またまた!好評につき…「相談してはいけないシリーズ」…今回は…生命保険編について少しお話したいと思います。
今回も、10項目ほど列挙しますが、すべてに当てはまるFPはさすがにいないと思いますが、半分の 5項目以上当てはまるFPには相談しない方が賢明だと思います。
この項目は生命保険に関しての相談ですので住宅ローン、資産運用、ライフプランニングなど保険にあまり関係ない相談は大丈夫?かもしれません。
これらを見分けるにはFP自身のホームページ、電話応対、初回面談などでほぼ確認できると思います。では…
1.学歴、経歴などをオープンにしていないFP
すべてに共通するポイントですね!FPは幅広い知識と人生経験が反映される職業です。学歴、経歴などを隠すことは相談者を欺く第一歩?生命保険についてということはライフプランを相談するわけですから、素性が分からないFPに相談するのはNG
2.初回から有料相談のFP
相談者にとって役に立てるかどうかわからないうちに一方的に有料相談にするのは傲慢 …FPの報酬は手間賃ではありません、お役に立てて初めて評価されるべき
3.生命保険の販売資格を保有していないFP…生命保険の相談はできません…と同然 まず、自らが経験していないことを机上論のみで相談に応じる。生命保険について相談して実行(新規契約、見直し契約)したい方は絶対に相談してはいけないFP、金融商品の中でも特に生命保険商品は日々進化する生き物のようなものの一つです。販売資格を保有し、販売現場にいないと最新の商品詳細情報が得られないということです。
4.保険会社での実務経験がないFP…生命保険協会認定FP以外はNG 保険に関する相談をするうえで保険会社でしっかりと教育を受け、実務経験(最低3年以上) を積んでいるFPが望ましい。よくあるのが、独立系FP事務所開設と同時に手数料目的?だけで保険代理業と兼業…FPのみならず他の士業でも???…生命保険を考える場合、入り口から出口…すなわち、契約から保険金(給付金)支払までのプロセスの経験はないより、あった方が良いですね。
5.少数の保険会社商品を取り扱う保険代理店と兼業しているFP…すべてではありませんが… 保険代理業と兼業は特に問題ありませんが、取り扱い保険会社が5社未満の保険代理業は、自らが取り扱っている生命保険商品ばかり進める可能性がある?…もちろん、こうした保険代理業と兼業しているすべてのFPが悪いとは言わないが、商品選定の選択肢が狭められる危険性があるので注意を要します。大切なのはFPの人間性ですが…
6.保険会社などの支社長クラスと金融、保険業界動向で対等に議論できないFP 金融関係にネットワークを持っていないFPは論外、金融の専門家としての看板を掲げる以上は当然必要
7.保険商品だけを積極的に勧めるFP ライフプラン、社会保険制度などは無視して、保険商品のみの商品説明に終始してしまうFP保険商品を販売する目的でFP資格を取得し、独立開業したFPにありがち…
8.士業とのネットワークがないFP 法人個人問わず、生命保険の加入に際しては税理士などの士業との関わりが必要になる場合があります。こうした士業の役割と標準的な報酬程度はFPとしては常に把握してなければいけません。(HPなどで士業とのネットワークがありますと記載していても具体的な専門家の氏名がないのはNG)
9.FP自身が保険未加入者…本末転倒 FP自身が生命保険の未加入者…こういうことはないと思いますが…いやいや時々こういうFPはいます。自身の保険設計さえできないまたは必要ないと考えているFPに相談しても無駄ですね。もちろん、事情により加入ができない場合は別ですが・・・ 何れにしても相談するFP自身の保険契約内容を聞いてみるのも良いですね。
10.税制などの周辺知識がないFP 生命保険商品によって税務上の取り扱いが相違する場合、また、年度によっては税制が変わる場合がありますので、それらの周辺知識にも十分理解できているFPに相談すべきですね。
独断と偏見で書いてみました。 これから生命保険についての相談をとお考えの方に少しでもお役に立てれば幸いです。