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【筆者の実体験】節約視点からも値上げ対策に「買いだめ」をおすすめしない理由

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【筆者の実体験】節約視点からも値上げ対策に「買いだめ」をおすすめしない理由

さまざまなモノが値上がりしています。

「値上げ前に買っておきたいもの」

「買いだめしておきたいもの」

という言葉を耳にしますが、筆者は節約目的の「買いだめ」はおすすめしません。

今回は、筆者の実体験をもとに「買いだめ」をおすすめしない理由をお話しします。

「買いだめ」を おすすめしない理由

需要が多いときは値段が高いから

モノの値段は需要と供給で決まります。

どんなにコストがかかった商品でも、買う人がいなければ、いつかは赤字覚悟で値下げされます。

逆に需要が多いモノは値段が高くなります

例えば、マスクが不足したとき通常ならば1箱1,000円以内のモノがフリマアプリでは4,000円以上で取引されていた時期もありました。

「もうすぐ値上げする」「品薄になるみたい」と聞けば、家に在庫があっても「腐るものではない」と思って買いだめしたくなります。

筆者も乾電池を買いだめした経験があります。

いつもならば、乾電池は大手家電量販店の安売りのときに買いますが、当時は品薄状態だったのです。

家に在庫はあったものの「なんとなく不安」で、店頭で乾電池をみかければ、例え値段が高くても買っていました。

しかしすぐに、乾電池の品薄は解消されました。

大手家電量販店には乾電池が目玉商品として豊富に並んでいました。

「あっ、安くなっている」と思っても、店頭にモノが豊富にあればあるほど「欲しい」という気持ちは薄くなるものです。

値上げ直前は、買いだめを考える人が増え需要が高まります。

需要が高いときに値下げされることは少ないでしょう。

モノによっては、値上げしてから意外と需要が減り、安売りされることがあるかもしれません

状況や必要なモノは刻々と変化するから

オムツも10%程度値上げされました。

オムツも腐るものではないため、値上げ前に買いだめしたくなる気持ちもわかります。

実際に筆者はオムツを買いだめした経験があります。

オムツは、1パック1,000円以上するため、10%値上げされれば100円ほどの値上げになります。

子どもが小さければ小さいほどオムツの消費は激しく「10パック買いだめしたら1,000円節約できる」と考えたものです。

しかし状況と必要なモノは刻々と変化します。

買いだめしたオムツを使い着る前にサイズが変わったのです。

使い切れなかったオムツは、最寄りの保育園のバザーに出しました。

無駄にはならなかったものの節約にはなっていません。

ストックはよく考えて

子ども用品は「不足しては困る」という思いが強くなり、節約視点以外でも買いだめに走りやすい傾向があります

しかし、必要なモノは変わります。

必要になったときに必要なものを買うために「お金の状態」で取っておくことが、一番の節約になるのかもしれません。

冷静な判断ができなくなっているから

高級ブランドのエルメスやルイヴィトンも値上げしました。

高級ブランドは単価が高いため、金額にすると数万円から数十万円も変わります。

値上げ前は「今なら安く買える」と思うかもしれません。

実際に筆者はエルメスのスカーフを値上げ前に欲しいと思い真剣に悩みました。

スカーフは数千円の値上げですが、筆者にとって数千円は大きい金額です。

しかしもっと冷静に考えれば、エルメスのスカーフはそれ自体が高額であり「値上げ前だからお買い得」というわけではありません。

結局、筆者は買う前に「エルメスを買っている状況ではない」ということに気がつき、あきらめました。

エルメスのスカーフは、コスパというよりも芸術的な価値を感じてコレクションする人もいます。

しかし、筆者の家計は「必要なモノ」を優先すべきです。

「値上げ」という言葉には、冷静な判断を鈍らせる力があります

値上げ対策に求められることは「生活全般の見直し」

値上げ対策といえば「買いだめ」や「我慢」「減量」が真っ先に頭に浮かびます。

しかし、買いだめは一時的な対策にしかなりません

数十円の値上げ対策に日用品を箱買いしたとしても、1年後にはなくなります。

我慢や減量は長続きしません。

持続可能な値上げ対策をするポイントは、値上げ品だけで考えるのではなく、生活全般を見直して無駄を省くことです。

筆者の家庭では食材と水にこだわりがあります。

値上がりしても変えることはないでしょう。

一方で筆者はスマートフォンや家電、レジャーにこだわりがありません。

スマートフォンは8年目、テレビは15年目の15型1台です。

友達が自宅に来ると「このテレビはゲーム用? パソコン? 」と聞きます。

有料の動画配信サービスはひとつも契約していません。

ただ、ここ数年の値上げ幅はとても大きくなっています。

筆者のマンションでは毎月の管理費と修繕積立金が合計で1万5,000円値上がりしました。

人件費と修繕の材料費の高騰が原因です。

「買いだめ」だけで乗り切れる値上げでは済まない時代になりました。

時代の変化にあわせて、節約術や生活を見直す必要があるのではないでしょうか。

最近は、さまざまな要因で値上げや品薄の懸念があります。

人々の不安な気持ちが「買いだめ」に向かわせているのかもしれません。

しかし「買いだめ」をしても、埋まるものは心ではなく場所だけです。

値上げはつらいですが「これを機会に」生活全般の見直しをしてみてはいかがでしょうか。(執筆者:クリエイティブな節約家 式部 順子)

《式部 順子》
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式部 順子

執筆者:美大卒 式部 順子 式部 順子

武蔵野美術大学卒。クリエイティブな発想で芸術エッセイや子育てアイデア、経験に基づいた就職転職記事まで幅広く執筆中の個性派フリーライター。身近にあるものを活用した節約術と時代の流れを読みながらの大胆な節約術を組み合わせながら日々節約を楽しんでいる。節約のモットーは「使うべきお金は使う!無駄な節約はしない!」ストレスフリーな節約術をメインに紹介。 寄稿者にメッセージを送る

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