住宅ローン控除制度は、年々縮小しています。
そして、来年、2013年いっぱいで終了する予定です。
(ただし、現在すでにこの仕組みを利用中の方は、利用開始年の仕組みがそのまま適用されますので、途中で打ち切られるようなことはありません)
大きな住宅取得支援制度である「住宅ローン控除」は、住宅ローンを使ってマイホームを取得した場合に、条件を満たしていれば、年末のローン残高の1%分の金額を、10年間、所得税から還付するものです。
○適用を受けることができる場合
・住宅ローンの残高があること
・取得した日から6ヶ月以内に自分の住宅として居住すること
・そのまま年末まで住み続けること
・適用を受ける年の合計所得金額が3,000万円以下であること
・日本国内であること
※「住民票」が必要です。
○対象となる住宅
・床面積の2分の1以上が住宅であること
(お店は事務所として使っている場合、2分の1未満であること)
・床面積が50平米以上であること
・中古住宅の場合、築20年以内(耐火建築物は25年以内)であること
または、一定の耐震住宅であること
○対象となる住宅ローン
・返済期間が10年以上であること
(繰上返済によって最初の返済から完済までの期間が10年未満になると、以後適用は受けられません)
・返済は月払いや年払いなど、1年以下の期間を単位として規則的に行われること
・金融機関、勤務先など(金利年1%以上)からの借入であること
(親族からの借入は不適用)
○控除額(一般住宅の場合)
・2012年
控除期間:10年間
年末ローン残高限度額:3,000万円
控除率:年末ローン残高×1.0%
※年末ローン残高限度額が3,000万円なので、3,000万円を超える残高があっても、3,000万円までしか適用になりません。
したがって、最大の年間控除額は30万円になります。
・2013年
2012年との違いは、年末ローン残高限度額が2,000万円に減額されること。
したがって、最大年間控除額は20万円になります。
■長期優良住宅を取得する場合には、一般住宅以上の優遇があります。
それは、年末ローン残高限度額が一般住宅とくらべて大きいこと。
2012年:4,000万円
2013年:3,000万円
です。