先週の日経平均株価は、米消費者物価指数CPIが予想を上回ったことによって、利上げが加速するのではないかとの思惑から窓を開けて大陰線で大きく下げた月曜日。

FOMCの発表では予想通り0.75%の利上げとなり買い優勢でしがた、金曜日には欧米中銀での金融引き締めが発表されたことにより、また景気悪化への懸念で株価は売られる展開になりました。

1週間を通して、米国の市場に振り回されて右往左往した日経平均株価だったことが印象的でした。

節目のラインを次々と窓を開けて割っていき、5月12日の前回安値付近での週末入りとなったことで、今後の展開は月曜日の相場を確認してからということになります。

6月第2週の海外投資家動向は現物1823億円の買い越しで、先物は4,499億円の買い越しで、合計6,322億円の買い越しとなりました。

今週の日経平均を考える

チャート分析

チャート分析

チャートを細かく見ていきましょう。

日足の移動平均線

5日線は、下向きに推移し、終値で超えることはなく、金曜日には乖離を広げて終えています。

上向きだった25日線は、金曜日には下向きへと変化しました。

75日線は、横向きで推移し、波を打ちながら金曜日には若干下向きとなったように見受けられます。

並び順は75日線が一気に下まで落ちた為、25日5日75日の並び順となり、上昇トレンドの終わりとなっています。

機関投資家や海外の投資家が意識している200日線は下向きで推移、6月10日以降、株価はどんどん下落して200日線との乖離を広げています

トレンドライン

2021年9月14日高値から11月16日、1月5日と斜めに引いたラインを6月7日に突破したかと思えば、あっという間に13日には割ってしまいました。

そこからは、この斜めに引いたラインに平行して引いていたラインに向かって下落しています。

このラインが下値支持線として機能すると、大きな切り下げラインがまた復活となります。その上が今回の下げ止まっている5月12日の安値2万5,700円付近の節目ライン

このラインを割るのかここから反発かで、週明け大きく相場の見通しがかわってくる重要なところです。そして、上には16日17日に開けた窓を埋めるかどうか。

三空を作りながら下げたことによって、他にも窓が13日14日、10日13日、9日10日と現在の株価の上にはたくさんの窓があいています。

開けた窓はいつかは埋めると言われていますから「いつか?」はわからなくても、窓の開いている位置は意識していきましょう。

一目均衡表

雲を大きく下抜け弱さが見えています。転換線も下向きとしています。

遅行線もわざわざ下げてきて、ここから下落へと向かって20営業日後に天底一致とするのか、それとも上昇していけるのか。

ここからの一目均衡表は雲のねじれがとても多く、7月11日まで株価がどのように推移するのか注意深く確認していきましょう。

ボリンジャーバンド

TPラインから下げて-2σにタッチして週末入りです。

若干バンドが外向きとなっており、-2σのボリンジャーウォークの可能性も残しつつ、バンドが波を打ってもみ合いとなるのか見極めです。

スローストキャスト

一気に売られすぎゾーンに到達し、下限でスライドするような動きをしています。

ここからいつ売られすぎゾーンを出られるのか見ていきましょう。

MACDは、0ラインを割ってきて、シグナルもまもなく0ラインを割りそうな位置となっています。

ヒストグラムも下げ止まりを見せていないため、非常に弱いシグナルです。

ここで粘って好転できるか、シグナルの下向きが横向きに変化して0ラインを割らずに推移できるかに注目です。

月の満ち欠けですが、次回の新月は6月29日、満月は7月14日(スーパームーン)です。

総合判断

2万5,700円付近で下げ止まりを見せて、上値2万8,000円のBOXを作るのか、それとも、更にこの水準から下げ3月9日の2万5,000円割れとなるのか。

現在とても重要な節目のラインに到達している為、下に放れていくのか上に向かうのか、ボリンジャーバンドを確認しながら見ていきましょう。(執筆者:城 晶子)