2022年に入ってから楽天各サービスの改悪が続いてます。

中でも改悪の度合いが大きいのが、以下の3サービスです。

楽天 各サービスの 改悪

【改悪1】楽天カード

公共料金の支払いで付与される楽天ポイントの還元率が「1% → 0.2%」に下がる

【改悪2】楽天銀行

1:マネーブリッジ優遇金利(普通預金金利)が「口座残高によらず0.1% → 口座残高300万円以上の部分が0.04%」に変更

2:給与等の振込口座以外の普通預金口座は、楽天カードの引き落とし加算ポイントが「+1倍 → 0.5倍」に半減

【改悪3】楽天モバイル

2022年7月1日スタートの新プランで月のデータ使用量1GB以内が無料 → 有料に

以上の改悪を機にサービス解約や他の経済圏への移行を検討する人もいるでしょう。

しかし、安易にサービスを解約すると後悔する人もいます。

そこで、これらのサービスを「解約しない方がよい人」を挙げ、その理由も説明します。

楽天カードを解約しない方がよい人

楽天カードを解約しない方がよいのは次の人たちです。

1. 専業主婦やフリーランスの人

2. 楽天カード(年会費有料カードを除く)を2枚持っている人

その理由は以下の通りです。

1. 楽天カードは専業主婦やフリーランスでも審査に通りやすい

楽天カードは、専業主婦やフリーランスでも審査に通りやすいのが大きなメリットです。

専業主婦やフリーランスが作れるクレジットカードは意外と限られています。

「安定した収入がない人」は与信審査で支払い能力に問題があると判断されやすいからです。

しかし、楽天カードはそのような人でも審査に通りやすい数少ないクレジットカードです。

安易な解約はおすすめできません。

また、一度楽天カードを作れば、専業主婦やフリーランスでも利用限度額が増額する可能性があります。

その場合は急な高額支出にも対応できるので、極力解約しない方がよいでしょう。

2. 楽天カードの2枚使いはメリットが多い

楽天カードは、異なる国際ブランドカードの2枚持ちで効率よくポイントを貯められるメリットがあります。

また、2枚のカードをコンスタントに使いながら「延滞なし」長くを維持できれば、カードの利用限度額が上がる可能性があります。

私(元専業主婦・現フリーランス)もそれを心掛けた結果、利用限度額が2倍になりました。

以上のメリットが期待できる人は、サービスが改悪されても楽天カードを解約しない方がお得です。

楽天銀行の口座を解約しない方がいい人

ポイントや金利の優遇が改悪されても、楽天銀行口座を安易に解約しない方がよい人もいます。

預金金利が高い銀行にお金を預けたい人

預金金利の高さを重視するなら楽天銀行は非常にお得です。

マネーブリッジ改悪後の普通預金金利は、一定の預金額を超えた部分が0.04%に下がります。

それでも一般的な銀行よりずっと預金金利は高いです。

楽天銀行 一般的な銀行
普通預金金利 0.04%~0.1% 0.001%
定期預金金利 0.02% 0.002%

※2022年6月7日時点

楽天銀行口座からのATM出金や他行への振込を行う人

楽天銀行は、ATM入出金や他行への振込をよく行う人にメリットがあります。

まず、預金残高10万円以上または取引5件以上でATM入出金や他行振込手数料が一定回数無料となります。

特に、他の銀行では無料とならない「他行振込手数料」が数回でも無料になる点が最大のメリットです。

ATM利用手数料(無料回数)、他行振込手数料、楽天ポイント獲得倍率は スーパーVIP(残高300万以上または取引30件以上)で7回/月、3回/月、3倍 VIP(残高100万以上または取引20件以上)で5回/月、3回/月、3倍 プレミアム(残高50万以上または取引10件以上)で2回/月、2回/月、2倍 アドバンスト(残高10万以上または取引5件以上)で1回/月、1回/月、1倍 ベーシック(エントリー)でなし、なし、1倍 全て振込手数料の楽天ポイント払い支払可能

«画像元:楽天銀行»

また、楽天ポイントで振込手数料を払える特典を利用すれば、現金の節約になります。

NISA・つみたてNISA・iDeCoの取引でマネーブリッジを利用している人

以上の人も楽天口座を解約しない方がよいでしょう。

その理由は以下の通りです。

・ NISA・つみたてNISA・iDeCoの取扱商品が多い

【例】つみたてNISA取り扱い件数181本(2022年6月8日現在)

・ マネーブリッジの普通預金優遇金利が他行より高い

・ 月の保有額に応じた楽天ポイントが付与される

・ ポイント投資ができる

これらのメリットを捨てて楽天銀行の口座を解約するメリットはありません。

以上に該当する人は、楽天銀行口座をもっと有効活用することを考えましょう。

楽天モバイルを解約しない方がよい人

楽天モバイルを解約しない方がよい人は以下の人たちです。

携帯料金のローンが残っている人

解約時にローン残債一括払いの必要が生じる可能性があります。

15分以内の通話が多い人

オプションサービスの「OS標準電話アプリ無料時間」が5分から15分に延長されました。

通話が多い人にとっては「改良」です。

1か月のデータ使用料が3GB以上20GB以上の人

他社プラン比較表

«画像元:楽天モバイル»

3大キャリアの格安携帯と料金を比べると、データ使用量3GB~20GBの料金は楽天モバイルが最安です。

楽天市場をよく利用する人

楽天市場をよく利用する人

«画像元:楽天モバイル»

楽天モバイルユーザーは、楽天市場の買い物で+1%をのポイントを獲得できます。

さらに、6月1日から1%(ダイヤモンド会員はさらに+1%)のキャンペーンポイントを獲得できます。(要事前エントリー)

以上に該当する人は、当面楽天モバイルを解約しないことをおすすめします。

改悪された楽天のサービスを解約するかどうかの判断は慎重に

ここまで述べた通り、改悪された楽天の3つのサービスに「他のメリットを感じている人」や「解約によるデメリットが想定される人」は安易に解約しないのが得策です。

しかし、それにまったく当てはまらない人は、解約しても差し支えないでしょう。

ただ、まずは慎重に解約の是非を検討することが大事です。

それによって、より後悔が少ない選択ができるでしょう。(執筆者:元銀行員 大岩 楓)