先週は2022年の大発会早々に、

「2021年9月14日高値と11月16日高値を結んだ斜めのラインを突破してくるのか?」

という場面まできましたが、結局この節目のラインが機能していてラインを明確に超えることなく下落となり、9月14日と11月16日と更に2022年1月5日の高値を結んだラインが、引き続き今後も意識される抵抗ラインとなりました。

FOMC議事要旨による早期利上げ思惑で米国での調整も進んでいる中、円安進行と米長期国債の上昇、金曜日の雇用統計の結果などで、日本のマーケットにも影響されています。

そして日本単体では、新型コロナウイルスのオミクロン型の感染拡大によって、まん坊が適応される県が出てきており、第6波と言われている中、経済停滞へのリスクが意識されるところです。

いずれにしても、日経平均株価は節目のラインが機能していますので、しっかりテクニカル分析をしてメドを立てていきましょう。

今週の日経平均を考える

現状分析

それでは、チャートを細かく見ていきましょう。

チャートを分析

日足の移動平均線

5日線は上向きで上昇していたものの、木曜日の大陰線で5日線を株価が下回り、向きも下向きとしました。

25日線と接近してきたため、デッドクロスする可能性が出てくる位置です。

その25日線は約1か月の下向きから、ようやく上向きに変化しましたが、25日線の上にいた株価は25日線に触れてきました。

75日線は、12月の後半から下向きで推移しており、現在も下向きのままです。

並び順は75日5日25日線の並び順で、下降トレンドの終わりを示唆しています。

トレンドライン

上記で記載した9月14日と11月16日の斜めのラインが上値抵抗となり、1月5日高値も追加され、9月14日、11月16日、1月5日の高値を引いたラインが今後も上値抵抗ラインとして意識されます。

この高値ラインからの三角持ち合いとして機能する下値支持線としては、12月3日と12月20日の安値を結んだラインに追加で、1月6日の安値を結んだラインが直近の下値支持線として機能しそうです。

さらに範囲を広げると、8月20日と10月6日、12月3日の安値を結んだラインが広範囲での下値支持線となり、意識される三角持ち合いのラインとしては、この2つの下値支持線の延長線上が意識されます。

下降フラッグとして意識されるラインは、下は12月3日と12月20日と1月6日を結んだラインと平行して11月30日、12月9日、12月16日、1月5日の高値を結んだラインで、下降フラッグとして意識されるラインになるので、下値支持線を割ったら要注意となります。

広範囲では、2021年2月16日高値から、4月6日、6月15日高値を通った斜め右下がりのラインが延長線上で12月3日安値とぴたりと合い、そのラインと平行して、9月14日、11月16日そして1月5日の高値を結んだラインが平行しており、この平行ラインの中のレンジで株価は推移しています。

一目均衡表

大発会で雲の上に抜けたかと思いきや、1月5日の雲のねじれからは、雲の下に株価が入り、そのまま雲の下を推移して週末を迎えました。

転換線は下向きとなり、横ばいの基準線はこの先、上向きとなり、このまま安値を切り下げる展開だと、転換線と基準線が交差してしまう可能性も出てきました。

遅行線

予想通りに11月25日26日の窓を通ってきて、ここから上へと期待しましたが、一気に下へ下げ、横向きとしています。

次回の雲のねじれは1月26日です。

ボリンジャーバンド

12月30日から収縮したバンドが広がったかと思いまいたが、また上3本が下向き、下3本が上向きとなり、収縮をはじめました。

株価はTPライン上です。

ここから更に収縮するのか、どちらに放れるのか確認していきましょう。

スローストキャスト

1月5日から売りシグナルとなり、買われすぎゾーンからきれいに落ちてきました。

  • 売られすぎゾーンまで到達するのか?
  • 途中で反転するのか?

確認していきましょう。

MACD

シグナルも合わせて2本のラインが0ライン線上まで到達し「ここから上昇トレンドとなるのか?」と思わせたところで、MACDが下向きとなり、弱さが見受けられました。

ヒストグラムもピークアウトして、まもなく下へ向かう位置となっています。

総合判断

引いたトレンドラインが、上でも下でも機能して、ぴたりとラインで止まっています。

このトレンドラインである節目をどちらかに放れたときに、そこで躊躇なくついていけるかどうか…は、きちんと意味のある(意思のある)ラインを引けているかが重要だと思います。

それぞれの指標やファンダメンタル分析もとても大切ですが、やはり、どんな場面でもトレンドラインが最も重要だと思いますので、今年も、変わらずにチャートを見て、たくさんのラインを引いていきましょう。(執筆者:城 晶子)