先週、日経平均株価は

・ 心理的節目の2万7000円を上抜け

・ 意識されていた三角持ち合いを上抜け

・ 金曜日には2021年9月14日から続いていた上値抵抗線を突破し、フラッグの上抜け

4月5日6日に開けた窓を超えて、大きな節目となっていた2万7500円を超えるという展開となり、長らく続いていた下降トレンドの終焉となるのか、そしてあらたなBOX相場入りか、いずれにしても直近のトレンド転換となりました。

米雇用統計は市場予想を上回る伸びとなったことで、金融引き締めを継続するとの見方から、米国株が売られ週末を迎えました。

5月からNYダウと日経平均株価の値動きの連動性が薄れ、NYダウに比べて日経平均株価が高く推移しています。

今後も連動せずに乖離していくのかに注意して見ていきましょう。

5月第4週の海外投資家動向は現物368億円の売り越しで、先物は2905億円の買い越しで、合計2536億円の買い越しとなりました。

日本では海外からの旅行者の受け入れやGOTOの再開など、どんどん経済が動き出しそうなところです。

これも選挙前だから? とは考えたくないですが、一気に動き出したような気がします。

飛行機も電車もバスも高速道路も、近所の道路も、どこも驚くほど混雑していて、ちょっと動くだけでも嫌になってしまうような週末でしたが、経済が動き出したということで、今後も海外投資家の日本買いが続くかどうか、政府の政策と合わせてみていきたいです。

今週の日経平均を考える

チャート分析

チャートを細かく見ていきましょう。

チャート分析

日足の移動平均線

5日線は、上向きで推移し、株価も5日線を下回ることなく、5日線の上を推移し強さが見られました。

25日線は、横向きから上向きへと変化しました。

75日線は、横向きで、まもなく25日線と75日線がゴールデンクロスしそうな位置関係です。

並び順は5日75日25日の並び順で上昇トレンドの始まりとなっています。25日線と75日線がゴールデンクロスをしたら、安定上昇となりますので、確認していきましょう。

機関投資家や海外の投資家が意識している200日線は下向きから、若干横向きに変化しそうなところです。

トレンドライン

3月25日と4月21日の高値を結んだラインと、3月9日と5月12日を結んだラインの三角持ち合い上放れとなり、この三角持ち合いの上の抵抗ラインで3月25日、4月21日、5月18日を結んだラインに平行して、4月12日と5月12日を結んだラインが上昇フラッグ型を形成していて、このフラッグも上抜けとなりました。

直近の5月12日と5月19日安値5月26日安値を結んだ下値支持ラインと5月23日24日高値と26日高値を結んだラインの小さな三角持ち合いも上放れとなり、ここ最近意識されていたラインを上抜けたことで、トレンド転換となりました。

上は2万7900円処に節目があり、この上は心理的節目の2万8000円、その上は直近高値の3月26日の2万8338円があります。

下には、6月2日3日に開けた窓を埋めるかどうか、その下には5月27日30日の窓があります。

一目均衡表

強さを見せていますね。雲の上に抜けて、雲との乖離を広げています。

この後、6月21日以降7月中も雲のねじれが頻繁にあるので、このような雲のねじれの時の株価の動きは、今後覚えておきたいところなので見逃さずに確認していきましょう。

遅行線も強気ですね。10営業日後に天底一致になるのか、上に障害物のない遅行線の動きにも注目です。

ボリンジャーバンド

+1σから+2σに到達して週末を迎えました。

+2σに到達したことで、ここを高値として+1σ方向へ向かうのか、それとも+2σのボリンジャーウォークとなるのか、月曜日からの値動きに注意していきましょう。

スローストキャスト

買われすぎゾーンで上向きのまま100%に向かって推移しています。

ここからスローストキャストが上に張り付いて、株価は大きく上昇していくのか、それとも買われすぎゾーンから下向きに弱さが出るのかに注目です。

MACD

0ラインをなかなか超えられなかったところを、先週は0ラインを超えて、上昇トレンドとなりました。ヒストグラムも好転し、強さが継続しています。

月の満ち欠けですが、次回の新月は6月29日、満月は6月14日(ストロベリームーン)です。

総合判断

日経平均株価が節目を超えてトレンド転換したことで、買いが入るチャンスとなっています。

しかし、週末にイーロン・マスク氏が今後の経済見通しについて、「とても悪い予感がする」として従業員を約10%削減する必要があるとの報道があり、テスラ株が大きく下げました。

日経平均株価は金曜日に大きく上昇していますが、トヨタ自動車関連銘柄や自動車関連銘柄が下げていました。

何か自動車関連に動きがありそうな気がしてなりません。考えすぎかもしれませんが、自動車というその物について変革の時がきているのかもしれませんね。(執筆者:城 晶子)