マイホームは人生最大の買い物。だからこそ自分たちだけのこだわりある家づくりを実現してみたいものですよね!
無垢の床材にしたい
造作建具をつけたい
キッチンやバスのグレードを上げたい
薪ストーブが欲しい
外構にもこだわりたい
・・・などなど
要望を織り込んでいくと、たちまち“予算300万円オーバー”もあり得る事です!
予算内に収まるよう、こだわるところとそうでないところにメリハリをつけることは大事ですが、妥協はしたくないですよね。
予算がオーバーした場合に「自己資金を増やす」、「借り入れ額を増やす」、「親から援助してもらう」等以外に何かよい方法はないものでしょうか?
住宅FPとしておススメしているのは生命保険の見直しです。
生命保険はマイホームに次いで人生で2番目に高い買い物とも言われ、保険料の支払いは住宅ローン同様に長期にわたるものです。
マイホーム取得前と取得後では生命保険に期待するものも変わるため、住宅取得後のライフプランを検証することで適正な必要保障額が分かり、必要以上に保険に入り過ぎている場合には保険料の節約につながります。
人生に義理人情は大切ですが、義理人情で保険に入っている場合はこの機会に内容をきちんと確認しましょう(笑)
例えば、家計全体で毎月1万円の保険料が節約できたとすると、その節約分を住宅ローンに充てた場合には300万円を借りた時の毎月の返済額に相当します(※)
つまり支払先が保険会社(保険料)から銀行(住宅ローン代)に変わるだけです。家計負担を変えずにマイホームの予算オーバー分を吸収(もしくは予算アップ)することが可能です。
(※)1.81%・35年間で月額9,645円(元利均等返済、毎月払い)
効果的に保険を見直すことは家計にやさしい、こだわりの家づくり実現への近道となります!
ただし、1999年4月1日以前の予定利率2.75%以上の養老保険や終身保険、個人年金などの貯蓄系保険は通称“お宝保険”と呼ばれ、加入時期によっては解約しない方がいい保険もあります。
“貯金”と割りきって継続するのがオトクですが、継続することが難しい場合には解約せず払済保険にすることも一考でしょう。