まもなく株式投資をしている全投資家が注目する、大発会を迎えます。

大発会で大きく上昇した銘柄はその後、注目銘柄として多くの投資家から売買される可能性が高くなります。

つまりは株価が上がりやすくなるということです。

株式投資をするからには勝ちたい、利益を出したいと考えるのが常ではないでしょうか。

今回は株式投資で勝つために全投資家が注目する、大発会について解説したいと思います。

2022年大発会は1月4日

大発会とは

大発会(だいはっかい)という言葉をご存じでしょうか。

証券取引所の年初の最初の取引日のことを「大発会」といいます。

新年最初に株取引ができる営業日のことです。

2022年は1月4日火曜日です。

この大発会はご祝儀相場的な色合いが濃くなり、株高となる傾向にあります。

また、その年の株価を占う大事な1日で、

「大発会で大きく上昇する銘柄はその年のテーマ銘柄になる」

とさえもいわれています。

もちろん全ての銘柄が大きく上昇するわけではありませんが、買い優勢となる傾向が強いだけに、ぜひとも参加したい大相場ではあります。

2021年大発会ストップ高銘柄

2021年の大発会において大きく上昇、ストップ高した銘柄を以下に記載します。

【4169】エネチェンジ
【7342】ウェルスナビ
【6897】ツインバード工業
【7360】オンデック
【3004】神栄
【6776】天昇電気
【7922】三光産業
【9941】太洋物産
【4480】メドレー
【3559】ピーバンドットコム
【8139】ナガホリ
【6549】DMソリューションズ
【6347】プラコー
【4918】アイビー化粧品

と数多くの銘柄がストップ高を記録しています。

また、終値ストップ高ではなく、一時的にでもストップ高をつけた銘柄を含めるとさらに多くの銘柄が上昇していました。

2021年ストップ高銘柄は、当時の直近IPO(新規上場株)やコロナ関連が多い印象を受けます。

実際に多くの方が1年を通して話題株として聞いたことがある銘柄が、数多く含まれているのではないでしょうか。

2021年大発会ストップ銘柄のその後

以下の表が、2021年大発会ストップ高銘柄の、2021年12月16日終値との比較表です。

コード

銘柄名 大発会(1月4日)終値 12月16日終値

割合

4169 ENECHANGE 2,800 4,280 1,480 153%
7342 ウェルスナビ 3,030 2,206 -824 73%
6897 ツインバード工業 1,662 765 -897 46%
7360 オンデック 6,200 1,897 -4,303 31%
3004 神栄 961 841 -120 88%
6776 天昇電気 655 387 -268 59%
7922 三光産業 654 308 -346 47%
9941 太洋物産 468 993 525 212%
4480 メドレー 5,240 2,403 -2,837 46%
3559 ビーバンドットコム 1,080 538 -542 50%
8139 ナガホリ 191 280 89 147%
6549 DMソリューションズ 3,700 1,001 -2,699 27%
6347 プラコー 461 381 -80 83%
4918 アイビー化粧品 611 654 43 107%

2021年末にかけて日経平均が大きく下げる場面がありましたので、全体的にみると年初から年末にかけて下落している様に見えます。

長期投資を前提とすると、あまり恩恵の大きくない1年だったかもしれません。

ですが数か月程度の保有で売却益を狙うなら、大きく取れた銘柄もありました。

2021年大発会ストップ高銘柄で、実際に2021年に話題株となったいくつかの銘柄のその後を追ってみたいと思います。

【6897】ツインバード工業

こちらは新型コロナウイルスワクチン運搬、保管用冷凍機の提供で年初に話題になった銘柄です。

「マイナス何十度という超低温でないとワクチンを保存できない」といったニュースを覚えている方も多いのではないでしょうか。

その冷凍機を提供しているツインバード工業、年初に大きく上昇し、大発会でこの銘柄を購入した人は全員利益が出る状態となりました。

ですがテーマも旬を過ぎれば株価は急降下、現在では年初の株価を下回る値で推移しています。

ツインバード工業のチャート
≪画像元:Yahoo!ファイナンス

【4169】エネチェンジ

こちらは当時の直近IPOとして人気だった銘柄で、大発会でストップ高、その後株価横ばいが続きましたが、再生可能エネルギーが話題となりだした夏頃から再度大きく上昇した銘柄です。

直近では年初来高値からは下落していますが、大発会に当銘柄を購入した方は現在でも当時の1.5倍以上の株価を維持しています。

2021年を通してエネルギー銘柄は人気で、まさに「テーマ銘柄」となった代表例ではないでしょうか。

エネチェンジのチャート
≪画像元:Yahoo!ファイナンス

【7342】ウェルスナビ

エネチェンジ同様、当時の直近IPO銘柄でロボアドバイザーによる資産運用を提供している会社です。

投資ブームとなった2021年、まさしくテーマ銘柄として強い人気をほこっています。

コロナウイルスによる緊急事態宣言、おうち時間が増えたことによる投資熱をうまく吸収した代表的銘柄です。

株価の動きとしては春〜夏頃に高値をつけました。

現在では高値からは大きく下落しているものの、高値をうまく取ることができれば大きな利益を得られる銘柄でした。

ウェルスナビのチャート

≪画像元:Yahoo!ファイナンス

大発会ストップ高銘柄はその年の注目株

ご祝儀相場といわれている大発会において、ストップ高をつけるほどの銘柄はその後、高い確率で話題株となります。

特にその年の材料となりそうな銘柄が物色されるため、多くの投資家が注目しています。

大発会ストップ高銘柄一覧をリスト化して、常にその株価の動向を監視している投資家もいると聞きます。

もちろん旬を過ぎれば株価は大きく上昇した分、大きく下落します。

大発会でストップ高をつけたからといって、1年を通して常に上昇し続けるわけではないことは先にも紹介した通りです。

うまくタイミングを図り、旬の間に利益確定したいものです。

東京証券取引所の東証アローズ。2020年2月、東

大発会ストップ高銘柄が2022年の日本株を引っ張る

2021年を通して高値を更新し続ける米国株とは対称的に、日本株はさえない動きが続く1年でした。

岸田政権の経済政策による不安感から、日本株が不調なのは事実です。

ですが他の先進諸国と比べてコロナ新規感染者が落ち着いている中、2022年は日本株に期待を寄せる投資家が多いこともまた事実です。

日本の現在の状況は、諸外国の投資家も注目しています。

2022年は日経平均3万円を大きく超える大相場が来ると予想する投資家もいます。

その火付け役が大発会ストップ高銘柄から出ることを強く期待しています。(執筆者:FP技能士2級、証券外務員1種 冨岡 光)