いつもこのコラムをご覧いただいているみなさま、新年あけましておめでとうございます!日本は政党が民主から自民へと変わり、円安が進み、アメリカは財政の壁を回避するための法案可決により米国株は大幅上昇しています。
しかしながら、問題が解決されたわけではなく、債務削減のための問題が先送りにされたにすぎません。12月中国非製造業PMIが56.1と11月のPMIの55.6から上昇し、4カ月ぶり高水準となったことで、中国経済の回復が裏付けられました。
さらに12月のインド製造業のPMIも54.7と、前月の53.7から上昇、6カ月ぶりの高水準となっており、前月からの上昇幅も、2012年1月以来最大でした。製造業の活動は再び上向いており、生産ペースが拡大し、新規受注がさらに上向いていくようです。
これらの動きから、今後の運用に及ぶ影響としては、米国債など「安全投資先」からの脱出傾向が強くなり、株式や新興国などのリスク性の高いものへ資金が移動していくことが考えられます。今まで保守的な運用をしていた機関投資家がリスクオンモードになることが予想されるので、今年の投資先も新興国であることには変わりないようですね。
来週からは先週の続きをお話いたします。