今年のニッポンの夏は、「節電の夏」になりそうなムード。
原発稼働の是非についてモノ申すつもりは毛頭ありませんが、同じ電力でも、従来型のやり方でのみ発電される電力だけでなく、さまざまなやり方で発電される電力もないと、利用者側からすれば、「リスク高い」と言えそうです。
今年4月末までに、日本の中での住宅用太陽光発電システムの累計設置件数が100万件を突破したと、一般社団法人 太陽光発電協会が発表しました。
「太陽光発電」という言葉を初めて耳にしてから、そう長くないような気がしてましたので、ほんの数年で夢の100万台を突破したのかと思いきや・・・
・・・住宅への太陽光発電システムの普及施策が始まったのは1994年の4月。100万台突破までに18年もの年月が流れています。。
長い下積みの時代・・・涙、なみだの苦節18年があったようなのでした。
ただ、急速な普及の背景には、2009年に導入された新たな余剰電力の買取制度があるようです。買取価格が一般家庭の電気料金の倍額になったのです。
また、補助金制度も、個人の導入意欲をいっきに高めることになりました。
補助金制度は、現在も、国、都道府県、市区町村のレベルで個々に実施されています。
国の平成24年度の補助金制度についていうと・・・・・。
応募期間:2012年4月19日~2013年3月29日
補助金額:
太陽電池モジュールの公称最大出力1KWあたり、35,000円、または、 30,000円。
1KWあたりの補助金額が、35,000円になるか、30,000円になるかの判定は、説明がややこしいので省略しますが、家庭用の太陽発電システムは、3KW~4KWだといいますから、国からは9万円から14万円の補助がでると
考えればよさそうです。
以上が、この他にも、お住まいの都道府県、市区町村の補助金制度を調べてみてください。
また、発電した電気で使い切れない余剰電力は、電力会社が買い取ってくれる制度があります。買取り料金は、1KWhあたり42円、買取り期間は10年間です。
いっぽう、太陽光発電システムを導入するのにかかる費用は、1KWあたり55万円程度といわれています。
3KW~4KWのシステムを導入すると、165万円~220万円程度かかる計算になります。
だいたい、10年程度で元が取れる計算になるようですね。
・・・光熱費が抑えられ、停電や災害時にも電気が使える太陽光発電システム、お宅も導入を検討されてみてはいかがでしょうか?