マイホームを持つと、まあ、100%の方が火災保険に加入します。
この場合、保険に入るのは、建物と家財です。
賃貸住宅に住んでいる人は、建物の火災保険には大家さんが入ってますから、自分では家財の保険に加入します。
しかし、「家財」の火災保険というのは、みなさんどうも、軽く見ているフシがありますね。
「わが家の家財は全部ひっくるめても、1,000万円もないから、保険金を少なめに設定しておこう。そのほうが保険料が安上がりだから・・・・」
そんな方が多いと思います。
このときに「家財」として思い浮かべるのは、おもに耐久消費財でしょう。
テレビ、エアコン、冷蔵庫、テーブル、その他電化製品・・・・・。
ところが、火災保険の「家財」には、洋服や布団など、、、もろもろのモノが含まれます。
これらのモノも含めると、結構バカにならない金額になるはずです。
そして、火災やその他の災害で家財に損害を被ったとき、それを買い直すには多額なお金がかかる。
・・・・過分な補償をつけても意味はありませんが、過少な補償にはしないほうがいいと思います。
特に火災保険のような損害保険の場合、「比例填補」といって、契約時に設定する保険金額が少ないと、損害を被ったときに十分な補償(保険金)が支払われない仕組みになっているからです。
たとえば、50%の損害を被った場合、保険金額1,000万円の契約だと半分の500万円が保険金として支払われますが、保険金額500万円の契約だと、その半分の250万円しか補償されません。
50%の損害額が、実際には500万円であったとしても、保険金額500万円の契約の場合、半分の250万円が支払われる保険金の上限になるのです。
火災保険に加入する場合、家財の他にも「費用保険」にも入っておいたほうがいいですね。
基本的に火災保険単体は、損害を受けたモノを元に戻すのに必要なお金を補償するものです。
ただ、損害を受けた場合には、それ以外にもさまざまな費用がかかります。
たとえば、火事の場合・・・・。
建物や家財が燃えて損害を被り、それを元に戻すためのお金がかかる前に、ぐちゃぐちゃになった現場を片付けたり、掃除をしたりする費用がかかりますね。
火災保険では、この費用を補償してくれません。
補償を付けるには、「費用保険」という特約を付帯しておく必要があります。
・・・・いちど、火災保険を見直してみてはいかがですか??