この秋、鉄道開業150年を記念して、JR東日本エリア全線の新幹線・特急が乗り降り自由となる、とてもお得な乗り放題きっぷ「鉄道開業150年記念 JR東日本パス」が発売されます。

本記事では、このきっぷの概要・注意点と、おすすめの活用方法についてご紹介します。

ぜひ、旅の計画に役立ててください。

JR東日本パス

「鉄道開業150年記念 JR東日本パス」とは?

JR東日本全線、その他鉄道路線(7社)の列車が3日間乗り降り自由となる、お得なきっぷです。

 

税込価格

おとな 2万2,150円

こども 1万150円

 

こども料金が設定されているのは、家族旅行にうれしいですね。

フリーエリア内の JR東日本全線、青い森鉄道線、IGRいわて銀河鉄道線、三陸鉄道線、北越急行線、伊豆急行線、富士急行線、えちごトキめき鉄道線(直江津~新井間)の特急(新幹線を含む)・急行・快速列車の普通車自由席およびJR東日本が運行するBRTが3日間乗り降り自由となります。

春・夏・冬の期間限定で発売される青春18きっぷで乗り降り自由となるのは、JRの快速・各駅停車のみ。

新幹線や特急まで乗り降り自由になると、都市間の移動時間が大幅に短縮され、より柔軟な旅程が組めるようになります。

ただ、このきっぷで乗り降り自由となるのは「JR東日本」エリア内の路線のみ

北海道新幹線の新青森~新函館北斗間(JR北海道管轄)、北陸新幹線の上越妙高〜金沢間(JR西日本管轄)および東海道新幹線(JR東海管轄)は利用できません。

また、青春18きっぷは基本的にJR以外の路線には適用されず、いわゆる第三セクター線に乗る時は、その分の運賃を別途支払う必要がありましたが、今回の「JR東日本パス」では、7社の路線も乗り降り自由の対象となります。

あらかじめ座席の指定を受ければ、新幹線・優等列車の普通車指定席に4回乗車可能です。

これが何を意味するかというと、JR東日本では

 

東京〜盛岡間の新幹線「はやぶさ」「はやて」「こまち」※

東京〜福島までの新幹線「つばさ」※

北陸新幹線「かがやき」

常磐線特急「ひたち」「ときわ」

中央本線の「あずさ」「かいじ」「富士回遊」「はちおうじ」「おうめ」

東海道本線の「踊り子」「湘南」

高崎線の「スワローあかぎ」

都内〜千葉方面乗り入れの「成田エクスプレス」

 

が、全車指定席となっていますが、「JR東日本パス」の利用者はこれらの路線も4回までなら利用可能になるということです。

※盛岡~新青森間、盛岡~秋田間、福島~新庄間を相互に発着する「立席特急券(特定特急券)」を発売する区間では、指定席の利用回数を消費せず普通車の空いている席を利用可能です。

※東京〜盛岡間は、「やまびこ」号の自由席を利用すると、4回の指定席枠を消費せずにすみます

利用期間は2022年10月14日から27日購入は利用開始の1か月前から3日前まで可能です。

JR東日本のインターネット予約サイト「えきねっと」での限定発売となります。

購入者には、駅ナカの飲食店やショップで、割引等のサービスも受けられます。

「えきねっと」に一覧があるので、併せてチェックしておきましょう。

対象地域

≪画像元:JR東日本(pdf)≫

「JR東日本パス」のお得な使い方は?

ここからは、乗り物マニアの筆者が考えるお得な使い方をご紹介します。

通常期の正規料金で東京〜仙台間の片道が1万1,410円(はやぶさ号・指定席利用)なので、東京〜仙台より遠くに単純往復すれば元が取れる計算になります。

これを基準に、旅程を考えるとよいでしょう。

(1) 北東北の周遊旅行

北東北までの新幹線と、地域を走る鉄道も乗り降り自由となるので、これを活用しての旅はいかがでしょうか。

例えば。まず、東京から盛岡まで新幹線で行った後、三陸方面に向かい、宮古〜久慈の三陸エリアを走る「三陸鉄道線」を経由して、その後青森方面へ。帰りは新青森から新幹線で東京に戻るルートを想定すると。

通常料金:4万510円 となるので、「JR東日本パス」利用で1万8,360円お得になります。

(東京〜盛岡、八戸〜新青森、新青森〜東京を新幹線利用)

(2) 複数回の日帰り旅行

旅行につきものの「宿泊費」、日帰り旅行ならばかかりません。

新幹線が乗り放題となるメリットを活かして、3日間のうちに遠方への日帰り旅行を2回以上する、というのも面白い使い方だと思います。

例えば、期間中1日は東京〜仙台(はやぶさ利用)の日帰り往復、もう1日は東京〜新潟の日帰り往復 をしたとすると、

通常料金:4万3,280円 となるので、「JR東日本パス」利用で2万1,130円お得になります。

東北・関東エリアの行ってみたかった都市に、お得に訪問できる「JR東日本パス」。

ぜひこのまたとない機会を有効活用してください。(執筆者:星澤 美衣)