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時代は相続から贈与へ 贈与税の基礎控除とは

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  先日の日経新聞にて、このような特集が組まれていました。昨年は見送られましたが、相続税を計算する際に、基礎控除というものがあります。

  簡単に言いますと、相続財産が、現在5,000万円+法定相続人数×1,000万円以内であれば、相続税はかからないのですが、これを3,000万円+法定相続人数×600万円にするという案が、昨年はあったのです。

  例えば、家族構成が夫、妻、子が2人だとし、夫が亡くなった場合、現在であれば、相続財産が8,000万円以内であれば相続税がかかりませんが、もし今後変更があったとすると、4,800万円以上の財産があれば、相続税がかかるかもしれません。その相続税を払わないようにするために、毎年財産を少しづつ移し、贈与税の基礎控除を利用することにより、トータルで払う税金を少しでも安くしようという考え方です。

  贈与税の基礎控除とは、毎年贈与された金額のうち、110万円までは税金がかかりませんという制度です。仮に10年間この贈与税の基礎控除の範囲内で財産を移したとすると、1,100万円分税金がかからなくなります。

  相続税対策、相続対策は生きていて、長い期間をかければかけるほど効果的になりますので、しっかり準備をしましょう。

《吉原 健一》
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吉原 健一

よしはらFP事務所 代表FP はがゆい思いをした会計事務所時代、視野が広がったスペイン留学時代、絶対に間違っていると思った保険会社勤務時代を経て、「徹底的にお客様の利益になることのみをする!!」と志、誰でも気軽に無料で相談できるファイナンシャル・プランナー事務所を設立、現在に至る。 ■保有資格   CFP(日本FP協会の国際ライセンス) 1級FP技能士(国家資格)   個人情報保護士  日商簿記検定1級  証券外務員二種   住宅ローンアドバイザー 寄稿者にメッセージを送る

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