これまでの投信積立の月額最低金額は1,000円でした。
1,000円からの積立ができる証券会社は現在、楽天証券、SBI証券、カブドットコム証券、マネックス証券が代表的。
これらは、ネット証券と呼ばれていますね。
この中の「カブドットコム証券」(三菱UFJフィナンシャル・グループ)が4月下旬から、最低500円から積立ができる「ワンコイン積立」を開始すると発表しました。
積立ができるのは投資信託だけでなく、個別株式も・・・。
投資信託の対象数は、実に300ファンド。
うち、200ファンドがノーロード(販売手数料無料)です。
買付日は、毎月○○日と銘柄ごとに自由に設定することができ、指定の銀行口座からの自動引き落とし(口座振替)、あるいは、カブドットコム証券の口座からの決済になります。
個別株式の対象銘柄は約3,200。
個別株式の定額購入をする方法としては、従来から「株式るいとう(累積投資制度)」がありますが、月額最低金額は1万円、1万以上1千円単位。
カブドットコム証券のワンコイン積立は、500円からなので、株式るいとうのミニミニバージョンと考えることができますね。
若い人たちの投資ニーズに応えるための策のようです。
毎月少しずつ投資を行って、資産運用をたしなむことはとてもいいこと。
少額だと、いろいろな実験もできます。
ハイリスクのモノ、低リスクのモノ、さまざまな資産の組み合わせ。
分散投資によるリスク低減効果を、自分の投資資金で、身をもって学習する。
資産配分のゆがみを元に戻すリバランスをした場合としない場合のパフォーマンスの違いを体感してみる・・・・・。
日本、世界経済の動向と自分の資産残高の増減を照らし合わせて考える。
少額といえども、問題意識をもって取り組むと、たくさんのことが学べます。
いずれ年をとって投資できるお金が増えたときにも、金融機関のオススメに無批判に従うのではなく、自身の方針や考えにもとづいて適切に判断、行動することができるようになります。
経験にまさる学習はありません。