生活のインフラを支える電気ガスやインターネット回線は自由に選べるようになっていますが、まったく替えていない人も多いでしょう。
この記事は特定業者のおすすめではなく、積極的に業者を替えて得をするという、考え方を紹介します。
携帯電話のキャリアについても、大型キャンペーン実施時に切り替える考え方は同じです。
目次
業者を替えるメリット・デメリット
生活のお得のため、業者を固定せず替えていくメリットと、デメリットから見てみます。
最大のメリットは切り替え特典
電気ガス、インターネット回線を積極的に替えるメリットは以下の通りです。
- 料金が安くなる可能性
- 切り替え時の特典(割引、キャッシュバック、ポイントバック)が大きい
- インターネット回線は初年度が安い
毎月の料金負担を安くしたい(1) のは当然ですが、それよりも(2) (3) の特典のほうがメリットとしては大きなものです。
特典次第では、毎月の料金が高くなる業者をあえて選ぶ選択肢すらあります。
最大のデメリットは面倒なこと
いっぽう、デメリットです。
- 諸手続きが面倒
- 電気とガスを別会社に分離すると、セット割がなくなる
- 長期契約で料金が安くなるプランの場合、メリットを放棄することになる
- インターネット回線の場合、契約の節目で替えないと高額の違約金が発生する
- インターネット回線の場合、同じ月で新旧2か月分徴収されることが多い
- 「いつも貯めている共通ポイントが貯まらなくなる」「他の料金のセット割引がなくなる」など、想定外の事象が発生する
デメリットは数々考えられます。
それでも、全体を見たときのメリットのほうが大きければ、細かい部分はそれほど気にしなくていいのです。
インターネット回線切り替えの違約金や、日割りにならない月額料金も、利益に吸収されることがよくあります。
やはり、「面倒」なのが最大のデメリットかもしれません。
切り替えた後も、特にインターネットについては手続きや設定のやり直しなど、無数に発生します。
ただ、利益を得るのに多少の面倒があるのは当然でしょう。
業者を替えて料金が高くなるケースもある
電力やガスを地域系、それからインターネットをフレッツ光から替えたことのないご家庭では、替えるとおおむね安くなります。
ただし特典を考えず、毎月の料金に限定するなら、替えて明らかに損するケースもあります。
- 安い電力だと思って契約したら、燃料費高騰でかえって高くなる
- 安いガスだと思って契約したら、床暖房プランがないので高くなる
前者については、従前と同じ料金構成のプランを選んでいれば防げます。
後者ですが、床暖房やガス発電などを使っていても、新ガス会社にはこのためのプランがないことが多いのです。
プランのないガスに替えると、切り替えで冬の暖房代が上がります。
元の業者に戻したときはほぼ特典がない
特に都市部では業者は多数あります。次々と替えていっても、尽きてしまうことは少ないといえます。
気を付けたいのは、いったん切り替えた後で再度元の業者に戻しても、特典が得られることはほぼないことです。
元に戻すのはもちろん自由ですが、認識しておきましょう。
切り替えによる利益のもらいかたと注意
新たな業者に替えると、キャッシュバックやポイントバックが得られることが多いです。
当初の料金割引もよく見られます。
公式サイトの申込特典だけでなく、さらに申込窓口によって特典が変わってきます。
これが極端なのが、代理店の多いインターネット回線です。同じ回線でも、代理店によってキャッシュバック特典が違ってきます。
特典の高い代理店から申し込むのは構いませんが、数万円する高額特典は、おおむね次の落とし穴がある点には気を付けてください。
キャッシュバックを自分で申請しないともらえない(数か月後の申込み時期を忘れると消滅)
生活のインフラを支える業者は切り替えると得をする
電気ガス、インターネット回線を切り替える際の考え方を見てきました
極端にいえば毎年切り替えてもいいのですが、それだけ手間は増えます。
2~3年置きに、いい特典があればその際検討するスタイルがおすすめです。(執筆者:沼島 まさし)