今日の読売新聞朝刊に、「海外旅行保険」の取材コメントが掲載されているはずなのですが・・・・機会があれば、ご覧になってください。
投資信託をお持ちの方は、お困りのことでしょう。
「5年前に100万円で投資信託を購入したが、この投資でいったいくら儲かったのか、損したのかわからない」
銀行や証券会社から定期定期に送られてくる取引残高報告書をみても、それはわからないのです。
さて、問題です。
Aさんは、5年前に100万円の投資資金で、ある投資信託を購入しました。それは毎月分配型の投資信託で、毎月1万円ずつ、分配金が銀行口座に振り込まれています。現在の投資信託の残高をみると、30万円となっています。
Aさんの損益はいくらでしょう。
答え
{30万円+毎月1万円×(5年×12ヶ月)}-100万円=▲10万円
Aさんが投資の損益を計算するには、この計算を自分でしなければなりません。
・・・・面倒・・・・・
頻繁にはやってられません。
そのわりに、金融機関は、短期で価格が上下する投資信託を積極的に販売しており、買った人は、損益管理をちゃんとする必要があります。そうしないと、売るタイミングを自分で判断することができません。
12月7日の金融審機会の作業部会の最終報告書には、購入した投資信託の損益が購入者にひと目でわかるようにすることが盛り込まれました。定期的に販売会社(銀行や証券会社、郵便局など)が投資家に定期的に通知します。実施時期は、今後決定されるようです。
今世紀に入ってから、ほんとうにたくさんの投資信託が販売されているわりに、顧客が当たり前のように欲しい情報提供の実現には、そうとうな時間がかかります。