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終身死亡保険は基本的には不必要な保険 遺族年金がある為

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  「いつ死亡したとしても、保険金が支給される保険」それが、「終身死亡保険」です。誰にも等しく、必ず死期は訪れます。したがって、いつかは必ず保険金が支払われる保険です。

  ただ、80歳や90歳になると、死亡は決して「万が一のこと」ではありません。「ぼちぼちやってくるもの。100%の確率で」です。・・・・とすると、これは「保険」と言えるのでしょうか?保険とは発生する確率の低いことが起こった不幸なときのために、みんながお金を出し合って相互扶助をする仕組みです。

  「死亡」には、「万が一と言える時期や年齢」があります。一般的には収入があって、家族があって、子どもがいて、、、、。そんな時期の死亡こそが、保険にとっての「万が一の不幸なできこと」なんですね。

  結論をいうと、終身死亡保険は、基本的には不必要な保険です。

  わが国には、「遺族年金」という国の仕組みもあり、配偶者が亡くなっても一定の金額が遺族に一生涯支給されます。ただし、保険にはさまざまなルールが決められているために、例えば「相続税対策としては終身保険が使える」ようなことになっているのです。

  私たちが支払う保険料を保険会社が運用します。その運用利率のことを「予定利率」といいますが、予定利率が低い時期の保険は、保険を使ってお金を増やすこともできません。したがって、やはり、突き詰めれば、「終身死亡保障」は不要なのです。

《中村 宏》
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中村 宏

中村 宏

株式会社 ワーク・ワークス 代表取締役社長 山口県生まれ。大阪市立大学経済学部卒業後、 株式会社ベネッセコーポレーションに勤務。2003年にファイナンシャルプランナーとして独立し、 FPオフィス ワーク・ワークス を設立。「お客様の『お金の心配』を解消し、自信と希望にかえる!」をモットーに、個人相談、セミナー講師、雑誌取材、執筆・寄稿等を行っています。 個人相談件数は1,000件超。 無料のメールマガジン『生活マネー ミニ講座』(平日毎日)配信中。 登録はこちら → http://www.mag2.com/m/0000113875.html ・ファイナンシャル・プランナー(CFP(R)) ・住宅ローンアドバイザー 寄稿者にメッセージを送る

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