間)

弱:27.85

強:29.95

26.85円 弱:31.35

強:33.55

灯油ファンヒーターと併用した場合の暖房代

(電気代+灯油代23.3円)

弱:25.5

強:27.6

24.5円 弱:29

強:31.2

3種類の暖房器具を暖房代が安い順に並べると、電気毛布、こたつ、ホットカーペットの順になりますが、意外にもその暖房代は安く抑えられています

メイン暖房と併用しても、暖房代の上がり幅が小さいのはありがたいですね。

メイン暖房とサブ暖房器具を併用しながら暖房代を抑えるコツ

そうはいっても、少しでも暖房代が上がることに抵抗を感じる方は多いかもしれません。

その場合は、どのようにして暖房代を抑えればよいでしょうか。

実は、単純な方法でトータルの暖房代を抑えることが可能です。

それは

「サブ暖房器具の活用で、メイン暖房の使用時間を減らす」

という方法ですが、わが家ではそのやり方で昨冬暖房代の節約に成功しています。

昨冬の節約成功の体験談

わが家ではガスファンヒーターとエアコンをメイン暖房として使っていますが、昨冬は家族が在宅ワークになったことが影響して、日中の使用時間が激増、2021年1月の電気代とガス代の合計額が約2万1,398円になってしまいました。

そこでわが家では電気代とガス代の節約のために、暖かい日中は電気ひざ掛けやこたつを活用し、メイン暖房の使用時間を減らしてみました。

すると、2月には電気・ガス代の合計が約1万8,797円まで減少しまし た。

2月は日数が少ないことや、他の電気器具やガス器具の使用分も電気・ガス代に含まれていることを考慮に入れても、2,601円も光熱費を節約できたのは驚きでした。

こたつで光熱費節約

「メイン暖房オフ・サブ暖房オン」1時間あたりの暖房代節約効果は

ただ、以上はわが家のケースですから、参考にならないと思う方も多いかもしれません。

また、「暖房代だけでいくら節約できるかを知りたい」と思う方も多いでしょう。

そこで、多くの家庭で使用される

・ エアコンや灯油ファンヒーターを1時間オンにした場合の暖房代と、

・ 1時間メイン暖房オフ・サブ暖房器具オンにした場合

とで暖房代の差額を計算してみました。

※各暖房器具の製品番号や暖房代算出方法は文末の「暖房代の算出方法」を参照

サブ暖房1時間あたりの電気代 こたつ

弱:2.2

強:4.3

電気毛布

1.2円

ホットカーペット

弱:△5.7

強:△約7.9

「エアコンのみ1時間使用」-「サブ暖房オン・エアコンオフ1時間」の暖房代差額

(エアコンの暖房代/1時間=25.65円)

弱:△23.45

強:△21.35

24.45 弱:△19.95

強:△17.75

「灯油ァンヒーターのみ1時間使用」-「サブ暖房オン・石油ファンヒーターオフ1時間」の暖房代差額

(灯油ファンヒータの暖房代/1時間=23.3円)

弱:△21.1

強:△19

22.1

 

弱:△17.6

強:△15.4

(表中の△はマイナス)

以上の通り、サブ暖房器具の1時間あたりの電気代は、

・ エアコンの暖房代/1時間より約18~24円、

・ 灯油ファンヒーターの暖房代/1時間より約15~22円

安くなります

「メイン暖房オフ・サブ暖房オン1時間 × 1か月」の暖房代節約効果は

次は「メイン暖房のみ1時間×1か月使用」で発生する暖房代から「メイン暖房オフ・サブ暖房オン1時間×1か月」で発生する暖房代を引き算し、その差額( = 暖房代をいくら節約できるか)を算出してみました。

サブ暖房1時間×30日の暖房代 こたつ

弱:66

強:129

電気毛布

36

ホットカーペット

弱:171

強:237

「エアコンのみ1時間使用」-「サブ暖房オン・エアコンオフ1時間」

※エアコンの暖房代769.5

弱:△703.5

強:△640.5

733.5 弱:△598.5

強:△532.5

「灯油ファンヒーターのみ1時間使用」-「サブ暖房オン・石油ファンヒーターオフ1時間」

※灯油ファンヒータの暖房代699

弱:△633

強:△570

663 弱:△528

強:△462

(表中の△はマイナス)

1日単位ではそれほど大きくない節約効果ですが、月単位で見ると結構大きな節約効果があるようです。

特に、灯油ファンヒーターは使用時間に比例して暖房代が上がる暖房器具ですから、使用時間を短縮できる度合いが高くなるほど暖房代の高い節約効果が期待できます。

ヒーターは短時間使用が鍵

サブ暖房を上手に活用して冬の暖房代を節約しよう

2021年の冬は寒いとの予報が出ているため、暖房の使用頻度が高くなることが予想されます。

また、月単位で電気代などが上がっているので暖房代の節約は不可欠です。

ぜひこの記事を参考にしながらサブ暖房を上手に活用し、少しでも冬の暖房代を節約しましょう。

参照:暖房代の算出方法

・ こたつの電気代/時間

「山善WG-F1203H」取扱説明書記載の「1時間あたりの電気代(強:約4.3円、弱:約2.2円)」を使用しています。

・ 電気毛布(掛け敷タイプ)の電気代/時間

「コイズミKDK-6061(掛け敷兼用毛布188×130cm)」取扱説明書記載の「1時間あたりの電気代(約1.2円)」を記載しています。

・ ホットカーペットの電気代/時間

「山善NUF-E-201-T」取扱説明書記載の「1時間あたりの電気代(強:約7.9円、弱:約5.7円)」を記載しています。

・ エアコンの電気代/時間

エアコンの電気代は「パナソニックCS-X402D2(11~17畳)」 の標準消費電力(暖房)をもとに計算しています。

<計算式>
950W(消費電力)× 1時間 × 27円(電気料金単価)÷ 1,000 = 25.65円

注)運転中のエアコンの電力消費量は常に変動するので、厳密に正確な「1時間当たりの電気代」を算出するのは困難です。その点をご理解いただいた上で、以上の数値はあくまでも目安としてご覧ください。

参照:
省エネ型製品情報サイト「省エネ性能カタログ電子版」(2021年11月29日現在の最新版)

全国家庭電気製品公正取引協議会「電気料金の目安単価の改定に関する件(pdf)

Looop Inc エアコンの電気代はいくら?計算方法から節約方法までを解説

・ 灯油ファンヒーターの燃費/時間

石油ストーブ・石油ファンヒーターの燃費は1Lあたりの灯油代(2021年12月1日時点) をもとに燃費を算出しました。

光熱費の内訳は「灯油代 + 電気代」です。

電気代は消費電力60W・電気料金単価27円で計算しています。

ファンヒーターの灯油代:108.4円(灯油の価格)× 0.2L(燃料消費量)= 21.68円

ファンヒーターの電気代:60W(火力時)× 27円(電気料金単価)÷ 1,000 = 約1.62円

石油ファンヒーター(灯油 + 電気):21.68円 + 1.62円 = 23.3円

参照:
資源エネルギー庁 石油製品価格調査12月1日(水)結果概要版

アグリコネクト 燃費で比較!【石油ストーブおすすめ人気24選】1時間、1カ月の料金目安

・ ガスファンヒーターの燃費/時間

1時間あたり11円(ガス代+電気代)

参照:大阪ガス ガスファンヒーターの燃費

(執筆者: 元銀行員 大岩 楓)