昨今、注目されながら2013年度以降、もっと世界中から注目されるであろう国々に、BRICs(ブリックス)、NEXT11(ネクストイレブン)があります。
BRICs(ブリックス)とは、経済発展が著しい、 ブラジル (Brazil)、 ロシア (Russia)、 インド (India)、 中国 (China) の頭文字を合わせた四カ国の総称です。
ネクストイレブン(Next Eleven、略称: N-11; “NEXT11″は日本独自表記)は、米大手投資銀行ゴールドマン・サックスが、2007年の経済予測レポートの中で、BRICsに次ぐ急成長が期待されるとした11の新興経済発展国家群からなり、具体的にはイラン、インドネシア、エジプト、韓国、トルコ、ナイジェリア、パキスタン、バングラデシュ、フィリピン、ベトナム、メキシコが挙げられています。
このNEXT11には、経済が混沌とするこの現況から、ミャンマーなどの新興国が今後、加わる可能性があります。
気になる点があるとしたら、BRICsには完全なる民主主義、資本主義国家が無い点です。経済発展の自由度が国家主導での制限があるのが気になります。昨年まで世界経済を席巻した中国などは、「一人っ子政策」の成功から、人口ピラミッドの形が逆三角形となり、2030年には総人口がインドに抜かれると予想されています。
今、多額の「チャイナマネー」を抱える中国の今年からの動向にも注目です。経済大国として世界から認知されている、USA、日本などが“オールドキング”に成り下がっている状況から考えると、このBRICs、NEXT11の台頭は今後も、十分、理解できることでしょう。今年から、より一層、このBRICs、NEXT11への投資商品が増えていくことが予測できます。
ですが、慎重に慎重を重ねなくてはなりません。なにせ、文化、政治、宗教的な問題が山積みな国家群ですから、投資対象としてクリアするには容易では無いということが言えますから。