先週は、15日の聖金曜日で米国市場が休場で、様子見ムードが漂う中スタートした日経平均株価ですが、その後は、約20年ぶりの円安ドル高水準となり、自動車などの輸出関連企業が恩恵を受けるとの思惑から買い支えられ、株価は心理的節目の2万7,000円を超えてきました。

しかし「悪い円安」として輸入関連に関してはコスト高となり、綱引きの状態となっています。米国では、5月のFOMCで0.5%の利上げが検討されるとのパウエル議長の発言から株価が反応して下落となっています。

22日から23日土曜日の米国マーケットの引けは全面安となっており、週明けの25日月曜日の日経平均株価にも影響が出そうです。

今週の日経平均を考える

チャート分析

チャートを細かく見ていきましょう。

チャート分析

日足の移動平均線

5日線は、月曜日から上向きとなり、水曜日と木曜日に株価は5日線の上に出ました。金曜日には5日線は横ばいとなり、株価は5日線の下で引けています。

25日線は上向きを維持し、木曜日には25日線の上で寄り付いたものの、その後引けにかけて値を落とし、25日線チャレンジ失敗となりました。

75日線は、引き続き下向きで推移しています。

木曜日に25日線が75日線を下から上に抜けたのですが、これは下向きの75日線に対してのクロスですので、ダマシのゴールデンクロスと言えます。

水曜日と木曜日に株価が移動平均線の上に出ましたが、金曜日は75日線に触れる形で終えています。

並び順は25日75日5日線の並び順で、下降トレンドのはじまりとなっていますが、前回も記載した通り、この並び順に関しては、移動平均線が収縮していてエッジがない状況が続いていますので、移動平均線が大きく離れてから方向感が出てきますので、3本の移動平均線の収縮はチャンスとも言えますので、引き続き監視をしていきましょう。

機関投資家や海外の投資家が意識している200日線は下向きで推移し2万8,110円処まで下がってきました。

トレンドライン

9月14日11月16日1月5日高値を結んだラインが上値抵抗線としてあり、直近の上値としても機能していました。

このラインに平行した斜めラインが2021年2月16日からのラインで下値支持線として4月12日に機能し、現在はこの2本の平行線の間を株価が推移しています。

そして窓に関しては、意識されていた4月6日7日の窓埋めとなり、その上の窓、2万7,662円が埋められるかというところでしたが、21日は窓埋めならずでした。

更に21日22日に新たな窓ができたのでその価格帯2万7,200円処が2月10日14日の窓、3月22日23日の窓、4月6日7日の窓、そして木曜日と金曜日の窓ということで、非常に意識される価格帯だという事がわかります。

この価格帯を挟んでの攻防となりましたが、この価格帯でのもみ合いが続くのか、それともどちらかに大きく放れていくのか引き続き意識していきましょう。

一目均衡表

21日22日に株価は雲の上に出て、上昇の勢いを増すのかというところで、23日金曜日には、雲に触れ、終値では雲の上で終えました。

このまま再び雲に入ることなく、雲の上を推移して横ばいまたは上昇となるのか、それとも雲に入ってしまうのか、遅行線が3月18日22日のローソク足の間を通り、下へ向かうと5営業日後に天底一致となる可能性もあり、連休中の動きには注意が必要です。

遅行線が3月22日23日のローソク足の間を通った場合には、5月9日の雲のねじれまでもみ合いの展開も考えられます。

ボリンジャーバンド

バンドが収縮してきました。

現在は-1σとTPラインの間を行ったり来たりして、もみ合いとなっていますが、バンドが収縮しているので、この先、大きく株価が動く可能性もあります。どちらの方向に向かうのか確認していきましょう。

スローストキャスト

売られすぎゾーンを脱してから不安定な動きをしながら、ちょうど真ん中の位置50近辺を推移して週末入りです。

今後、このまま買われすぎゾーンまで方向感をもってすんなり進行してくれるのか、中折れして下降トレンドへとならないかどうか気にしてみていきましょう。

MACD

辛うじて木曜日にヒストグラムが好転しました。しかし、0ライン付近で勢いがなく、横ばっています。

MACDとシグナルも0ライン近辺で横ばう動きで、0ライン近辺での特有の動きをしており、トレンド転換となる重要な位置です。

次回の新月は5月1日。満月は5月16日(皆既月食)です。

総合判断

方向感に欠ける状況が続き、もみ合いの展開となっていますが、4月12日18日22日と、下値を切り上げながらずるずると上値を追っています。

このような時に、後を追いかけてしまい、例えば「上げたから買い、下げたから売り」というトレードをすると、日々損切りが発生して損をします。

方向感のない、わからない場面で勝負するのではなく、どちらかに放れたほうについていけるように、心がけたいです。(執筆者:城 晶子)