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三菱UFJ銀行の振込手数料が最大990円に 振込手数料で損をしない方法を元銀行員が伝授

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三菱UFJ銀行の振込手数料が最大990円に 振込手数料で損をしない方法を元銀行員が伝授

三菱UFJ銀行が振込手数料を最大990円まで値上げすると発表しました。

おそらく他の金融機関もその動きに追随するものと思われます。

そこでこの記事では、三菱UFJ銀行の振込手数料値上げ情報と値上げに踏み切った理由、今後予想される他の金融機関の動きについて解説。

加えて、振込手数料で損をしない方法をお伝えします。

振込手数料が 最大990円に

三菱UFJ銀行振込手数料値上げ情報と値上げに踏み切った理由

三菱UFJ銀行振込手数料値上げ情報についてまとめてみました。

【三菱UFJ銀行の同一支店への振込】

振込場所振込方法改正前手数料改正後手数料
三菱UFJ銀行ATM三菱UFJ

キャッシュカード

0円110円
他行

キャッシュカード

0円440円
現金3万円未満220円

3万円以上440円

一律550円
コンビニATM三菱UFJ

キャッシュカード

0円440円
窓口現金振込

口座からの振込

3万円未満330円

3万円以上550円

一律880円

「同一支店への振込」とは?

キャッシュカード振込の場合

「振込先口座」と「振込を行う人のキャッシュカードの口座」が同じ支店にあることを指します。(「支店」には本店も含まれます)

現金振込・他行キャッシュカード振込の場合

「振込先口座」と「振込を行う窓口やATM」が同じ支店にあることを指します。

他行とは?

三菱UFJ銀行以外の「全国銀行データ通信システム」加盟金融機関(銀行など)を指します

【三菱UFJ銀行の他店への振込】

振込場所振込方法改正前手数料改正後手数料
三菱UFJ銀行ATM三菱UFJ

キャッシュカード

0円110円
他行

キャッシュカード

0円440円
現金3万円未満220円

3万円以上440円

一律550円
コンビニATM三菱UFJキャッシュカード0円440円
窓口現金振込

口座からの振込

3万円未満330円

3万円以上550円

一律880円

「他店への振込み」とは?

キャッシュカード振込の場合

振込先口座がある支店と振込を行う人の口座がある支店と異なるケースを指します。

現金振込の場合

振込を行う窓口やATMが振込先口座がある支店と異なるケースを指します。

他行への振込

三菱UFJ銀行ATM三菱UFJ

キャッシュカード

3万円未満209円

3万円以上330円

一律275円
他行

キャッシュカード

770円880円
現金550円880円
コンビニATM三菱UFJキャッシュカード110円275円
窓口現金振込

口座からの振込

880円990円

「他行への振込」とは?

三菱UFJ銀行以外の金融機関への振込全般を指します。

参照:三菱UFJ銀行

三菱UFJ銀行がこのような振込手数料値上げに踏み切った理由はコストの削減です。

値上げでコストが安いインターネットバンキングの利用者を増やし、振込にかかるコストを少しでも下げようと考えているわけです。

将来的には、他の金融機関も三菱UFJ銀行と同様の値上げをすると思われます

振込手数料を節約する方法は? 利用者のケース別に紹介

三菱UFJ銀行での振込はもちろん、今後値上げが想定される他の銀行での振込についても手数料の節約に取り組む必要があります。

そこで、現在可能な振込手数料節約方法を、利用者のケース別にご紹介します。

現在所有する口座をインターネット口座にすることが一番簡単な節約方法

振込手数料を最も簡単に節約できる方法は、現在所有する銀行口座を全てインターネット口座にすることです。

抵抗がなければこの方法をおすすめします。

たとえば、三菱UFJ銀行ユーザーの場合、インターネット口座にすると他行への振込(3万円未満154円、3万円以上220円)以外の振込手数料は0円となります。

所有口座をインターネット口座にしたくない場合におすすめの方法

しかし、インターネットバンキングには以下のデメリットがあります。


・ 不正アクセスで預金を失うリスクがある

・ ログイン情報の管理が面倒


それが理由で所有する口座をインターネット口座にしたくない人も多いでしょう。

その場合におすすめなのが、振込専用のインターネット口座を新たに開設することです。

<主なインターネット口座の種類>

・ ネット専用銀行の口座(楽天銀行・SBI銀行など)

・ 「〇〇(銀行名など)ダイレクト」の口座

※銀行などの実店舗で新規開設または通帳使用から通帳レスに変更したインターネット口座

・ 「インターネット支店」の口座

※実店舗がある銀行などがインターネット上に開設した支店で作れる口座

以上の中で最も振込手数料が安い口座を振込専用として選ぶといいでしょう。

ログイン情報の管理が面倒なことは変わりませんが、不正アクセスで預金を失うリスクは最小限に抑えられます。

「インターネットバンキング絶対NG」の人が振込手数料を節約する方法

不正アクセスなどへの懸念から「インターネットバンキング絶対NG」の人もいます。

そのような人は今すぐインターネット口座にする必要はありません。

その代案となる振込手数料の節約方法をご紹介します。

節約法1:振込先口座がある銀行本支店のATMでキャッシュカード振込を行う

本支店とは、同じ銀行の本店や支店の総称です。

振込先口座と同じ銀行の同じ本支店が近くにある場合、そこのATMでキャッシュカード振込を行うと手数料が無料または格安になります。

また、近くに振込先口座と異なる本支店しかない場合も、他行(振込先銀行と違う銀行)から振り込むよりは手数料を安く抑えられます

節約法2:振込先銀行が複数ある場合の手数料節約方法

振込先銀行が複数ある場合、近くに振込先口座の銀行と同じ銀行が1つはある可能性が高いでしょう。

その銀行のATMでキャッシュカード振込を行えば、手数料をゼロまたは安く抑えることができます。

また、振込先口座の銀行と同じ銀行が近くに複数ある場合は、その中からATMキャッシュカード振込手数料が最安の銀行を選ぶとよいでしょう。

当面はインターネットバンキング以外の方法で振込手数料を節約できるが…

当面はインターネットバンキング以外の方法で振込手数料を節約できますので、あわててインターネット口座の開設などを行う必要はありません。

ただ、将来的にはインターネット口座の利用が必須になる日が必ず来ます

それまでにはインターネットバンキングへの理解を深めて「その日」に備える必要があります。

インターネットバンキング以外の方法で手数料を節約できる今がその猶予期間です。

「よく知る」ことで解決できる問題も多いので、まずはWebや書籍のチェックや銀行員への質問などでインターネットバンキングの正しい情報を入手することをおすすめします。

それによって抵抗感が薄れてスムーズにインターネット口座を開設できるでしょう。(執筆者:元銀行員 FP2級 大岩 楓)

《大岩 楓》
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大岩 楓

執筆者:元銀行員 FP2級 大岩 楓 大岩 楓

元銀行員にしてベテラン主婦のフリーライターです。クレジットカードや節約記事などの執筆のほか、既成記事の校閲も行っています。50代になった現在、最大の関心事はずばり「老後のお金」今後のマネープランについて真剣に考え始めました。そこで自らの勉強も兼ね、銀行員時代に培った金融知識と25年以上の家計管理経験をベースにお金に関するさまざまな事柄について深堀りしていきます。 <保有資格> FP2級 寄稿者にメッセージを送る

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