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断水時にないと困るもの あると便利な「100均商品」も紹介

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断水時にないと困るもの あると便利な「100均商品」も紹介

台風15号の大雨で被害を受けた静岡市では、清水区のほぼ全世帯で約1週間断水しました。

静岡県内に住む私は断水地域に住む親戚のサポートを行い、それを通して平時から災害への備えを行う重要性を痛感しました。

この記事ではその経験をもとに、断水時の備えに必要なものをご紹介します。

突然の断水

断水時にないと困るもの (1) 容量10~20Lのポリタンク

断水時にないと意外と困るアイテムはポリタンクです。

一度に大量の水をためておける10~20Lのポリタンクを、1人あたり最低1つは用意しておきたいところです。

容量10~20Lのポリタンク

断水時におけるポリタンクの重要な役割

断水時におけるポリタンクの重要な役割は2つあります。

1:水を持ち運ぶ容器としての役割

2:飲料水や生活用水を備蓄する役割

以上のうち、断水時により重要度が高くなるのは1です。

そもそも、水を入れる容器がなければ給水すらできないからです。

また、一度に大量の水が入るポリタンクは、給水用としても備蓄用としても最適な容器です。

水を入れたポリタンクは重く持ち運びが大変ですが、その点を除けばメリットの方が大きいと言えます。

ポリタンクは災害が起こる前に買うのが鉄則

ポリタンクは災害が起こる前に買っておくのが鉄則です。

その理由は以下の通りです。

【理由1災害発生直後はポリタンクの入手が困難になる

清水区では断水直後から大半の店でポリタンクが品切れとなり、給水の容器に困った人が続出しました。

【理由2ネット通販ではポリタンクの価格が高騰する

災害時はいつでもネット通販のポリタンク価格が高騰します。

今回の断水では、Amazonでふだんは数百円で買えるポリタンクが数千円まで高騰していました。

【理由3】配送拠点の被災で配達が大幅に遅れる

災害時はその地域の配送拠点も被災します。

静岡市でも、川の氾濫で大手配送会社の配送拠点で多数の配送車が水没。

商品の配送が大幅に遅れて必要な時にポリタンクが届かない事態が続出しました。

災害時にはそのような事態が必ず起こります。

ポリタンクは災害や断水が起こる前に買っておきましょう。

断水時にないと困るもの (2) 飲料水

断水時にないと困るもの

もう一つ、断水時にないと困るのが「飲料水」です。

備蓄用の飲料水は「1人1日3L×3日」分用意する

防災の専門家によれば、最低限用意が必要な備蓄用の飲料水(長期保存水など)は

1人1日3L×3日分

です。その理由については次でお話しします。

平時から3日分の飲料水を備蓄すべき理由

平時から3日分の飲料水を備蓄すべき理由は、災害発生から3日間は以下の状態になりやすいためです。


・ 全国レベルの災害報道がほとんど行われない

・ 他地域からのサポートが期待できない

・ 自治体の動きが遅れて被災者へのサポートが行き届かない


今回被災した静岡市は以上のすべてを満たし、住人の多くが飲料水の確保に苦労しました。

また、災害発生後のネット通販では飲料水もポリタンクと同じ状態になるので、平時から3日分の飲料水の備蓄は不可欠だと痛感しました。

ただ、その後は飲料水が入手しやすくなります。

備蓄の飲料水は3日分あれば問題ないでしょう。

100均で買える「断水時にあると便利なアイテム」

断水時にあると便利なアイテムも平時から用意しておきましょう。

ここでは、その一部として100均で買えるものを紹介します。

消臭・抗菌袋

消臭・抗菌袋

断水時はトイレでおしりを拭いた紙などをゴミとして捨てる必要が生じます。

そんな時に役立つのが、生ごみなどのにおいを遮断できる消臭・抗菌袋です。

私が調べた範囲では、小サイズはほとんどの100均にあります。

また、ダイソーでは20L、キャン・ドゥでは45Lの袋が買えます。

紙の食器

紙の食器

断水時に便利な紙の食器も100均で買えますが、パッケージプラザや業務スーパーでは100均より安価に買える場合もあります。

ウェットティッシュ・ウェットシート

ウェットティッシュ・ウェットシート

手や体を拭くウェットティッシュやウェットシートも断水時に便利です。

以上のほか、非常用トイレ(排泄物処理袋)やドライシャンプーなどの衛生用品一式も、平時から備えておくと安心です。

他にもある!断水への備え

備えはものだけではありません。

浴槽の残り湯は捨てずに取っておく

断水地域の親戚によれば、浴槽の残り湯は断水中の生活用水として大いに役立ったようです。

その親戚から、「残り湯はお湯を交換する直前まで捨てずにとっておくように」と念を押されました。

親戚や近隣住民との関係を良好にしておく

今回、わが家から水のサポートを受けた親戚は「お互いの関係が良好だからすぐに頼れた」と言っていました。

また、断水地域では近隣住民との関係が良い人ほどスムーズに水を入手できたようです。

そのことから、親戚や近隣住民との関係を日頃からよくしておくことも、災害への備えとして重要だと痛感しています。

災害が起こる前に災害への備えを行うことが重要

今回、間接的に大雨や断水の被害を受けて感じたのが、災害が起こる前に災害への備えを行うことの重要性です。

そこには災害時に頼れる人との関係を良好に保つことも含まれます。

それらのことに留意しながら、誰もが日ごろから災害への備えを心掛けたいところです。(執筆者:元銀行員 大岩 楓)

《大岩 楓》
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大岩 楓

執筆者:元銀行員 FP2級 大岩 楓 大岩 楓

元銀行員にしてベテラン主婦のフリーライターです。クレジットカードや節約記事などの執筆のほか、既成記事の校閲も行っています。50代になった現在、最大の関心事はずばり「老後のお金」今後のマネープランについて真剣に考え始めました。そこで自らの勉強も兼ね、銀行員時代に培った金融知識と25年以上の家計管理経験をベースにお金に関するさまざまな事柄について深堀りしていきます。 <保有資格> FP2級 寄稿者にメッセージを送る

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