1年の折り返しとなる6月。
年の前半の締め括り、また後半に吉を呼び込むためにも、大切な1か月といっていいでしょう。
そんな今月は、一年に5~6回しか訪れない天赦日が巡ってきます。
まずは吉日と凶日のチェックをし、天赦日をしっかり活かせるよう、事前にスケジュールを立てておくことが大切なポイント。
そこで今回は2023年6月の吉日・凶日と、知っておきたい金運アップスポットについて紹介していきます。
目次
大きくしたい、増やしたいという願いを叶えてくれる吉日「一粒万倍日」
最初は小さな一粒の籾であっても、そのうちたわわに実った立派な稲穂に育つという願いが込められている吉日「一粒万倍日」。
「大きく育てたい」「たくさん増やしたい」といった願いが叶うと言われています。
金運・財運に関係したことが多いものの、新しく何かをスタートさせる日としても吉とされており、結婚や引っ越し、仕事始めなどにもオススメです。
寅の日や巳の日などといったほかの吉日と重なると、その相乗効果でさらに運気がパワーアップすると伝えられています。
一粒万倍日に向いていること
・ 宝くじの購入
・ 財布の購入や新調
・ 銀行口座の開設
・ 出資や投資、貯金
・ 引っ越しや移転
・ 起業や開業
・ 入籍や結婚式
・ 仕事始め
・ 納車
・ 種まき
一粒万倍日に向いていないこと
・ 借金
・ ローン契約
・ 人から物を借りる
一粒万倍日は自分にとって都合の良いことだけでなく、都合の悪いことも増やしてしまう可能性があります。
「苦労の種を増やす」ともいわれているので、借金やローン契約といったことは避けた方がいいでしょう。
金運招来日という別名をもつ金運・財運の吉日「寅の日」
黄金色の体をしているトラは、金運の象徴と伝えられている動物。
寅の日は金運招来日という別名があるほど、金運・財運に恵まれる吉日といわれています。
またトラは一瞬で「千里を往って、千里を還る」パワーがあるとされ、これに因んで「出したお金がすぐに戻ってくる日」とも伝えられています。
さらに旅行や漁の出発日に設定すると、無事に帰って来られるともいわれています。
寅の日に向いていること
・ 宝くじの購入
・ 財布の購入や新調
・ 銀行口座の開設
・ 出資や投資、貯金
・ 金額の大きい買い物
・ 旅行の出発日
・ 初漁
寅の日に向いていないこと
・ 結婚
・ 葬儀
寅の日には「すぐに戻ってくる」という効果があることから、
結婚:すぐに実家に戻ってくる=離婚
葬儀:亡くなった方がすぐに戻ってきてしまう=成仏できない
ということにつながるため、この2つは避けた方が良いと伝えられています。
ヘビ(巳)が弁財天に願いを届けてくれる「巳の日/己巳の日」
金運や財運、芸事の神様として知られている弁財天。
その弁財天の遣いをするヘビに願い事をすると、弁財天に届けてもらえると伝えられているのが巳の日と己巳の日です。
巳の日は12日に一度訪れますが、己巳の日は60日に一度しか巡ってこない貴重な吉日で、弁財天を祀る神社などでは祭礼や縁日などが行われます。
また巳の日や己巳の日に、銭洗い弁天や銭洗い所でお金を洗って財布に入れておくと、金運や財運に恵まれるといわれています。
巳の日/己巳の日に向いていること
・ 銭洗い弁天や銭洗い所での銭洗い
・ 宝くじの購入
・ 財布の購入や新調
・ 銀行口座の開設
・ 出資や投資、貯蓄
・ 起業や開業
・ 芸事始め
巳の日/己巳の日に向いていないこと
・ お見合い、結納、入籍、結婚式
・ 男女一緒の参拝
七福神の中で唯一の女神である弁財天は、嫉妬深い神様としても有名です。
巳の日/己巳の日にお見合いや結婚などを行うことはもちろん、男女一緒の参拝でも弁財天を怒らせてしまうといわれているので気を付けた方がいいでしょう。
あらゆることが成就しない最強の凶日「不成就日」
あらゆることが成就しないとされる凶日「不成就日」。
金運・財運に関することはもちろんですが、入籍や結婚式、移転や引っ越し、開業や起業など、すべてのことが凶とされる残念な一日です。
さらに一粒万倍日や寅の日などの吉日と重なると、そのパワーを減らしてしまう力をもっているため、吉日の効果をしっかり受けられなくなるといわれています。
どうしても吉日ばかりに目が向きがちですが、不成就日などの凶日のチェックも忘れないように気を付けましょう。
すべてのことが吉とされる最高の吉日「天赦日」
「すべての神が天に昇り、天が万物を赦す日」と伝えられ、何をするにも吉とされる天赦日。
一年に5~6回しか訪れない非常に貴重な吉日として知られています。
