投資信託は、「初心者向けの運用商品」などとよく言われますが、仕組みを細かく理解しようとすると、袋小路に迷い込んだように、何がなんだかよくわからなくなります。
深く突っ込んでいくとけっこう難しいのです。
しかし、知らないよりは知っておいたほうがいいい。
投資信託の「再投資」とは、支払われた分配金で、同じ投資信託を自動的に購入すること。このときに、申込手数料はかかりません。
預金にたとえると、支払われた利息が元本に組み込まれる「複利」のようなもの。
投資信託の分配金を再投資しない場合、分配金は、指定した口座に現金が振り込まれます。しかし、もともとリスク商品の投資信託には、余裕のお金を使って買った人が多いはず。そんな人は、分配金を現金で受け取ったところで、特に使う予定はないはずなんです。
買い物などに使わない分配金を、超低金利の預金で運用するくらいなら、同じ投資信託を購入し、ふたたび投資に「参加」させたほうがいいといえますね。
実際、資産運用の効率面から考えると、投資信託の分配金は「再投資」をしたほうが、複利効果が発揮でき、お金が増えると言われています。
分配金の受け取り方(つまり、現金で受け取るか?、再投資をするか?)は、投資信託を購入するときに選択できます。
また、保有期間中でも変更できます。
現在、毎月分配金の投資信託を保有して、毎月、分配金を銀行口座に振り込んでもらっている人。
その分配を使う予定がないのなら、「再投資」に変更したほうがいいと思いますよ。