今年の4月に小学校入学を控えるお子さんがいる家庭では、そろそろ入学準備に忙しくなる頃ですね。

入学前に、家庭学習や学用品を収納する専用の家具の購入を検討する方もいるでしょう。

でも学習机やランドセルラックは設置するためにかなり広いスペースが必要なうえ、一式そろえようとすると大きな出費です。

小学2年生と年長の2児の母である筆者は、学習机などの家具は買っていません。

購入したのは、キッチンワゴンと無印良品のファイルボックスや、100均ショップの仕切りつきボックスだけで、初期費用は約4,000円です。

今回は、学習机やランドセルラックがなくてもできる、小学生の家庭学習に最適な生活空間の作り方を紹介します。

1年生はリビング学習が◎

低学年は圧倒的にダイニング学習が多数派

小学校低学年は主にどこで家庭学習をしているのでしょうか。

ダイニングやリビングなどの家族で一緒に過ごす部屋で、家庭学習をするお子さんが多いのです。

一般社団法人日本オフィス家具協会(JOIFA)による2019年度の新入学児童の学習机購入率は45.3%で、平均購入価格の予測は6万9,550円です。

半分以上が入学時に学習机を購入していません

また、買っても学習机で勉強していないというのが、低学年の子を持つ親の筆者の体感でもあります。

ここで、学習机のメリットとデメリットを見てみましょう。

学習机のメリット

・ 正しい姿勢で勉強できる

・ ここで勉強する場所というメリハリができる

・ 教科書や文房具の収納スペースを確保できる

学習机

学習机のデメリット

・ 学習机を置く場所の確保が難しい

購入金額が高額

・ 結局、親のいるリビングやダイニングで勉強することが多く、物置き状態になる場合がある

このように、

「その場所での学習が定着するかどうかわからない状態で、約7万円の出費はリスクが高すぎる」

と言えます。

低学年のうちは学習面でも親のフォローが必要な時期でもあり、また1人で集中して黙々と勉強するのが難しいのです。

ダイニングやリビングではテレビの音や家族の声などが気になり集中できないという場合は入学してから、量販店やインターネットなどで1,000~3,000円台の予算で購入できる「リビング学習ボード」を購入するのも良いでしょう。

教科書はカラーボックス1~2段で収納できる

子どもの教科書やノートを置くための専用のスペースは必要です。

学習机がなければ、教科書はどこに置くのがベターなのでしょうか。

低学年の教科書類は持ち帰ったプリントを合わせても、カラーボックス1段で十分の量です。

カラボ1段におさまる1年生の教科書

無印良品などで売られている、丈夫なポリプロピレン製ファイルボックスがあれば倒れにくく、片付けもしやすくておすすめです。

主に勉強する場所(ダイニングやリビング)の近くに教科書やランドセルを収納できれば、宿題が終われば片づけるという習慣もつき、さらに良いでしょう。

また、お道具箱や算数セット、鍵盤ハーモニカなどは基本的に学校に置きっぱなしで、持ち帰ってくるのは長期休暇のときだけなので、押入れやカラーボックスに収納する場所があればじゅうぶんです。

ランドセルラックは専用のものでなくてもOK

ランドセルや学用品、給食用品などの置き場所を確保するための「ランドセルラック」という専用家具もあります。

しかし、わざわざ専用の家具を買わなくても、工夫次第で小学校卒業後も他の用途に使いまわせる低予算の家具で事足ります。

カラーボックスも良いのですが、キャスター付きキッチンワゴンも検討してみてはいかがでしょうか。

IKEAのRASKOGやニトリのトロリ2などが評判も良く、4,000円前後で購入可能です。

筆者宅では、キッチンワゴンをランドセルラックにしています。

キッチンワゴンにランドセルを収納

キャスター付きなので、宿題や翌日の準備をするときに移動できるのも便利です。

1段目にランドセル、2段目に給食セットやハンカチ、ティッシュなど、3段目には習い事のバッグを収納しています。

ワゴンのなかを仕切っているかごは、100均ショップの仕切り付きボックスがちょうど良いサイズのものが多いでしょう。

キッチンワゴンを購入する場合は、ランドセルの背中の部分のサイズを測り、それよりもワゴンの内寸がひと回り大きいものを購入してくださいね。

慣れるまでは、安価な家具または家にあるもので工夫して家庭学習を

家庭の状況や間取りによっても変わりますが、

・ 低学年の教科書類は少ない、

・ ほとんどのお子さんは学習机で学習をしない、

・ ランドセルラックは応用が利かない

などの理由で、入学と同時に高額な専用の家具をそろえる必要はないでしょう。

低学年の頃に重要なのは、親が見守れる環境と学用品を収納する家具の使いやすさです。

徐々に小学校生活にも慣れ、勉強する時間が増えてきたり、中学受験を検討したりする頃にお子さんと一緒に生活スタイルを考え、各家庭に合った家具を決めてください。(執筆者:加納 愛菜)