欧州は混迷していますね。
ギリシャがユーロを脱退したところで得する人は誰もいませんし、
今更駄々をこねたところで緊縮財政案が緩和されるとも思えません。
フランスはフランスで大統領が交代し、更なる借金での成長戦略を
目論んでいますが、アメリカや日本の二の舞にならないよう様子を
みなければなりません。
さて、本日は海外投資を検討されている方が最近増えているようですので、
まずそれを検討する前段階である、「海外投資で騙されないためには?」
についてお話しさせていただきたいと思います。
海外に向けて投資や資産運用を開始しようと検討した場合、
国内にある証券会社・銀行・投資顧問業者(IFA)を利用する、
もしくは海外にある現地の証券会社・銀行・投資顧問業者(IFA)を
利用するかになるかと思います。
今日は国内と海外どちらの金融機関を利用した方がいいかをお話しする
トピックではないので割愛させていただきます。
国内、海外どちらの金融機関を直接利用するのに越したことはありませんが、
海外の場合はそこに日本人スタッフが在籍していない場合、
語学力が問われます。
残念ながら日本人は英語の読み書きは得意なのですが、
話したり聞いたりする事に関しては不得意です。
そこで日本人のブローカー会社が現地で代理店として存在するわけです。
日本語であれば安心なのですが、そのブローカー会社が全て健全とはいえません。
中には詐欺行為を働いている会社も多数存在しています。
そのような会社にひっかからないためには、
下記の3つについて確認してみてください。
1.その国の金融庁のライセンスを保有しているかどうか。
2.お金を振り込む際は、投資先の金融機関へ直接振り込ませるかどうか。
⇒(ブローカーの会社の口座を介在させていないかどうか。)
3.投資案件の仕組みが納得できるものかどうか。
⇒何に投資しているかよくわからないものには、投資してはいけません。
実需があって初めて利益が生まれるのです。
ここに注意しておけば、詐欺事件に巻き込まれることはないでしょう。
特に③で書いた商品には高配当の商品が多く存在しますが、
そのほとんどは詐欺、もしくは2年以内に破綻します。
投資する前は上記3点を必ず確認するよう心がけましょうね。