1:3つのキャビタルゲイン(譲渡所得)
資産運用には、インカムゲイン(利子・配当・不動産)とキャピタルゲイン(譲渡)の2種類があります。その中で、今回は3つのキャピタルゲインについて。
ギャンブラーは「当たりはずれがある」ゲームを、「鉄火場」で勝負する人で、「情報」が命です。トレーダーは「相手がいる相場」で「勝負」をする人で、「知識」が必要です。インベスターと呼ばれる人たちは市場で掘り出し物を発掘します。市場で「金の卵である企業」を探し、その企業の「成長」を待ちます。
ギャンブラーやトレーダーはゲームとしての面白さがあるため、世の中に浸透しやすいのですが、インベスターは時間もかかり面白みがありません。俗に「マネーゲーム」と呼ばれるのは、ギャンブラーやトレーダーのことをいいます。
2:資産運用の意味
資産運用という漢字を分解してみましょう。
□資産=次+貝+産
1)「貝」という字はお金を表していますので、「資産」とは「次のお金を産むもの」という意味です。
□運用=之+車+ワ+用
2)「之」の部分は「道」=使い道や時間や金額(レベル)を示しています。
3)「車」部分はバランスを意味しています。
車輪の片方だけが大きいと、車はその場でぐるぐると回転するだけで、前に進むことができません。
4)「ワ」の部分はもともと幌馬車のほろを表していて、保護、保有、定期的な管理を示しています。
5)「用」は「使用・活用」の「用」で使うということを示しています。
「運用」とは「使い道を考えてバランスをとりながら、その後に使う」ということです。
結局、図で資産運用をしているのは、インベスターであることがおわかりいただけるでしょう。情報も大切ですが、知識=本当の原理原則を理解した上で、資産運用を行なうことが大切なのです。