資産形成の手段の一つとして「投資信託」というものがあります。
投資信託は、ファンドマネージャーと言われる運用のプロに、
手数料を払って運用をお任せ。
ファンドマネージャーはその投資方針に従って、
株や債券などの複数の銘柄に分散投資。
投資家は長期的な視野でその果実を手に入れる。
「投資信託」とはこういうものだと僕は理解しています。
ちなみに海外ではこういった方針で100年以上の歴史のある、
ファンドがゴロゴロしています。
ところが日本では・・
残念ながら歪んだ証券市場を背景に、
なかなかそう言った歴史のあるファンドが育ちにくい環境にあります。
ただ、そんな環境を変えるべく、
信念を持ってファンドを運用している独立系の投資顧問会社もあるのも事実。
その1社である「鎌倉投信」の鎌田恭幸社長が8/29の日経新聞20面に
紹介されていました。
鎌田社長はまさに100年を越える海外の優良ファンドを目標に、
これからの日本に本当に必要な会社に長期分散投資。
契約は着実に増え、
東日本大震災のときも解約がなかったとのこと。
その理由は顧客との価値観を共有、
緊密な距離感を保っていること。
その秘密のひとつとして、
「鎌倉の寺で行われる運用報告会」
というものがあります。
これは鎌田社長自ら参加、
投資家のみなさんとコミュニケーションを取っているのです。
また以前、鎌田社長のプレゼンをお聞きした際に写真で拝見し、
一度おじゃましたいと思っている「場所」がこれ。
「鎌倉の築80年を越える古民家を改装した本社」
この本社には
「人と人、世代と世代を結ぶ」
という信念を表しているそうで、
「いい会社をふやしましょう」
を合言葉に、
日本にも人生と心を満たす長期投資を根付かせたい
と。
僕もこの想いに共感、応援したいと思います。