金運・財運に関することだけでなく、入籍や結婚式、移転や引っ越し、開業や起業、買い物、旅行などといったさまざまなイベントまで、すべてのことが吉となる最高の日といわれています。
また、天赦日が一粒万倍日や寅の日といったほかの吉日と重なると、さらにパワーアップした運気を呼び込めるとも伝えられています。
大切なイベントなどの計画がある場合は、まずはこの天赦日を軸に考えてみることをオススメします。
2023年6月の吉日・凶日
1日(木):寅の日
2日(金):一粒万倍日
3日(土):一粒万倍日
4日(日):巳の日
5日(月):天赦日
8日(木):不成就日
13日(火):寅の日
16日(金):一粒万倍日 巳の日 不成就日
17日(土):一粒万倍日
22日(木):不成就日
25日(日):寅の日
28日(水):一粒万倍日 巳の日
29日(木):一粒万倍日
30日(金):不成就日
今月、最も注目すべき日は5日(月)の天赦日。
すべてのことが吉とされる天赦日は、一年に5~6回しか訪れない非常に貴重な吉日なので、この日を有効に利用できるよう事前にスケジュールを立てておくことをオススメします。
16日(金)は一粒万倍日と巳の日が重なるダブル吉日だと思いきや、不成就日まで重なってしまっているため、この日の運気はあまり期待できそうにありません。
今月の一粒万倍日は全部で6回巡ってきますが、2日間連続が3回となっており、そのうちの2回が週末。
イベントなどの計画が立てやすい日程となっています。
また1日(木)~5日(月)は連続して吉日が登場する運気アップの5日間。
財布の新調や宝くじの購入、出資や投資、イベントなどを考えている方は、この期間に行うといいでしょう。
運気をしっかり引き寄せるために!知っておこう!行ってみよう!金運アップスポット
ここでは、運気をしっかり引き寄せるために知っておきたい金運アップスポットを紹介していきます。
今回は金運アップにご利益があるとされる都内の神社をピックアップ。
運気を呼び込むためにも、ぜひ散策がてら立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
◇聖神社
住所:埼玉県秩父市黒谷2191
御祭神:金山彦命、国常立尊、大日孁貴尊、神日本磐余彦命の4柱に元明金命を合祀
ご利益:金運隆昌、商売繁盛、開運招福、厄除け、災難除けなど
どんなスポット?
慶雲5年(708年)、秩父で見付かった銅が朝廷に献上され、和銅改元と日本で初めての流通通貨である和同開珎鋳造のきっかけとなった神社とされています。
地元の方からは「銭神様」という通称で親しまれ、金運・財運のスポットとしても非常に人気があります。
御神宝である朝廷から下賜された雌雄一対の銅製の蜈蚣(むかで)は、「百足」とも表すことから、「お金(おあし)には困らない」ご利益があると伝えられています。
本殿脇にある設置されている和同開珎の大きなモニュメントが有名。
参照:秩父市和銅保勝会
◇秩父今宮神社
住所:埼玉県秩父市中町16-10
御祭神:伊邪那岐大神、伊邪那美大神、須佐之男大神、八大龍王神、弁財天など
ご利益:縁結び、子孫繁栄、家内安全、無病息災、学問成就、商売繁盛、社運隆昌など
どんなスポット?
龍神様が住んでいると伝えられる日本有数の古社。
樹齢1000年以上とされる大きな欅の龍神木が有名で、その根元には洞木と呼ばれる空洞がいくつもあり、ハートの形をしている穴を見付けると恋愛が成就するといわれています。
また武甲山の伏流水が湧き出る「清龍の滝」はお清めの霊水として珍重されており、銭洗いを行うと金運がアップすると伝えられています。
参照:秩父今宮神社
◇寳登山(宝登山)神社
住所:埼玉県秩父郡長瀞町長瀞1828
御祭神:神日本磐余彦尊、大山祇神、火産霊神
ご利益:火災盗難除け、諸難除け、家内安全、商売繁盛、金運招福、交通安全など
どんなスポット?
秩父神社、三峯神社と並んで秩父三社のひとつである寳登山(宝登山)神社は、ミシュラン・グリーンガイド・ジャポンで一つ星を獲得した人気スポット。
四季折々の美しい景色や極彩色の彫刻で有名な社殿などを見ることができます。
宝の山を登るという名称から金運アップのご利益があるともいわれています。
参照:寳登山(宝登山)神社
運気をたくさん呼び込みましょう
1年の前半の締め括り、そして折り返しの月でもある6月。
後半の日々を幸せに過ごすためにも、運気をしっかり呼び込むことは重要です。
2023年6月は非常に貴重な吉日「天赦日」が訪れる1か月でもあるので、その日をしっかり活かすためにも、スケジュールを事前に立てておくことをオススメします。
天赦日のパワーをもらって、運気をたくさん呼び込みましょう。(執筆者:FP2級 藤 なつき)